ベレス先生、ディミトリとお茶会したいの巻
このお話しは、ネタバレも含みます。
ある日の散策中の出来事。
ベレス先生は、修道院を自由行動で散策していた。
ベレス∶「今日も、天気が良い。外を散歩でもするか。」
ちょうど、訓練場を通り掛かった時
ディミトリ∶「あっ、先生!!大変なんだ。フレンが居なくなったらしい。手掛かりを見つけたいから、情報を集めるの頼めるか?」
ベレス∶「ん、分かった。生徒達に聞いてみよう。」
ディミトリ∶「ありがとう、助かるよ。」
ベレス∶「当然の事だ。それより、これからお茶会をしないか?」
ディミトリ∶「えっ?!今から・・・・。でも、先生は、情報集めをするんじゃないのか?」
ベレス∶「もちろん、それもする。その前に、君とお茶したいと思ってるんだが。忙しいなら、次回にしよう。」
ディミトリ∶「・・・・。(先生の誘いを、断るのは悪い気がするが、こんな時に茶など飲んでいても良いのだろうか?きっと、先生なりの考えがあるんだろう。)分かった、これからしよう。」
ホッとするベレス先生。
ベレス∶「そうか、じゃあこれから準備するからちょっと待っていてくれ。」
そう言うと、ベレスは自室に戻って行った。
そうして、好きな茶葉や好み話題を考えながら準備が終わった頃、ディミトリが部屋に訪れた。
ディミトリ∶「先生、俺だ。入っても良いか?」
ベレス∶「ああ、丁度準備が出来たとこだ。好きそうな茶葉を見つけといた。飲んでみてくれ。」
ディミトリ∶「頂くとしよう。(一口飲んで)ああ、これは俺が好きな茶葉だな。さすがは、先生だ。」
ベレス∶「そうか、良かった。」
微笑むベレスを見て、不意にドキッとするディミトリ。
ディミトリ∶「(はっ、何だ今のは?!)、うん、美味しいなこの茶。」
ベレス∶「どうした?顔が赤いみたいだが。大丈夫か?」
ディミトリ∶「いや、何でもない。大丈夫だ。」
内心、見透かされたと思い焦るディミトリ。
ベレス∶「ここでの生活は、どうだ?何か、困ってるなら頼ってくれて構わない。」
ディミトリ∶「ありがとう、そう言ってくれると心強いな。」
話題が合ったので、話しに乗ってきた。
それから、大分時間が過ぎていった頃の時。
ディミトリ∶「俺は、小さい時から力が強くて大事な物ほど壊してしまうんだ。」
ベレスが頷いた。と同時に好感度が上がった!
ディミトリ∶「剣でも槍でも、上達する為には鍛錬が必要だと思うんだ。先生もそう思うだろう?」
ベレス∶「そうだね、私もそう思うよ。それなしでは、上達は出来ないだろう。」
考えを言うと、また好感度が上がった!
パーフェクトティータイムを迎え、眺めたりからかったりした後
ディミトリ∶「今日は、誘ってくれて感謝するよ、先生。」
ベレス∶「こちらこそ、ありがとう。君と話しが出来て良かった。」
ディミトリ∶「ところで、何か考えがあってお茶会に誘ったんだろ?」
ベレス∶「いや、ただ単に君を誘いたかっただけだ。迷惑だったかな?」
ディミトリ∶「迷惑では無いんだが、俺だけ茶を嗜んで良いのかと思ったのでな。」
ベレス∶「まぁ、あると言えばある。お茶を飲んで少し冷静になればと。」
こうして、ディミトリとのお茶会はお開きを迎えた。
*ご愛読、ありがとうございました!
ストーリーは私の想像でこういうのがあったら面白いかもと言う想像を元に書いてます。
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