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「明日も着たい」と思えるコーデにはじめて出会えた日のこと

私服の制服化を進めるべく、夜の洗濯とファッション日記、そして手持ち服の総当たり戦をし始めてから、1か月が経ちました。
ぼちぼちと自問自答をする日々ですが、コンセプト作りが全く進みません。書きかけの下書きnoteが溜まっていく…。そして書くたびに違う自分が顔を出して喧嘩して矛盾を指摘し合い、堂々巡りをしている状態です。きっとまだ本質にたどり着いていないのでしょう…。
そんな中、ふとした気づきがありまして、もしかしてコンセプト作りのヒントの1つになるかもしれないと思ったので、忘れないうちに以下に記します。

とあるコーデをした日のことです。職場のトイレで鏡を見るたびにテンションが上がる自分がいることに気付きました。その日は暑さが少し和らいだので、ちょっと早いかもですが黒のテーラードジャケットが主役のコーデです。このジャケットは6月に買って一度着たきり、真夏の間は出番なしでした。でもなんでこれが良いんだろう…?カッコいいからかな?自分に自信が持ててる感じ。仕事中も変にソワソワしません。
うまく言語化はできないけれど、なんだかウキウキしながら会社を後にしました。

ここで、いつもならスーパーに寄って帰るだけなのですが、帰り道にふと

このコーデのまま、真っ直ぐ家に帰るのはもったいない!まだこの服を脱ぎたくない!

と思ったのです。こんなことを思ったのは初めてで自分でも驚きです。私はこの服を着て一体どこへ寄り道したいの?

 こうやって画像を合わせてみるとなかなかどうしてしっくりくるものですね

語彙力が乏しいので画像で説明しますとこんな(↑)感じです。全体的に茶色い空間の、木感っていうんでしょうか?カフェだったり図書館だったり…そういうところで本を読んだり、考えをまとめたりしたいなぁと。普段は一刻も早くおうちに帰りたい派なのに。

ん?これってコンセプト作りのヒントになるのでは?そういえば自問自答ガールズの皆様の中にも「どこどこでなになにする〇〇」っていうコンセプトを作られている方もいらっしゃったような…

と、歩きながらさらに妄想が膨らみます。自分の職場がこんな(↓)感じだったらいいのにねぇ…。

こんなところで働きたいなぁ

イメージそのまま、カフェを工房にチェンジして妄想。このコーデを着て働く私は…

人々の生活を豊かにする、でもちょっとニッチな道具を日々作り出す街の小さな工房。見習いの私は、出来上がった道具をたくさんの人に使ってもらうにはどうしたら良いか、頭をひねって考えます。実際に自分で使ってみたり、職人さんに話を聞いたりしたことを、写真や文章、あるいはビデオにまとめて、人々に伝えます。

…だいぶ美化したけど現実に絡めて妄想するとこんな感じ。照れるね。もちろん実際はごく普通の地味な事務所です。

今の仕事は流れ流され、でも目の前にある仕事を一生懸命やっていたらたどり着いた場所。自分で選んだわけじゃないし、これが本当にやりたいことなのかどうかもわからないけど、嫌いではない。気付けば社内では少数派の、クリエイターの真似事をしている。

その日のコーデは、自分のクリエイターとしての自信の無さをカバーしてくれるものだったのかもしれません。夏の間はゆるっとしたコーデばかりでしたので。
このコーデが自分の本質に合ったものなのか、それとも"糖衣A"なのか…。結論が出るのはもうちょっと先になりそうです。

結局寄り道はせず家に帰りました。洗濯して服を干しながら、明日もこれが着たいなと小さく思いました。(しかし次の日からまた猛暑日だったので叶わず。)

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