見出し画像

私たちは、老いるからこそ美しい

書く習慣1ヶ月チャレンジ3日目。
今日のテーマは「今1番やりたいこと」

私の実家には、今年5月で17歳を迎えた愛犬がいる👏💕
犬でこの歳まで生きていれば立派なご長寿犬だ。

パピヨン♂ チャイくん(17)

チャイはとても穏やかで優しい性格だと思う。
手からおやつをあげても絶対に噛まないし、どこを触っても怒らない。
舌が少し長くて、いつもしまいきれずにチョロっと出てしまうところがチャームポイントだ。

家族でペットショップに見に行ったとき、チャイはブルブル小刻みに震えていた。
怯えていたのか寒かったのか…おそらく前者だろう。
それでもチャイに決めた理由は、めちゃくちゃ顔がイケメン風だったから。笑
「イケメンだから、この子にしない?」という、お母さんの一言が決め手になった。

チャイは最初こそブルブルしていたけれど、家に来るとすぐに馴染んでくれた。
あの日から17年。10歳だった私は来月27歳になる。
人生の半分以上の時間を共に過ごしてきた、大切な存在だ。

今はもう両目は白内障で白く濁り、多分あまり見えていないものだから段差につまづくと転んでしまう。
耳も聞こえにくくなり、腰も曲がって、大好きだった散歩も今は庭に出る程度。
失禁してしまうので、常時オムツを装着している。

オムツ装着中のチャイくん(17)

家ではよく、何度も同じ場所をウロウロ歩き回って、壁に触れるまで少しずつ歩み続ける。
それ以上進めないことが分かると、道を確認するみたいにまた別の方向に歩み始める。

これは徘徊…?もしやせん妄?高齢者みたいだ。
でも性格は変わらず穏やかで、夜鳴きなどもない。

生物が老いるのは当たり前だけど、やっぱり悲しい。
自分にとって大事な存在が老いていく変化を受け入れるのは、正直しんどい。
でもそれ以上に、これまで共に過ごした時間は、生物が変化するからこそ尊く愛おしいものであるし、何にも代え難いものであるとも、思うのだ。
枯れるからこそ美しい、花束みたいに。

とは言っても、これは人の認識であって、チャイ自身がどう思っているのかは永遠の謎である。
チャイにとっての人生が、幸せなものであってほしいと願うばかりだ。
どうか、できることならずっと元気で。

今1番やりたいことは、チャイに会うこと。
そろそろまたチャイに会いに、実家に帰りたいなと思うこの頃。

今週末帰ろうと思ったけど、台風が来ると聞いたから悩むなぁ。おわり。

#書く習慣1ヶ月チャレンジ
#Day3  #今1番やりたいこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?