抗酸化作用のある食べ物は何？老化防止で元気な体を保とう！！

老化防止に効果的なものの1つが、抗酸化作用のある食べ物を食べることです。

抗酸化作用は加齢による体の酸化を抑える働きがあり、アンチエイジングに高い効果が期待できます。

いつまでも若々しい見た目や身体を保ちたい方にとっては、どのような食べ物に抗酸化作用が含まれているのか気になりますよね。

そこで本記事では、抗酸化作用のある食べ物と、その効果について解説していきます。

抗酸化作用とは

抗酸化とは体の酸化を抑えるということです。

人間は酸素を吸収してエネルギーを作り出しますが、同時に活性酸素が生じます。この活性酸素によって私たちの体の細胞は酸化し、徐々に劣化していくのです。

例えば鉄は酸化すると錆び、最終的にはボロボロになって簡単に崩れるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。人間の体も同様に細胞が酸化することで、老化が進行するのです。

この老化の原因となる活性酸素の働きを抑えることを抗酸化作用と言います。

体内にある細胞の酸化が進むとどうなる？

体内に吸収した酸素の内、数％が細胞を傷付ける働きを持つ活性酸素に変化し、老化やがん、生活習慣病などを引き起こす原因となります。

また免疫力が低下して、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるのもこれが原因の一つです。

鉄は酸化して錆びることがあり、本来の硬さや艶をなくして劣化します。同じようなことが人間の細胞にも起こり、色々な臓器の機能が低下したり、肌つやが低下したりするのです。

例えば鉄には酸化による錆を防止するためにメッキをしたり、オイルを塗ったりします。私たちの体も同様に、酸化を少しでも抑えて老化を防ぐためには、抗酸化作用が必要です。

抗酸化作用のある食べ物を摂るメリット

人間の体にはもともと抗酸化作用が備わっているのですが、20代から加齢とともに作用が低下していきます。そのため、抗酸化作用のある食べ物を摂取することで健康を維持する事が大切です。

ここでは抗酸化作用のある食べ物を摂るメリットとして、老化防止・疾病予防の2点を挙げて説明していきます。

老化防止

人間の体は酸素を吸収すると同時に活性酸素を作り出しますが、この活性酸素が年月の経過とともに細胞を傷付けることで、細胞が徐々に劣化していきます。これが老化の仕組みです。

しかし抗酸化作用のある栄養素が健康な細胞を活性化させると同時に、活性酸素の働きを抑制させることで老化の進行を遅らせる効果が期待できます。

疾病予防

薬を飲むことで病気を治すことはよくありますが、そもそも病気にならない方がいいですよね。健康で丈夫な体を作るためには栄養が必要です。

抗酸化作用のある食べ物、例えばビタミンなどの栄養素には健康維持や代謝効果があり、これらを日常から摂取することで病気になりにくい体を作ることができます。

抗酸化作用のある栄養素と食べ物

老化防止や疾病予防として、抗酸化作用のある栄養素が必要です。

ではどんな栄養素が必要なのか、どのような効果があるのかを含めて、具体的な食べ物をいくつか紹介します。

ビタミンA

ビタミンAは脂溶性ビタミンとも呼ばれ、動物にとって必須の栄養素です。レチノール、レチナール、カロテノイド、βカロテンなどの栄養素を含みます。

例えば、βカロテンは体内に取り込まれるとビタミンAとなり、主に粘膜や皮膚の健康維持の役割を持つ栄養素です。

ビタミンAを多く含む主な食べ物として、鶏レバー、豚レバー、ニンジン、ホウレンソウなどがあります。

ビタミンC

ビタミンCは免疫力の強化、体内に侵入した異物を代謝する酵素の活性化、心疾患予防に効果があります。

しかし、ビタミンCは喫煙やストレス、疲労などにより破壊されやすいのが難点。激しい運動や仕事の後に疲労感を感じた時には、ビタミンCを含む食べ物やサプリで栄養を補いましょう。

なお、ビタミンCを多く含む主な食べ物はレモン、キウイ、ピーマン、ブロッコリーなど、酸味のある果物や野菜です。

ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンで、脂質の酸化を防ぎます。血栓の予防、血圧の低下、コレステロールや中性脂肪の生成を抑える働きがあります。

ウナギやタラコ、アーモンドなどのナッツ類に多く含まれる栄養素です。

ポリフェノール

ポリフェノールは多くの植物に含まれており、苦みや色素の成分です。活性酸素の除去と動脈硬化、生活習慣病の予防に効果があります。

主な食べ物とその効果は以下の通りです。

• ブルーベリーのアントシアニン：視力回復

• 緑茶のカテキン：コレステロールの低下、殺菌作用

• チョコレートのカカオポリフェノール：血圧低下、美肌効果

• 大豆のイソフラボン：耳鳴りやめまいの症状の軽減

ポリフェノールを含んだ食べ物は、日常のおやつからも気軽に摂取できそうですね。

まとめ

私たちの体は酸素を得ると同時に、活性酸素によって細胞が破壊されて病気になったり老化が進んだりします。この活性酸素の生成や活動を抑制するための大きな働きが抗酸化作用です。

抗酸化作用を促すためには、毎日の食事にビタミンやポリフェノールなどの栄養素を取り入れる事が重要です。それによって健康で丈夫な体を作り、老化防止の効果も期待できます。

毎日の食事で抗酸化作用のあるものを食べるのは難しい場合は、サプリメントで摂取するという方法もあります。

ぜひ本記事の内容を参考にして食生活を充実させ、元気で明るい毎日を過ごしましょう！