見出し画像

ナカガワ式人形エルフ解説


初めまして!
関西大阪メインでシャドウバースエボルヴをプレイしているナカガワと申します!

約4ヶ月近く触ってきた【人形エルフ】についての徹底解説です!
自分が使った記録を残すという意味でも初のノートを書いてみました!
全文無料の投げ銭方式なので安心して最後まで読んでくれると嬉しいです

環境も終わりかけなので今更感もあるかもしれません
人形カードそれぞれの能力・デッキ構築からプレイング・マリガン基準、クラスごとの対面のコツなどが伝授できたらなと思います!
次弾でも戦えそうなので読んで損はない内容にできたかなと思っています


〜光影の二重奏環境のCS実績〜
人形エルフ個人優勝2回
人形エルフトリオ優勝
人形スペルエルフベスト8
吸血鬼ナイトメア準優勝



人形エルフとは&各種カード紹介

何も知らない方でもわかるよう人形エルフのカード解説です
知っている方は<<目次から飛ばしてください

【人形エルフ】とは<操り人形>を駆使して盤面を管理するデッキです
人形だけではなく、<アナスタシア>や小さな勇士スクナ>といった元々🍃エルフに存在するパワーの高いカードとの相性が抜群なことも相まって強力なデッキとなっています
前弾の次元混沌環境では猛威を振るい、確実にtier1でした

まずは簡単にそれぞれの効果について軽くご紹介

まずは軸である<操り人形トークン>です
【人形エルフ】はカード能力によって操り人形を場やEXに枚数管理しながら、強力な盤面を作るコンボデッキになっています

<ジャンク>や<人形の支配者・リーアム>
これらを中心にEXエリアに人形を生成するカードで序盤はバトルします
トークンに[突進]がついているので、縦置き以外の盤面処理に小回りが効くのも特徴ですね!

そしてエース兼序盤の牽制フォロワーである<人形の少女オーキス>
先手なら4pp、後手なら3ppでの進化が可能
人形2体と自身の3.3スタッツによる盤面処理の上、0コスト2.4守護のロイドが強力です
このカードの存在により、相手の先行3ppでの自分への攻撃を躊躇させられます

そして墓場の人形カードが3枚の条件を満たすと<復讐の人形・オーキス>への進化が可能になります
僕はオーキス裏進化と呼んでいます

後攻はEPポイント3つが与えられるので、後なら最速で6ppでの進化が可能
オーキス進化ターンに相手の体力を8まで削っていれば、オーキスラインのリーサルが見えます

そして人形エルフでおそらく最重要の<心無き決闘>ですね
EXエリアの操り人形をロイドとヴィクトリアというトークンに変化させるカードです
ロイドとヴィクトリアはそれぞれ0コストであるため、エルフにおけるコンボ稼ぎや回復、盤面処理とエボルヴに必要なほぼ全ての役割を満たすことが可能です
ただ、このカードの存在が人形エルフを難しくしている原因でもあります


さらに、ヴィクトリアについては<殺戮の人形ツヴァイ>でも用意することができます

このカードを使用してしまうとEXエリアの操り人形が奇数になってしまうため、手札次第では<心無き決闘>が発動できない場面がありますので、出すかどうかは少し考える必要があります
つまりはヴィクトリアの使い道でかなりプレイングが出ます
ヴィクトリアは指定攻撃があるので、エボルヴで強いフォロワーの縦置き(攻撃せずにそのままスタンドした状態)を処理するのが主な役割です

操り人形の生成が奇数になる問題は、1体のみ生成する<すり替わり><フラワー・ドール>を採用することで調整が可能です
この2種に関しては生成枚数が少なく、複数手札にきても活躍の場が少なくなる可能性があるので、2〜3枚の採用が多いです
フラワードールに関しては採用なしの場合もありましたが、最終的には必須だと思っています

そして人形エルフの強力なフィニッシャー
<復讐の人形遣いノア>です
このカードはアプリ版ネメシスクラスで猛威を振るっていたのを覚えてます
このカードも先行なら最速7pp、後攻ではEPと合わせて6pp進化することが可能であり、あらかじめ人形を2枚準備しておけば自身の効果での生成と合わせて人形を4体場に出してリーダーに8点疾走が可能です

また、このカードの強い点はそれだけではなく、序盤に生成したヴィクトリアやロイドも<操り人形>として扱うため、5ppでノアを場に出しヴィクトリアロイドを出してリーダーに8点疾走+3.6のノア縦置き、トークンの能力で1ドロー2回復という脅威のアドバンテージを生み出します

人形のカードはこんなものですね
次は人形の関連カード以外の必須カードについてです

エルフの中でも1.2を争うインチキカードの<アナスタシア>です
5コストですが、自身の効果で4pp回復するので実質1コストである化け物です
さらには自分の場を全体+1.1する効果もあるため非常に強力
0コストトークンを絡めることで、コスト度外視の展開ができます

そして盤面作り+リーダー打点としての<小さな勇士・スクナ>
スクナは後攻1ppで進化することも多いですね
1ターン目から2点疾走は魅力的です
小粒で展開する場合の筆頭候補にもなりえます
アナスタシアとくっつくことで、ありえないパワーを発揮します
後の調べやネルシャ、アナスタシアを絡めることでリーダーに対して7.8点疾走を叩き出すことが可能です

たしか僕の最高記録は11点疾走です(笑

<妖精の調べ><オシャレ女王・ネルシャ>を採用または両方採用することで盤面制圧力の数値が上がります
この2枚については相互互換であり、どちらもメリットデメリットがあるので環境やデッキの構築に合わせて採用します

それぞれのメリット・デメリット
ネルシャ:1体のみの数値を上げるため疾走打点が増えるが、盤面が5体埋まっていると使用できない、コンボ3で相手の盤面に干渉できる
調べ:全体を強化し盤面が埋まっていても使用できるが、ネルシャのように2ppなどで場に出すことができない、スペルなのでエルフスペルをデッキから加えられる能力で持ってくることができる(ポーラ・スピネなど)

個人的には調べネルシャ2:2採用が丸いんじゃないかと思ってます
他に優先したいカードがある場合はネルシャから枚数を減らします


アナスタシアとくっつくことで強いスペルも採用
コンボ稼ぎながらアナスタシアと合わせればppを使わない<女神の朝焼け>
ジャンクなどの生成カードや、一度場に出したカードを使い回しできる<自然の導き>

とくに自然の導きは盤面ロックされた状態(場にフォロワーが5体)を解除するのに使用することも多いです

朝焼けを採用しない構築もかなり見かけるのですが、個人的には1ppで知恵の光的な運用をして再現性を向上できるので不採用はないと思っています
とはいえ1枚採用だとあんまりいれる意味がないので2〜3枚採用ですね

自然の導きは面ロック解除+コンボ稼ぎの再展開の起点になるので、2〜3枚採用したいです
ただ、1コストで戻して強いカードがジャンクくらいしかないので、3枚は個人的に事故率も上がると思っているので、僕は2枚採用がメインです
正直環境次第では3採用が強いカードなので、誤差の範囲かなとも思います

これで採用必須のカードは紹介できたかなと思います
ここからは具体的な戦術解説していきます



デッキの必須カード

上のリストが、現在の人形における確定必須カード30枚だと思っています
残りメイン10枚、エボルヴ4枚に何を採用するかが重要です

僕は上のリストに加えて女神の朝焼け2枚を確定で採用

そしてデッキパワーの底上げとして必須だと思うカード

<愛の妖精・ポーラ>ですね
たまにこのカードを採用しない構築も見かけますが、様々なクラスと当たるCSにおいてはこのカードは個人的に必須カードだと思っています
ノアがいる状態で赤いポーラに進化すると操り人形系トークンの複数回攻撃が可能になります
アミュレットビショップ対面などではノアからのヴィクトリア複数でのワンショットを狙うことも多いのでかなり役に立ちます
また、再現性を高めるという意味でも
1ppジャンク→2何か→3でポーラ出して緑進化
決闘を持ってきて4ppで決闘発動などが可能です
2〜3は採用したいカードですね
このカードを採用しない場合は必ず自然の導きは3枚いれておきましょう




人形エルフのプレイングの考え方

4/09CSでの7-0優勝レシピ


【人形エルフ】を使っていると、「コンボカード全部持ってるだけじゃん」とか言われがちなのですが、「全部持っているように見える手札の最善手を打つように常に意識している」のでそりゃそうです

ただ、確かに人形エルフは手札が噛み合えば圧倒的理不尽展開で相手を轢き倒すことが可能で相性差を覆すパワーがあり、そもそも人形エルフの強みはそこだと思っています!

人形エルフ展開パターンの切り替え

基本的な立ち回りですが、大きく分けて展開パターン4つを切り替えてバトルしていると考えています

・アナスタシア制圧
・ノア展開
・小粒展開(その他雑多カードでの面制圧)
・復讐オーキス進化

このパターンから手札と相談しながらリーサルパターンのどれが最善手かを考えて立ち回ります

ちょっとわかりづらいので例に出します

・初手[ジャンク・決闘・フラワードール・ノア]
この4枚の先行だとします
「今の所はノアを出して決闘で生成したロイドヴィクトリアを疾走させようかな」
「1ppジャンクを出しました」

しかし、次のドローがアナスタシアだった場合はどうでしょうか?
2PP:[決闘・ノア・フラワードール・アナスタシア]
ここでプラン切り替えを検討
「先行で強い動きはアナスタシアになるので、ここからはアナスタシアプランとして手札を動かそうか」
「どちらにせよフラワードール→決闘の流れになりそう、フラワードール」

次のドローがスクナでした
3pp:[決闘ノア・アナスタシア・スクナ]
「心無き決闘トークン生成、ジャンクフラワードールは相手リーダー攻撃」
いよいよアナスタシア展開がメインになりそうか?

次のドローが妖精の調べでした
4PP:[アナスタシア・妖精の調べ・ノア・スクナ]
ここでパターンの切り替えが起こります

小粒展開プランへ
4pp出せるカードがないので、さすがにターンはパスできません
妖精の調べとロイドを絡めてスクナを疾走させたほうが強力です
特に、序盤に出したジャンクやフラワードールなど盤面が残っている場合は確実に妖精の調べをした方が数値が上がります
もし相手の場に4/4の強力な進化フォロワーなどがいる場合はヴィクトリアは処理に使います
(現環境ならケリドウェンやヴァンピィ)
また、ヴィクトリアからカードを使う場合、ドローがあるのでそこでさらに展開の再検討が入ります
「4ppスクナ・ヴィクトリア・ロイド・妖精の調べで全バフかけてスクナ進化4/4疾走、ヴィクトリアで盤面処理)
処理するカードがなければヴィクトリアは出さずにロイドスクナ調べのコンボ3で疾走しましょう

5pp[ノア・アナスタシア・何か2枚]
ヴィクトリアのドローや通常ドローで手札が2枚ほど増強されているため、
「アナスタシア面制圧」
「ノアリーサル」のどちらかを取ります


切り替えはざっくり言うと上記のイメージです
もちろん、他のデッキでもプランは切り替えながらバトルするのが基本ですが、手札とドロー・トークンの有無・出し方に加えて常に最善のパターンの切り替えなどトップクラスにその頻度が高いデッキなのかなと思います

とくに難しいのが小粒展開
スクナはわりとアナスタシアとばっかりくっつくと思われがちですが、全然そうじゃない展開の場合も多いです
5ppロイドジャンク→人形人形右スクナコンボ5で進化5.5点疾走なんて展開もありました

とはいえ、さすがに試合中にパターン云々の切り替えをずっと考えているわけではなく、慣れで動かせるようにはなるので、使い始めの最初のほうは軽く意識しておくことが大事です!

また、この切り替えの判断がさらに難しいのが後攻です
後攻の場合は進化PPが3つ与えられますので、ノアとオーキスの最速進化ターンが1早くなります
したがって、後手の場合はノア・オーキス展開を中心に立ち回ることも多いです
特に、後手6ノア、後手7オーキスが非常に強力で、復讐のオーキスを後手7ppでep込みで進化するとPPが1余るので、自身の人形生成+EXの人形も含めれば10点まで叩き出すことができます
後ろにヴィクトリアが存在する場合は12点までリーダーダメージを飛ばしたりなんて荒技もあります

後攻ep管理も重要なので、バカスカ安易に進化しまくらないように注意が必要です
そして、人形エルフで絶対にやってはいけないのが、目先のフォロワーの処理ばかりに気を取られてリーダーを詰めないのは本当に勝てないので強気で攻めましょう

基本的に受けの姿勢に走ると勝てるデッキではないので、常に相手のリーダーの体力を全力で0にする方法を考える。そんなデッキです

そう言う意味ではコントロール系のデッキが好きな人は苦手なデッキタイプかも? 


環境での立ち位置と各対策

環境デッキに対しての相性を見ていきましょう

僕が考えている環境の相性
秘術ウィッチ 五分五分〜微不利
吸血鬼ナイトメア 五分五分~微有利
アミュビショ 五分五分
白黒ロイヤル 五分五分
※相性は諸説ある

人によっては白黒ロイヤルも不利に感じるかもしれませんね
少しのミスだけで秘術対面は絶対に負けるので、人形エルフの使い手が減っているのもそれが大きいと思います
ただ、人形エルフは構築の幅がわりと広いので、対策カードの採用や構築バランスを調整することで対応できると思っています
4月10日時点ではほぼすべての対面に五分五分で戦えると思っています

・秘術対面の対策&立ち回り


ここからは秘術対面での立ち回りとプレイング・構築についてお話します

秘術対面で意識すべきことはファウスト着地ターンである5ppまでの準備ですね
ファウストが処理できない場合ほぼ負けに直結します
とはいえ人形は基本引いたカードでバトルするデッキなのでバトル前の構築段階で勝負が始まっています
環境シェア1位の秘術対策は確実に必須ですね

秘術を意識した対策カード



<蔦の魔弾>
かなり使い勝手は良いと思います
先5ファウストや先3.4のエンシェントアルケミストなどを処理できるかどうかが勝負の境目になります
このカードの採用で少しでもそれらをなくそうという魂胆です
このカードを採用する場合はスピネもいっしょに採用するとコンボ3を達成しやすいので強力ですね
スピネに関しては、択がさらに広がりプレイングがかなり求められるカードです

進化すると相手のフォロワーをデッキボトムへ

秘術対策カードというと<クリスタリアリリィ>はしばらくは採用していましたし、必須とまで思っていました
しかし、ライリー・エンシェントアルケミストあたりをデッキ下に戻しても2枚目を使われるとあまり意味をなさない+後手のEP合わせても3pp使うのでコストが重いです

秘術の強力なエースフォロワー


また、先行だと4pp使ってしまうので、先4で相手のライリーを戻してもそのあとケリドウェンで生成される<刹那の薬>(相手のフォロワーに4ダメージ・リーダーに2ダメージ)で除去されてしまいます

上記のデメリットを加味してもクリスタリアリリィ自体は正直秘術対面だとかなり強いカードなんですが、それ以外の対面が微妙・・・
単体をデッキボトム(一番下)に戻すため、たくさんフォロワーを展開する吸血鬼やロイヤルなどに対してあまり強いカードではありません

しかし、単体除去で完全にゲームに関わらせない効果は非常に強力なので、環境次第では採用は必須になると思います

先行後攻とマリガン
先行と後攻で動きとマリガン基準少し変わります

先手の場合
人形生成であるジャンクリーアム最優先
ジャンクがなくてもリーアム+人形生成があればキープ
フラワードール+ツヴァイ等はキープ
(ヴィクトリア生成はわりと優先度高め、先3でケリドウェンと処理できる札を先に用意)

後手の場合
オーキスとスクナ・人形生成カードを優先
後手の場合はスクナ・オーキス・フラワードールノアなどの手札でギリキープ
アナスタシアは人形生成+決闘など明らかに強いハンドじゃない限りは後手なら入れ替え
ヴィクトリア生成できる場合はアナスタシアで先5ファウストを処理しながら面展開できるのでキープも候補

秘術対面でよく使うテクニック

・後手1スクナパンチ
後手1ppはスクナを1ppで出せるとリーダーに2点、そのあとは獣面の魔術師の能力を使わせたり、炎熱を吐かせたりすることが可能なので殴る
※ここで殴らないと秘術とのダメージレースにおいつかない場合もある

・ヴィクトリアのトークンの切り方
決闘やツヴァイで生成しておくと秘術対面がやりやすくなるが、ファウストが単体で処理できない点は注意。
先行3ターン目のライリーの処理にヴィクトリアは使わず、その先で出てくるケリドウェンの処理を優先する
ここで3点ダメージをライリーから受けるのが怖くてライリーにヴィクトリアを使ってしまうと、そのあとのケリドウェンが取れないので負けに繋がります

・ロイドの切り方 
ロイドは0コスト2/4の2回復と強いですが、秘術相手だとすぐに除去されてしまいます
なので、妖精の調べやアナスタシアのバフが期待できるタイミングで出します
もしくは、序盤の相手の動きが弱く確実にロイドもしくはその横にいるフォロワーが処理されず生き残ると判断できる場合や、コンボでスクナ疾走につながる場合は出しても大丈夫です


・吸血鬼対面の対策カード&立ち回り

吸血鬼ナイトメアは1コスト1.1のコウモリトークンを並べて盤面のアグロ制圧、ヴァンピィの疾走やクドラクでのロングゲームも可能としたオールレンジデッキです

基本的にアナスタシア盤面は返されないことがほとんどなので、デッキ相性的には人形が有利
しかし、アグロムーブをされた場合の対抗策がないため、そこは対策必須にはなるのかなと思います

対策カード:<アーチャー>

アーチャーは場にフォロワーが出れば1点、進化すればさらにもう1点を振れるため、フォレストバットなどの除去が簡単になります
吸血鬼側はこのカードの処理に手間取るためわりと有利にゲームを進められます
というかアーチャーを採用することで相性差がひっくり返ります
また、進化すると1体ではなく2体まで割り振れるのも魅力ですね

吸血鬼側は僕の知る限りでは2PPでこいつを処理できるカードは<宵の吸血鬼ヴァーニア>(コウモリを墓場に送り相手フォロワーに4ダメージ)か、<夢のささやき>(コスト3以下のフォロワー破壊)しかないと思っています

盤面に4点+1ドローか2ダメージ2回復1ドロー
コスト3以下を破壊するクイック


アーチャーにその2枚を吐かせた場合もこちらにアドバンテージしかないのでいいことしかないですね
とくに<夢のささやき>はオーキスの処理で構えられると少しめんどくさいので序盤で切らせると後々楽になります

しかし、「アーチャーだと秘術に対してなんとも言えない展開になることも多いため、地域環境に合わせた採用が必要です」
以前までは吸血鬼一点特化のメタフォロワーだったのですが、実はこいつ、秘術対面でもかなり強かったです

ヴィクトリア+アーチャーで1点+4点で血統の王やファウストの処理ができますし、体力4は吸血鬼や秘術側からするとわりと処理が難しいですね
妖精の調べでバフが乗るといよいよ手がつけられなくなります

アーチャー進化+ロイドヴィクトリア調べみたいな展開を5PPで行うことで、疑似アナスタシアみたいな盤面を作りつつ相手の盤面が崩壊していくので神です

対策カード:全体1点スペル
<エルフの弓術>
<エンジェルバレッジ>


エルフの弓術のほうは、ポーラの緑進化時能力で手札に加えられるのも魅力ですね
アーチャーとの1番の違いはコスト1スペルのためアナスタシアのコンボ稼ぎに利用できる点です
互換としてエンジェルバレッジの採用も検討できます。全体に1点与えられるスペルで、クイックなのが1番の魅力です
また、弓術やバレッジ両方にも言えるのですが、アーチャーのような運用でヴィクトリアと合わせて体力5のフォロワーを意識して処理することが可能です
血統の王と蝙蝠を一網打尽にできますね
決闘の王やファウストなど体力5のフォロワーの処理が苦手なデッキなためその対抗策はやはり用意しておきたいところ。

マリガン基準

先行の場合
やはり人形生成キープが最強
バレッジ/弓術/アーチャーあれば全力キープ


後手の場合
オーキス+1.2コストの動きがあればキープです
また吸血鬼相手でも初手スクナパンチは有効だと思っているので、可能な場合は積極的に攻撃しましょう!

吸血鬼対面は基本的にアグロムーブが一番脅威であるため早期決着しないと、クドラクやローズクィーンまで戦線維持されるとかなりキツくなります
盤面制圧(小粒展開、アナスタシア制圧)を中心に立ち回りましょう



他のクラスに対しては、メタを張るほど環境にいるわけではないので、プレイングでカバーできる範囲だと思います

軽く解説だけ載せておきます

VS白黒ロイヤル
吸血鬼と同じくアグロムーブが脅威なので、基本的には吸血鬼対面と注意点はさほど変わりません
アーチャー採用後はわりと楽にバトルできました
序盤多少殴られても耐えて、人形生成からの展開を目指します
オーキスでわりとロイドを置かせてくれるのでありがたく展開していきましょう

VSアミュレットビショップ
正直一番環境できつい対面です!
アナスタシアプランはテミス、オーキスプランは相手のフォロワーが出てこないので、人形エルフのパターンが崩壊します
ノア+ポーラでのヴィクトリア使い回しでの疾走や、4ppでの小粒展開でしかリーサルが取れなくなります
ごく稀にケリュネイアが現れてオーキスプランが息を吹き返す可能性があるのでその隙の糸は絶対に掴みましょう
ブローディアターン以降は常に盤面に4.5体並べるくらいの気持ちで面制圧ができれば勝ちが見えます



構築パターン紹介

前期の環境での構築


まずは前期環境の使っていた構築から変更していきます
発売日は秘術は強いとは思ってましたが
「まさかここまでとはな・・・」というのが僕の正直な感想でした

3/10.15CS優勝人形エルフ

そしてこれが3月10日にCS優勝した人形エルフの構築になります 
また数日後にあったトリオCSでも全く同じ構築で優勝しています

前期との相違点

・フィーナが不採用
フィーナはF能力で相手の1コストを破壊したり、自分のデッキの上から5枚を捲って1コストを加えることが可能です
今期には獣面の魔術師で簡単に処理されてしまう&前期の人形ミラーや侮蔑のように破壊したい1コストが出てこないことが理由で不採用です

・フラワードール不採用
正直公認で使っているとフラワードールの感触がかなり微妙だったのでこのCSでは不採用にし人形1枚生成はすり替わり3投に切り替え。のちに結局採用復帰するので理由は後述。

・ポーラ採用
フラワードールとリリィとポーラで進化枠が喧嘩
脳内話し合いの結果フラワードールを不採用になり、ポーラを3投。上振れの象徴みたいなカードなので秘術対面上振れ勝利を拾うためにも3枚採用。


・女神の朝焼け2枚採用
により、アナスタシアターンに先行でスクナ疾走を目指したい+手札に2枚くると2枚目以降はアナスタシアとくっつかないと発動する余裕がなくなり手札の質が下がるため3ではなく2。

・ネルシャの調べの枚数
これは上でもお話しましたが、互換カードかつ極力2枚被りを防ぎたいので2:2
この大会の2日前までは調べ3のネルシャ1でしたが、どうしても調べがダブついて事故を起こしたりすることもあったので2に減らし互換であるネルシャを2採用へ

・クリスタリア・リリィ
秘術対策になると思っていたけど3入れると他の対面では腐ってしまうことも多い、腐るというよりも出すタイミングが少ないのほうが正しいかもしれません
最終的に不採用になるので、この時点で少しずつ枚数が減っていることがわかります

すり替わり
秘術対面でのライリーや吸血鬼でのヴァンピィなど対象カードがかなり多いためこのカードを3枚採用、人形生成カードが少ない悩みが発生するのはデメリットです
ライリーやヴァンピィをストップできるのは強力なので確実に採用はしたいですね


人形エルフの結論

おそらくみなさんが一番気になるのが現状での一番強いレシピだと思います
さきほどの優勝レシピは上振れ値はかなり高いのですが、人形生成カードが少ないのが弱点なので、それが引けないバトルはほぼ負けになるのが難点でした
それから構築を改良した結果が4/09のCSで3回目の優勝レシピになります



僕の中での今期の人形エルフにおけるこの時点での解答構築になったと思っています

採用カードの理由

先ほどお話ししましたが、本当にガチで<アーチャー>が強すぎます
ただ、3枚いれると邪魔になる場面も・・・
その結果、妖精の調べは最初は3にしてネルシャなしだったものを、ネルシャは妖精の調べとアーチャーの中間地点のような働きが期待できるので、両方の3枚目として1枚採用に変更しています
アーチャーを採用することで吸血鬼対策のついでに白黒ロイヤルもメタれるので入れ得。

・フラワードール3
愛の妖精ポーラについては主にアミュビショや狩人エルフなどのデッキ相手で一番真価を発揮するカードなので、3枚はいらないと思い2に変更
代わりにフラワードールを3に変更
やはり人形生成カードが大いに越したことはないと思います

人形エルフの採用枚数の好き嫌いはわりと人によってあると思うので、個人的に使えるなと思った構築レシピのパターンをいくつかご紹介しその特徴を載せておきます


1:処理+安定のバレッジ採用

こちらの構築は自然の導きを減らし、処理カードであるエンジェルバレッジを採用
全体処理ができるため吸血鬼ナイトメアに少し有利かも。

また、クリスタリアリリィを不採用としてドールとすり替わりを2にすることで安定した対面が可能です
バレッジ2か弓術2、もしくは1:1採用も考慮してよいと思います
弓術の場合はさらにロイヤル対面での処理が可能になるため白黒ロイヤルが多い地域ならそちらも検討できます

2:蔦の魔弾採用

こちらは蔦の魔弾入りです
上でも説明しましたが、秘術におけるファウストや血統の王などの高スタッツ(主に5以上)処理できるのは人形エルフでは難しい場合があるので重宝します
[コンボ3]で相手のリーダーに3ダメージを与えられる点も優秀
こちらのレシピは、CSではないですが公認大会4-0で優勝できたレシピなのでそこそこ使いやすいと思いました
スピネ採用するなら、朝焼けやポーラの枚数を減らすことになりそうですね


3.朝焼け抜き構築

女神の朝焼けを0採用とし、その枠を自然の導きやネルシャ調べなどに枠を割いたパターンになります
正直やっぱり、朝焼け抜きは個人的にはなしだとは思うのですが、0にする人の気持ちもわかるので一応取り上げます
他にメタカードを入れたい/カシオペアを採用したいなど枠がなく他に抜きたいカードがない場合は枚数調整する候補ではありますね
展開や使い回し重視で導きを3枚にすることで人形の生成回数が増えるのはメリットです!

4.カシオペア採用型

カシオペアを採用した構築になります
この構築の場合は少しロングゲームを意識している人が好きな印象です
カシオペア自体は盤面を広げるクラスに対して非常に有利に立ち回れるカードではあるのですが秘術に弱いと思っています

個人的には、体力が5なので秘術のライリーでちょうど処理されてしまう+出しても他のフォロワーが残ってしまうなどの展開が多かったです

少し構築は違いますが、ミツェル1.カシオペア1で何度か試した結果リリィやポーラ、フラワードールで進化枠が喧嘩している中ミツェルに1枠割く余裕はないので、個人的には微妙と感じました
もっとはっきりいうならカシオペアを連打したいなら自然エルフでいいです
そして使い勝手考えても、カシオペアよりアーチャーのほうがたぶん強い。
環境の初期に色々試しているときに使っていたレシピです。


ナカガワ式の人形エルフとは?


・女神の朝焼け・自然の導きは2:2
・ポーラは絶対2〜3枚採用する
・ヴィクトリアの使い方

構築として譲れない必須ポイントになります

対策カードについてはその日の環境の推移で変えているので、採用カードは環境に合わせて変えましょう!

いかがだったでしょうか
ぜひ皆さんも人形エルフを使ってみてください!
人形エルフは使えば使うほどどんどん強くなれるデッキなので、圧倒的に慣れが大事です!
ずっと使っていると、だんだんトークンの出し方やリーサルの取り方がわかってくると思います


おまけ〜新弾カードで採用できそうなカード〜

おまけとして、次弾のゴッドオブアルカナにおける新カードとの組み合わせを評価したいと思います
次弾のゴッドオブアルカナでは2種のレジェンドカードが収録されます

新要素である、アドバンスカードとなってスピネ&ルチルの登場です
なんかいろいろ書いてますが、つまりはEXエリアにコストの異なる5枚を集めれば6点最強フォロワーが降臨ってことです!

人形エルフはEXにカードを貯めるので使えそうに見えますが、現状での運用は少し難しいと見ています

ロイド・ヴィクトリアが0コスト、操り人形が1コストなのであとは3枚異なるコストを用意する必要があります
ルチル本体に3コストのトークンを置く効果があるので
0.1.3以外のコストでの準備が必要ですね

同じく収録される🐺のフォロワーです
7コストでジェネリック自然の導きみたいな効果を持っています
別にルチルいれなくても、こいつはわりと優秀なので採用される可能性があります
これで一応0.1.3.7が用意できるので、人形エルフもルチル+狼+コスト2.4.5.6を置けるカードを採用すればスピネ&ルチルが出せます


そして同じく2コストの進化フォロワー
人形の2コスト枠はもうお腹いっぱいです!

ただ、こいつはかなり強くて、進化するだけで盤面を広げることができるので、後手での人形展開に採用できそうです
ジャンクやリーアムを無理やり掘りにいけるので、フラワードール抜きのマドロスinなども考慮しています
傭兵に突進と1.1+の能力があるので、またフィーナの採用も考えても良さそうですね!
ルチルが手札にある場合は進化してそのままフォロワーを後ろにおいとくだけってのもアリ。

4コストで上から3枚をEXに置くカード
あんまり強くはなさそうだけど、使ってみたら強い系のカードかな?
あくまで人形エルフでの運用は少し難しいかもしれない
3コストの人形フォロワーですら激戦区のデッキでこいつを採用する余地があるかどうか・・・
ルチルに特化するのなら必須ではあるかな


デザインが神すぎる謎のフォロワーです
吊るされた男ーローフラッドです。イケメン。

7ppで相手の手札以外の全ての盤面を0にすることができます
そのためには8コストスペルを入れないといけないので少し博打です

このカードの真価は通常能力だと思っていて、能力ダメージを受けず、破壊もされないというのは、妖精の調べやネルシャ、アナスタシアとのバフと合わせることでスタッツ5.5のダメージ破壊されないみたいな状態が作り出せそうです
進化時の効果もコンボ発動なので、人形では達成しやすいですね

ローフラッド3の逆転1みたいな感じでの採用なら検討できるかもしれません
その場合さすがにルチル採用は難しくなりそうですが。

最後にニュートラルの星灯りの女神です
エルフではないですが、採用が検討できます
オーキス見せながらオーキス2枚目持ってきたり、ジャンク見せながらジャンク持ってきたりわりと応用できそうなので、ルチル採用の人形なら採用の余地がありそうです

他の新規は獣関連だったりの新規カードなのであまり人形エルフには採用できなさそうです

いろいろプロキシ回してみて来期もいい構築が見つかればなと思います!

約13000文字!
読んでくださった人ありがとうございました!
大阪であれば直接の対戦も可能なので、気軽に話しかけてください!
フェアリーサークルのプレイマット広げてたらたぶん僕です!

今回はここまでです
ありがとうございました〜〜!



投げ銭式にしています!

ここから先は

12字 / 1画像

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?