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『溢れる思いに涙して…』

11月に入り、はるかも少しずつクリスマスの準備が始まった。

何気ない空間に、赤や緑の差し色が入ると、そこはまさに、
クリスマス一色となる🎅

今日は、大きなクリスマスツリーが2台運び込まれ、
お客様と一緒に飾り付けを行った。



白く雪化粧に飾られた葉っぱをみて、
『これは薬で焼げで白ぐなってしまったんんだなぁ~!
まったぐ、まったぐ!』と言いながら、

まさか、雪化粧した葉っぱの飾りだとはつゆ知らず、もみの木の葉が農薬による薬焼けと信じてやまない、小林晃こと小林ぱぱ。

赤や緑のボンボンを持って、ニッコリにこにこいい顔です☺オードリーさんと一緒に、ツリーの飾りつけに真剣な表情!


私はこれまで、お客様やご家族様を思う、その自分の思いを支えに、今日まで介護の仕事を踏ん張ってきたような気がする。こと、

はるかに関しては、開設前からいろいろと大変なことが多く、会議や研修では、油断するとすぐに涙がこぼれ、大変なことになっていた。


決して悲しくて泣いているのではない。思いが溢れてきて、どうにも止められなくなるのだ。

やるせなさと、自分のいたらなさと、不甲斐なさと、不安 …弱い自分満載で、どうにも情けない。

それでも、一人でも多くの困っているお客様を助けたい、その一心で頑張ってきた。


そう…そう言えば、今期の方針発表会での、在宅ホスピスの発表の時も、発表の文章を読んでいる内に涙が溢れてきて、

鼻水も溢れてきて、大変みっともないことになったのを記憶している。


介護や看護などの対人援助と言われる仕事は、成功も失敗も相手(お客様)次第。自分がどう考えたかも大事だが、

それを相手がどう捉えたか?どう考えたか?どう感じたか?そこが肝になる。世の中で正しいと思われている内容でも、目の前のお客様がご立腹ならば、それは間違いだし、

修正が必要なのだ。そう…正しいは、時に正しくはない。


審判を下すのは、お客様なのだ。


ここ、はるかには、既に余命宣告を受けているお客様が、何人もいらっしゃる。

残された人生を出来るだけ充実したものにしたいと希望され、皆さんここをお選びいただいている。

人生最期のおうちとして、私たちの役割は果たせているのだろうか?尊厳をもった対応が出来ているのだろうか? (;_:) …思いは伝わっているのだろうか?

この溢れんばかりの思いは、お客様に届いているのだろうか?私たちの自己満足になっていないだろうか?

毎日、これで良しということはない。だからこそ、このゆるぎない思いを力に変えて、一歩一歩前に進んでいる。


いや!一歩進んで二歩下がっているのかもしれない(笑)


本当にちっぽけで、力も何もない私だけど、ここにいるお客様を思えば、どんな大変なことも乗り超えていける、

そんな気がする。そう、だからこそ私は今ここに立っている。


世の中の常識や、流行り廃りに惑わされることなく、ご縁あって、はるかにご入居いただいたお客様には、

どんな時も寄り添い、共に笑い共に泣き、絶対に迷子にすることはしない。


元気に過ごせるホスピスというキャッチフレーズも、今のはるかではリアルである。

こんなことを言うと、「そんなのホスピスじゃない!」とおっしゃる方がいるかもしれない。

でもいいんです!これがはるかなんです!


ターミナル期のお客様はもちろんのこと、その中でも認知症状の顕著なお客様も多くいらっしゃる。

毎日、歩行訓練をしながら生活の質を確実にアップされているお客様もいらっしゃる。それぞれの病気も違えば、症状も違う。

環境も違うし、性格も違う。もっと言うならば、生きる気力も違う。


そんな、違いだらけの12名のお客様、お一人お一人の人生を背負って…私たち、これからも、たくさんのことを学び、吸収し、成長し続けます。

そして、いつかきっと、地域の皆さまに貢献できる、選んでいただける在宅ホスピスになることを、お約束致します。


今週は、何だか決意表明⁈のような内容になってしまいましたが、

皆さまに思いをお伝えすることができて、ますます頑張ります(*´▽`*)🌈🍀… 🌙

 

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