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Don't think! Feel! 傷を癒すために

今日は2013.01.20 のブログ記事を投稿します


☆☆☆

こんばんは!きょうのあなたはただ感じることに身を任せましたか?

さて今日のタイトルは「Don't think! Feel!」

これは燃えよドラゴンのブルース・リーの有名な台詞「考えるな!感じろ!」ですね。


最近私の周りには過去のトラウマだったり、悲しみがフラッシュバックしてる方が非常に多いです。

そして、自分では「すでに過去のものだ」と清算したつもりになっている事というのも共通しています。

なので、私に話をするときには「昔の話だから別にいいんだけど…」とか「仕方なかったんだけど…」

とどこかexcuseをつけながら話をされます。



ただ聞いている私からすると、いまだ囚われている自分自身を誤魔化しているように感じるのです。

そんな方に送りたい言葉が「Don't think, feel!」

自分自身でその出来事に理由をつけないで、弁明しないでもっと自分の気持ちを感じて!って事です。



殆どの人はつらかったり悲しい記憶を客観視したつもりにはなっているんです。

でもそれを自分自身で癒せていない。


なぜなら、当時の(今でも?)自分にとっては理不尽な出来事だったから。

時が経てば経つほど、「自分なら誰かにあんなことはしない」という自分の意見とごっちゃになってしまい、客観視したつもりから先に進めず、また同じようなことを人生で引き寄せてしまうんです。



だってクリアしてないもの。

クリアしない限り同じような宿題はあなたの元に届いてしまいます。

今のあなたが誰かに受けた傷を他の人に繰り返さないのは素晴らしい。

因果や負の連鎖を自ら断ち切れたあなたはきっととても強くて優しい人なんでしょう。



でも私から見ているととても悲しいです。

他の誰かにしないことと、その時のあなたを癒すことは別。

タイムマシンがあったら、当時のあなたを抱きしめてあげたいくらい。

きっと自分なりの理由をつけたり、ポジティブに考えることでアイデンティティの崩壊を防いでいるのでしょうね。



だけど、世の中には多くの「理不尽」があってそこを考えても自分が感じた痛みを癒すことはできないのです。



その前にまずただその時の感情を感じることから手放しの一歩は始まります。

それに有効なのはまず「言語化」

批判やジャッジをしない誰かに当時の話を聞いてもらってください。


もしそこに批判やジャッジが加わるとあなたの恥が先に立ってしまい、素直に話せなくなるから。

この「恥」というのは自分がそんな目にあったことが受け入れがたいため、

どこかで相手を庇ってしまう言動が出てくるのですがこれは全く必要ない。

それは客観視とは全く別物です。



搾取された、裏切られた、傷つけられたそこに自分の非や相手の理屈を考えて欲しくない。

ただその時の自分の感情を感じて言葉にして欲しいのです。

もし、話せる相手が身近にいないなら、カウンセラーを頼っても良いし、自分で文章や漫画や絵にするのも効果的です。

もちろんこのときもexcuseはなしで。



実はこのワークやっぱり痛みが伴うのですよね。

大概の人は当時の感情とシンクロして泣いてしまいます。

でも涙は痛みの浄化にも繋がります。

まずは多いに泣いて下さい。あの時のあなたの辛さは誰よりもあなた自身が一番知っているのです。

今回この癒せてない記憶がフラッシュバックしている人が多い理由のひとつとして大阪桜宮高校の教師による暴力問題があると思います。



そして体罰と言う名目で暴力を振るった教師を擁護する意見があることが更に悲しくなります。

それは自分が共依存から抜け出していないために起こす被害者への二次加害ですよ。

暴力を振るわれたことに何か意味があるのだと勘違いして、その暴力を「自分が悪いからだ」と

受け入れてはいけないのです。

どんな理由があろうと暴力は暴力。



それを受け入れてしまったら、自分も加害者になる可能性を残してしまいます。

そして暴力は今では物理的なものだけに限りません。

誰かから受ける言葉や態度などの精神的な暴力や嫌がらせもあなたはそこに意味を見出したり、受け入れてはいけないのです。



それは自分を愛する、大事にすると言うことからは一番かけ離れていることですよ。

もしあなたが暴力は必要ないと考えるなら、まずは自分が受けた暴力をどんな理由があっても受け入れないことから世の中は変わっていきます。



それでは今夜はおやすみなさい!明日のあなたが傷つけられず、傷つけませんように

今日のテーマソング Michael Jackson ーMan In The Mirrorー


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