洗車グッズの選び方!種類別の特徴についても解説
愛車をいつもピカピカな状にしておくには、定期的に洗車をすることが大切です。
自分で車を洗いたい方にとっては洗車グッズが必要ですが、様々な種類のものがあり、どれを選べば良いか困ってしまいますよね。
そこで本記事では、洗車グッズの選び方を解説していきます。用途や目的にあわせたものを選べるよう書いているので、ぜひ参考にしてください。
洗車をする際に何を用意すればいい?
洗車時にはホース、シャンプー、スポンジ、クロスを用意します。
ホースは洗い始めやシャンプーを流し落とすために必要です。シャンプー、スポンジは車の汚れを洗い落とし、クロスはシャンプーを流し落とした後の水滴の拭き取りに使います。
ホースは自宅での洗浄の時には必要ですが、コイン洗車場を利用する場合は備え付けてありますので準備は不要です。
シャンプー、スポンジ、クロスはオートバックスなどのカー用品店や、ホームセンターの車用品売り場に行けば、洗車に必要な物が揃っています。また初心者の方には、全てがセットになった商品もおすすめです。
洗車グッズにはどんな種類があるの?
洗車をするのに必要なグッズは大きく分けて、以下の4種類。
カーシャンプー
ブラシ・スポンジ
ホース
クロス
それぞれ種類や素材が違うことで、洗いあがりや洗車時間に差が出ます。
以下で詳しく見ていきましょう。
カーシャンプー
カーシャンプーは流水だけでは落ちにくい汚れを洗い落とす洗剤です。
車の汚れには雨水泥はねによる水垢、虫やごみのこびり付きなどがあり、これらは洗剤を使用しないと洗い落とすことが困難な場合が多いです。
カーシャンプーにはいくつかの種類があります。
汚れを落とすだけのシャンプー
ワックス効果のあるシャンプー
コーティング施工車専用シャンプー
洗車をする車の色やコーティング施工がされているのかによって、選ぶシャンプーが違います。
自分の洗車する車に適したものを選びましょう。
ブラシ・スポンジ
洗う箇所によって、スポンジとブラシを使い分けます。
ボディー洗車用のスポンジは、ウレタン、セルロース、ムートン、マイクロファイバーなど素材によっての特徴の違いがあります。
ウレタン:低価格。柔軟性、伸縮性に優れて泡立ちが良い
セルロース:吸水性に優れており、洗車途中の洗剤や水の継ぎ足しが少なく済む
ムートン:羊毛を使っており、きめ細かな泡立ち。価格は高め
マイクロファイバー:繊維が細い事で、力をかけなくても汚れを落とせる
コーティング施工車は繊維の粗い物や硬い物で洗うと、表面のコーティング皮膜がはがれてしまい、コーティングの効果がなくなってしまいます。そのため、ムートンやマイクロファイバーなど、柔らかく繊維のきめが細かい物が向いているでしょう。
タイヤ、ホイールの洗浄にはブラシが向いていますが、形状の細かなホイールにはスポンジが向いています。
ただし、タイヤとホイールはいずれも洗浄すると砂や小石などが付着するので、同じスポンジでボディを洗車すると傷をつけてしまいます。タイヤ・ホイールの洗浄には専用のブラシを用意しましょう。
ホース
洗車には水が必要になり、始めの水掛から洗剤の洗い落としまで使用するため、ホースがある方が良いでしょう。
ホースは車の半周以上届く長さが必要になるので、長さは15メートル以上、車に傷の付きにくいゴム製の物がおすすめ。先端にシャワーの切り替えや水の停止できるレバーグリップのある物が便利です。
また、家庭用の高圧洗浄機などはホースも付いているため、洗車にも向いています。強い放水が可能なため、ルーフなど近づかなくても水を掛けられ、タイヤの奥なども素早く泥などを洗い流せるのもポイントです。
なお、コイン洗車場を利用する場合は高圧洗浄ホースが備え付けられているため、ホースの持参は不要です。
クロス
クロスは洗い流した後の水滴の拭き上げに必要なため、吸水性の良い物を選びましょう。
洗車は泡を洗い流してからの拭き上げをいかに短時間で行うかが重要です。水滴が自然乾燥するとそれが新たな水垢となり、錆の原因にもなります。
クロスはマイクロファイバー製は繊維が細かいので吸水性が良く、コーティング施工車にはコーティング皮膜を傷つけにくいのでおすすめです。
また吸水性の良い厚手タイプや、拭きやすい手袋タイプ、大きな面積を拭き取れる大判タイプなどもあります。車体や作業環境にあわせて、適したものを選びましょう。
洗車グッズの選び方
ここでは、洗車グッズの選び方を、以下の5点に絞って解説します。
洗浄したい箇所にあったものを選ぶ
車体カラーにあわせて選ぶ
コンパウンドの有無は要チェック
艶を出したいならワックス・コーティング剤
車内用の掃除機もチェック
それぞれ詳しく見ていきましょう。
洗浄したい箇所にあったものを選ぶ
洗車グッズを選ぶ際は、洗浄したい箇所にあったものを選びましょう。
洗浄箇所に適していないものを使用すると、洗浄しにくいだけでなく、意図せず傷を付けてしまうこともあるので注意が必要です。
ボディ洗浄用にはウレタン、ムートンなどのスポンジを使います。ガラスの洗浄もボディ洗浄用のスポンジでOKです。
タイヤ・ホイールには専用のブラシを用意しましょう。ボディ・ホイールともに傷がつくのを防ぐためにも、それぞれ別のブラシを分けて使うことをおすすめします。
車体カラーにあわせて選ぶ
カーシャンプーは車体カラーに合わせて選びましょう。
カラーは以下に挙げる4つが代表的です。
ホワイト用
メタリック用(淡色系)
メタリック用(濃色系)
全塗装色用
カラーによって洗浄力などの成分が調整されており、洗浄後にボディカラー本来の色が際立つのが魅力です。
もし車体のカラーがどの色なのか明確にわからない場合は、どのカラーにも対応している全塗装色用を選びましょう。
コンパウンドの有無は要チェック
カーシャンプーを使用する際は、求める洗浄力や車体ボディの仕様にあわせて、コンパウンドの有無を必ずチェックしましょう。
コンパウンドとは、カーシャンプーに入っている研磨剤のことです。長期間洗浄していなくて水垢などがこびり付いている場合には、コンパウンド配合のシャンプーが効果的です。細かな研磨剤によって、頑固な水垢や虫などのこびり付きを落としやすくしてくれます。
ただし、コーティング施工車に使用すると、コーティング皮膜が剥がれてしまうこともあります。不安な方は、コンパウンドが入っていないタイプのカーシャンプーを選ぶのがおすすめです。
艶を出したいならワックス・コーティング剤
洗車後のボディにワックスがけをする事でボディに艶が出ます。またワックスを塗布することで、塗装表面の保護や、小さな傷を目立ちにくくするのもポイントです。
ワックスには大きく分けて3つの種類があります。
固形型:艶が出やすい
半練り型:柔らかいので力を掛けなくても塗布できる
スプレー型:作業はとても楽で時間もかけずに済む
窓ガラスにも使用できるワックスの場合は、水弾き効果も期待できます。
窓ガラス非対応のものを使ってしまうと、強固な油膜が発生し、雨の日はギラついて見えにくくなることも。窓ガラスに使いたい方は、購入時に必ず、対応箇所をチェックしましょう。
ただし、コーティング施工車に専用のメンテナンスクリーナーが付属されている場合は、他の商品は使わないのが無難だと言えます。説明書をよく読み、不安な場合はディーラーなどに相談するのがおすすめです。
車内用の掃除機もチェック
車内のごみくずは、掃除機で吸い取るのが一番早く済みます。
車内で使う掃除機として便利なのは以下の3種類です。
車内のシガーソケットを使うタイプ
家庭用のコードレス掃除機
車内用の100V電源アダプターを使って家庭用の掃除機を使う
シガーソケットから電源を取るタイプの物は、コンパクトですき間を掃除しやすい設計な反面、他のものに比べると吸引力は弱めです。
家庭用のコードレス掃除機がある場合は、すき間ノズルを付ければ車内も掃除でき、吸引力も強いため素早くごみくずを吸引できます。
用途にあった洗車グッズを探してみよう
カーショップやホームセンターを見ると、洗う箇所や車の色に応じた様々なグッズが揃っています。
きれいに輝く車に乗るのは、本当に気持ちがいいですよね。
ぜひ本記事を参考に、ご自身の愛車にぴったりの洗車グッズを探して、車のピカピカ感を持続させましょう。
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