孔内事故

ふかぼり内にて孔内事故発生の知らせがあり色んな角度から色んな人が解決策を提案していた。

孔内事故の昔話でもしますか。
何年前かは忘れたがわたしが20代の頃の話
現場はモノラックで100m程度で予定深度は50mのオールコアだ!
地質は表層から50mまで真砂土である、やや粘性がある真砂土でその時はまだ清水掘りをしていた。
47mだったかな?そのあたりでWCTが噛まれてしまった、何をしても動かないので無理やり回した結果、急に軽くなった、嫌な予感がしてロッドを引き上げる、無理に回したのでかなり締まっていた。ロッド外すのに4m単管と近くの木にチェンブロ巻き付けてロッドを外していった…やっとこさロッド引き上げ終わったらロッドがちぎれていた。
さて、ここで現状確認だ、CT先端は47mちぎれた箇所は45m付近、86ケーシングはGL-10m
いま思えば調子乗ってたなぁと思うw
真砂土でケーシング10mはイケイケすぎるww

回収方法だが裸孔区間がかなりあるのであまり激しい事はできない、とりあえずタップを試す、何回か上下にしてたらタップが噛みこんだ!深度を測るといい位置だったのでそのままタップを噛ませていく、タップ噛んだのはいいのだがまたまた何しても動かない、完全に地球に掴まれて離してくれないw
ラチがあかないので次は追いケーシングする事に、タップが噛んだままのロッドをガイドかわりにケーシングを追い込んで行くが30m付近にてケーシングが噛まれて動かなくなった…二次災害である…

ちなみに現場が出張だったため毎日色んな道具取りに通いになっていた。

さて、次の手はベントナイト泥水と115ケーシング40本持っていき二重管にしていく、ケーシングは難なく入っていくがここでマシントラブル発生…仕方ないからマシン入れ替えるためにまた通い…マシンも入れ替えケーシングを追い込んでいく、86ケーシングの先端まで入りこっからは86を追い込んでいく、ようやくWCT付近にきたがやはり孔曲がりとガイドにしてたロッドとのクリアランス問題でスムーズに咥えれない…さてどうしたもんかと考えてケーシングを1m上げてそっからWCT回収作業にはいる。
色々試すがビクともせん…
また86をガチャガチャしながら追い込んでいく、ガチャガチャしたのが良かったのか、今回は上手く咥え込んでいった!こうなれば回収は容易になるので無事に回収できた

事故発生から回収まで約1週間程度
孔内事故といっても色んな種類があるのでなかなか大変である。
昔の自分に言ってやりたい、イケイケはまだ早過ぎるとw
この事故が自分の中で最大級のやらかしであるw


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