情報リテラシー論⑭長岡造形大学


今回は、セキュリティの話がありました。



「スマホを落としただけなのに」という映画も前に話題になっていましたよね。


落としただけで本当に大変なことになってしまうかもしれません。


なぜなら、スマホにはあらゆる個人情報が入っています。


そんな感じで今回は、スマホ画面のセキュリティについて調べたいと思います!



まず、みなさんスマホちゃんと大事にしていますか…??


少し古いデータなんですが


警視庁の調べによれば、2018年にスマホや携帯電話を失くしたと届け出があったのは25万7718件、また拾ったと届け出があったのは15万6071件(警視庁「遺失物取扱状況(平成30年中)」)です。


つまり、都内だけで差し引き10万1647台が1年間のうちに失くしたまま消えてしまっているわけです。

大分まずいですよね…。


先ほども言いましたが、大分個人情報が入ってるんですよね。


なので、まずスマホにロックをかけることに意味があります。


年配の方などかけてない人多いみたいなので、気をつけましょう。



画面ロックをしたのに、突破される人がやりがちなこと


パスワードなどの設定がマジで甘い

例えばセキュリティー企業のスプラッシュデータが毎年発表している「最悪のパスワード・ワースト100」

2023年版がでていました!

1位 123456
2位    admin
3位 12345678
4位 123456789
5位 1234
6位 12345
7位 password
8位 123
9位 Aa 123456
10位 1234567890

だそうです。


見てお分かりの通り、123456と続いているものが多いんですって。



これじゃあすぐ突破されちゃいますよね!


他にも、単純な数字の羅列、「iloveyou」などに類する英語のフレーズは絶対に避けなければいけません。


自分や家族の誕生日、自宅や実家の電話番号などをPINコードやパスワードに設定するのも大分危険ですよ!


大体悪意ある人は真っ先にその人の誕生日をパスコードに打つみたいです。


なので、本当はSNSなどに誕生日は公開してはダメなのです。


指紋認証や顔認証も寝てる間とかに勝手に使われてる時あるので注意です。


オランダの消費者保護機関「Consumentenbond」が110台のスマホを調査したところ、42台のスマホの顔認証ロックがよく撮れているポートレート写真で開いてしまったことが報告されています。


今後、技術は上がるはずですが、寝顔でロックが解除できてしまったという報告もありますので、生体認証も完璧とは言えないと認識しておくべきです。



パターン認証というものもありますが、一筆書きで9つのポイントから4つ以上のポイントを使うもので38万9112通りあるとされ、使い方次第では脆弱ではないそうです。



ですが、やはり設定が甘い人が多いことに問題があります。



9つのポイントをフルに使っている例は少なく、手が自然に動きやすい「Z」「L」などのアルファベット型や「1」「3」などの数字型、「コ」「レ」などのカタカナ型、そのような単純なパターンにしている人が多いみたいです!



アメリカ海軍兵学校とメリーランド大学バルティモアカウンティ校の研究チームが2017年に発表した論文


1.5〜2m後ろからスマホのロック解除シーンを1回のぞき見た場合、6桁のPINコードの場合は10人に1人の割合でしか解除に成功しなかったのに対し、6つのポイントを使ったパターン認証の場合は3人に2人の割合で解除に成功したみたいです。



背後取られないように注意しないとですね!


結構後ろからガン見されてるかもしれませんよ…?


まず、パスワードを決めるときは名前や生年月日は本当に避けた方がいいです。


パスワード管理アプリなどに勝手に作ってもらった方が、自分にあまり関係のない言葉や数字が出てきて安全です。



スマホは本当に自分の内面なので、気をつけていきましょう!




参考
東洋経済 スマホの画面ロックが即突破されてしまうワケ
https://toyokeizai.net/articles/-/327628?page=3


TECH +  使ってはいけないパスワード2023年版、第1位発表




担当教員横田先生のHPです!



#情報リテラシー論 #長岡造形大学
#セキュリティ #スマホロック
#パスワード

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