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集中力を高めて人生を楽しもう!

「集中力がすべてを解決する本」のはじめに書かれている「あなたの仕事がうまくいかないのは、集中力が低いから。あなたの人生がうまくいかないのは、集中力が低いから。それが原因です。」

この文章を見つけたときに、5年前の自分自身の姿を思い出しました。当時は「うつ病」と診断され仕事を休職していました。

ちょうどその時、樺沢紫苑先生の動画や書籍で学びだした頃でもありました。

今回は、当時の状態を振り返りながら、今後自分自身の病気の予防にも役立てるべく感想をシェアしていきます。

まず「集中力の下がる原因」はいくつかあるのですが、その中でも私が「1番気になった」のは「メンタルが悪化」すると集中力が下がると言うことです。

今振り返ってみても、同じことを頭の中で考えてぐるぐる思考が駆け巡っているような状況でした。

何か考えようとしても、考えが浮かばない建設的に物事を考えることができない。

よく鬱になると、頭の中に「鉛」が入ったような状態になり考えることができないと言われることがありますが、まさにそんな状況でした。

いつも不安や怒りが頭の片隅の中にあり、リラックスすることが出来ずにいました。

資格試験の勉強にチャレンジしてみても、テキストの内容が頭に入らず、自分の不甲斐なさを感じたりしていました。

また大切な家族や親友に会っても、感情をコントロールすることができず、常に緊張したような状態でした。

家族でどこかに出かけても本当は楽しく過ごせるはずなのに、イライラや不安が頭の中にずっとあり、突然怒り出したり、感情が不安定になり、涙を流してしまうような事もありました。

当時の状況を家族に聞いてみても、本当は支えてあげたいけれど、突然怒ったり、訳がわからず、涙を流してしまったりとどう接していいかわからなかったと言っていました。

まさに「集中力が低い状態」では、仕事も人間関係もうまくいかず、その状況を客観的に気づくことができない状態でした。


人間の脳は「入力→思考→整理→出力」の4つのプロセスで情報処理をしているそうです。

入力から出力までのプロセスを効率よく回すことが大切で、不安や雑念を入れずに、集中して行うために必要な能力が「集中力」であると言うことです。

鬱状態にあると情報を入力しても、うまく思考や整理することができません。

これが僕が何かを考えようとしても、ずっと同じ考えが頭の中でぐるぐる駆け巡っていた原因だと感じました。


脳には、ワーキングメモリーと呼ばれる「脳の作業領域」があり、人それぞれワーキングメモリーの数が違うと言われています。

平均すると、ワーキングメモリーの数は3個と言われており、仕事の要領が良い人は4個とも言われています。

うつ病になると、ワーキングメモリーの数が減ると言われています。うつ状態では考えが回らず、堂々巡りばかりするようになるからです。

また脳内物質の見地から考えると、脳内物質ノルアドレナリンが注意力、集中力等が関係しているそうです。アドレナリンが低下すると、注意力、集中力が低下し、長時間、集中して仕事や勉強ができなくなります。

感情コントロールをできなかったことや、集中して物事に取り組めなかったのは「うつ病」になり、「ワーキングメモリーの数」が減ってしまったことが原因だと感じました。

しかし、誰でも、何歳からでも、ワーキングメモリーを鍛えることができるそうです。

本書ではワーキングメモリーを鍛える、科学的方法が9つ紹介されています。

この中で僕が取り入れているのは主に5つです。中でも7時間以上の睡眠やや早足のウォーキングなどの有酸素運動マインドフルネスで今・この瞬間に集中する事です。

そしてこれから楽しみたいことは、「ボードゲーム」や「料理」です。今まであまり頭を使う作業をしたい気持ちになれなかったからです。

しかし、規則正しい生活習慣やマインドフルネスを通して、僕のワーキングメモリが鍛えられ、頭を使う作業にチャレンジしたい気持ちにさせたんだと思います。


ワーキングメモリーや記憶力、集中力を鍛えたいなら、強くお勧めしたいのが「資格を取る」ことです。

僕は、去年「脳のゴールデンタイム」や「7時間睡眠法」を生かして、国家試験を3つ取得することができました。これは仕事に役立てたいと言う思いで学んだのですが、結果として記憶力やワーキングメモリを高めることにつながったと思います。

うまく気分転換ができず、イライラしてしまったり、読書にも集中できず、悩んだ時期もありましたが、諦めなくて本当によかった。家族や親友にあっても、楽しく心から笑うことができるようになりました。

まさに、集中力を高めたおかげで、人間関係が良好になり、仕事に集中して取り組むことができ、資格試験にも受かることができました。

5年前の自分は「全てがボロボロ」で何もないような状況でした。しかし、「集中力を高めたこと」で何もない自分の人生が、少しずつうまく回り始めました。

本書を読み終えて、「集中力を高める習慣」はある程度行えるようになってきたけれど、より集中力を高めることができる自分の課題を見つけることができました。

これから自分自身の成長の為にも、本書を読み直して集中力を高めて人生を楽しんでいきます。

最後に樺沢紫苑先生、いつも学びを与えてくれてありがとうございます。これからも楽しく学んでいきたいと思います。




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