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サッカーというレールに乗って 自分だけのレールに塗り替える

私はサッカーが大好きです。
そんな大好きなサッカーを始めて今年で16年目になります。
24歳の私のこれまでを振り返ると半分以上このサッカーというスポーツに打ち込み、向き合ってきました。
始めた頃は、ただただ楽しくて、上達するのが嬉しくて、毎日夢に向かうワクワクを感じて、頭の中はサッカー一色、サッカーに夢中でした。

始めた頃からいつも横には高め合い、競い合ってきた相棒がいたことも、よりサッカーを好きになり、打ち込めた理由の一つだと思います。
毎日部屋の中でもお風呂の中でも
「頑張ろうな」「絶対にもっと上手くなろう」
と上に行くためのことだけを考え、過ごしてきました。
二人って普段どんな会話してんの?ってよく聞かれたけど、ほんとにそんな話しかしてないから答えるのにいつも困っていましたね。(笑)
それが16年たった今でも、一つ屋根の下で変わらずにあるということ、それも同じユニフォームに袖を通して戦い、サッカーと向き合えていることが、奇跡というか有難いことで幸せに思います。



中学時代(FCヴィトーリア)
高校時代(大商学園)



大学時代(東洋大学)
伊賀FCくノ一三重 2年目
伊賀FCくノ一三重 3年目の現在

これまでにこのサッカーが教えてくれたことや、サッカーに与えて貰ったことは数え切れません。
私にとってサッカーは、自分が成長するための自分だけの教科書のようで、サッカーというレールに乗って自分の人生を歩んできた感じです。

サッカーと向き合うことが自分と向き合うことで、そのレールを歩いていく道中に色んな人と出会い、沢山の喜び、悔しさ、挫折を味わい、そのすべてが今の自分を作っているんだと思います。

そんなサッカーというレールから外れそうになったこともありました。

「サッカー楽しい?」
何気なく聞かれるこの質問に答えるのに詰まる。
これだけサッカーが好きだったのに、サッカーを嫌いになりかけている自分がすごく嫌でした。

でもある試合の日、なぜか分からないけど一日中ずっともうひとりの自分が上から自分を見つめているように客観的に自分を見つめれた日があったんです。

みんなでバスに乗って試合会場に行くことも
一つの輪になって円陣を組むことも
点が入って喜び合う瞬間も
試合に出れなくて感じる悔しさも

「やっぱり自分はサッカーが好きだ」

ちょっと離れたところから自分を見れたことで
改めてそう思うことができました。
サッカーがある日常、
サッカーが映し出す色んな景色、
サッカーと共に揺れ動く自分自身の感情も、
全てを新鮮に感じられ
やっぱり自分はサッカーを捨てられない。
やっぱりサッカーのある日常で過ごしていたい。
そこでまたより一層サッカーの素晴らしさを感じ、またサッカーが好きになりました。
(サッカーの神様がサッカーというレールから外れないようにするために与えてくれた不思議な日だったな)

こうして結局ここまでサッカーというレールから外れることなく歩んできています。

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時々
【何のために自分はサッカーを
しているんだろう】
とか考えたり
【みんななんでサッカーを続けているんだろう】と思うことがあります。


小学校から中学校に上がる時も高校大学と進学する時も、自分でサッカーという道を選んできたはずだけど、
なにか当たり前のように決断も決断ではないように、前にあるサッカーというレールの上を進んできた感じでした。

でも今は毎年自分自身で自分の道を決断する。
前にレールがある感覚から、今は自分でレールを作っていく。
という感覚に変化しています。
より自分の意思で自分の道を選択しなければいけないし、
よりその選択に ”覚悟”と ”自覚” を持たないといけない。
その ”覚悟” と ”自覚” の中身というのが、さっきの【】の答えになるんだと思います。

今サッカーを続けているのは誰に決められたわけでもない、自分で決めたこと。
もちろん楽しいことばかりじゃないし、苦しいことも予期せぬことも沢山起こる。
だけど、どんな一年にするのかは自分次第で、苦しいことも予期せぬことも、
全てを自分の成長への糧にする覚悟を持つ。 
他人や環境に委ねた決断はきっといろんなことが起こる一年、乗り越えられないから。
だからこそ【】を自分自身で問い続けることが大事で、それが自分の軸となり、信念になっていくんだと思う。

前に道がないからこそ迷いもあるし悩む時もあるけれど、前に道がないからこそ自分への挑戦みたいな感じでワクワクもします。

有難いことに今私が所属している伊賀には、背中で示してくれるベテランの先輩たちがいてくれます。

誰よりも体に気を配り、当たり前のようにピッチに立ち続ける。
若手に負けないくらいにピッチを走り周り、チームの為に汗をかき続けられる。
怪我をして3ヵ月かかるといわれているのに1か月で平気な顔してピッチに戻ってきて闘っている。
試合に出れない時もどんな時も誰よりも声を出しチームを鼓舞する。

普通にはできないことだと思います。
そこには一人一人に見えない覚悟や自覚というものが隠れているんだと思う。
この人たちは何に背中を押され、何を思いサッカーと向き合っているんだろう。
と日々一緒にいて色んな事を考えさせてもらい、学ばせてもらう毎日がまた有難いです。

そんなベテランの先輩達の姿からの学びを、自分の教科書へとインストールし、さらに分厚くさせてもらっているところです。

私の勝手なイメージにすぎませんが
それぞれがそれぞれサッカーというレールに乗って自分自身の教科書を、
それぞれが向き合い、関わる色んな人達によって分厚いものにし、自分だけの新しいレールに塗り替えていく。

それは一人一人違うと思うし、違っているからこそ面白くて良いんだと思う。

自分も誰かが前に進んでいけるレールを敷いていきたいから、
もっと貪欲にサッカーと向き合い、いろんな人からいろんなことを吸収していこうと思います。

そしてこれからもこの素晴らしきサッカーというレールに乗って、大好きなサッカーを色んな人と共に思い切り楽しんで
自分の色で自分だけのレールに塗り替えていこうと思います。

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なでしこリーグは現在4節目を終えたところです!
今年はすごく拮抗していて観ている方たちにとっては面白いかもしれませんね。
ピッチ上でのプレーもそうですが、なでしこリーグで戦う選手一人一人それぞれどんな思いでサッカーをしているのかそう言った背景や、
これからどんなレールが作られていくのか。
そんな視点を持ってもらえたらより楽しんでいただけるのかなと思います。

自分の思いや考え、見えない部分を可視化する。少しでもこのノートで何かが伝わればすごく嬉しいです😌



次は相棒ななのnoteです!
いつも一緒にいてもこのnoteの中身は公開されるまで分かりません。
だから毎回お互いの楽しみにもなっています😊
さぁどんなことを書くのかな。
お楽しみに〜!

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