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コンセプトメイキング 最終

まだ少し本当に展示が終わったのか実感が湧いてこないです。
先月時点では「本当に製作が間に合うのか?良いものが出来上がるのか?」と不安と焦りが混ざり合った気持ちで一杯でしたが、いざ展示当日が近づくにつれてなんとか形になる様を感じられて安堵しました。

この授業の前半、3Q部分は9月末のコロナ罹患による後遺症で出席すらできず、それを挽回しようと作業により力を入れて臨みました。
授業を通して学んだこととしてはやはり最後の展示に関する部分が多くを占めており、AIを使った作品や技術への見方が変化したのが大きいと思います。どうしてもAI画像生成をはじめとする作品には漠然とした抵抗感を抱いていたのですが、今思えばそれが誰でも容易に高クオリティのものを作ることができるといった認識の上に出来上がっていたのだと思います。
今回B級映画のポスターをMidjourneyで出力する際に自分の作りたいものをプロンプトに落とし込んでそれが意図した通りに生成されることの難しさをひしひしと実感しました。
また卒制にも繋がることとして卒業写真用のボードを作ったのもとても良い経験になったと思います。
前期のゲームプロジェクトでもチーム制作を経験していましたが、期間は約半年間、作品に関わる人数は6人ほどでタスク管理なども主だってしていたのはチームのリーダーのみだったため、今回の製作にはタスクの洗い出しや話し合いの際によりスムーズに作業をするために順序立てて考えることを意識させられました。
昨日の最後にシモダ先生が仰っていたように、一番楽しいのは構想段階で方向性や作るものを膨らませているときでそれもより大きいものを作ろうと道中の労力をあまり深く考えることなく練ってしまうというのは前期でもこの授業でも同じことが言えたと思います。
その上でいい塩梅に品質と予定、そこにかかる時間などを加味していい落とし所を早い段階で見つけて作業に取り掛かることが非常に重要であると思います。後々余った時間でブラッシュアップしていき変更する方が、皮算用で大きく見積もった状態からランクダウンさせていくよりも出来上がるものとしても作る側の認識としても良いのだと思います。
そして手持ち無沙汰になってしまう人が多くならないように「誰が何を担当しているのか」「全体から見て人手が必要なところはどこか」「作ろうとしている作品や展示の意図などから離れ過ぎていないか」などといったものを大事にし、コミュニケーションを疎かにしないことも非常に重要なことであると思いました。

【自分が展示で担当したこと】
・B級映画の人物や車両などのAI画像生成
・B級映画の実写用のモデル(不採用)と補助
・卒業写真用のボード製作
・展示で足りない小物の買い出しや設置
・設営、撤収

【反省点や改善点などの気づき】

先ほど反省点や改善点もある程度飽きてしまったのですが、その上で思い当たる部分を重複するかもしれませんが書き出したいと思います。

・コミュニケーション
前述の通り「今誰が何をしていて何をしないといけないのか」ということが分からず持て余している時間が多々あったように思えます。
それだけでなく全体の管理をしている人や他チームにも参加している人の分のタスクが膨れている一方で、一部の人はタスクを全て消化してしまっているアンバランスな状況もあったため、その分散する意味でももっと自分にもできることを聞くべきであったと思います。
・展示の誘導
共用スペースでもあるため大声で呼び込むわけにはいきませんが、それでも「この展示は入っていいのか?」と疑問を抱かせることなく訪れてもらえるような環境にできればよかったです。入り口ももう少しわかりやすくすればまだ入りやすかったかと思います。
1日目の途中から導入しましたがアンケートの実施も早い段階で気づくべきでした。またパンフレットやキャプションの紙なども気軽に取ってもらえるようにすることも最初頭から抜けており、お客さんの様子を見て途中から「このままだと取っていいものかわからないのではないか?」ということに気づきました。
もっと早い段階でこちらの意図が相手にも汲み取ってもらえるような配置や説明をしたかったです。
・アンケートの案内
結果的に6件ご回答いただけましたがより周知したかったのと、もっと気軽に回答してもらえるようなアンケート内容や方法を取りたかったです。


最後になりますが特に展示に関わる制作や設営などでとても良い経験を得ることができたと思います。
一回シモダ先生と飲みに行ってみたかったです。
短い間でしたが本当にありがとうございました。


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