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【POEM】

 【 MISTY 】

       砂塵に埋もれ脚許が揺らぐ
  遠い記憶を遡る
  貴女と過去の海で出逢う

  抱き寄せるには余りにも白く
  真昼の月を見る2人の影は淡く
  波の狭間に消えた

  揺れる地平線に重なる貴女の姿
  MISTY 過去のメモリー 時の共鳴

  過ぎ去る季節 見事な黄金
  別れの唄に優しい言葉を乗せ
  誰も気づかぬ夜

  白い静寂の海をあてもなく漂う
  MISTY 過去のメロディー それはまぼろし

  届かぬ意識の底辺(そこ)で繰り返しもがく
  MISTY 過去のメルティー 甘く輝く

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