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悔しさを形に


今日も試合には出てない。どんだけ信頼されてないねんってめちゃくちゃムカついたし悔しい。どこにこの悔しさをぶつけていいか。悔しすぎて腹が立つ。早く出せよってずっと思ってた。全てを投げ出したくなる。

これはいつかの試合の日に書き出した日記の一部分です。
これが試合に出れなかった時の正直な気持ちです。
試合に出れなかった日の心の中はやっぱり乱れています。
悔しすぎて悔しさを靴紐にぶつけてちぎってしまった日もあります。笑

去年一年はサッカーをやってきて一番試合に絡むことができない時期を過ごしました。
主力選手が抜けて「今年こそ絶対に試合に出るんだ」と強い気持ちを持って迎えたシーズンでした。
だからこそ理想と現実のギャップを受け入れることがすごく難しく、こんなにも試合に出れないことが苦しいことなのかと実感しました。

自分の望まない現実に、
監督に矢印を向けたくなったり、
周りで溢れている不満や愚痴が当たり前のように聞こえてきたり、
素直にチームの勝利を喜べない自分が本当に嫌になるし。
もう本当に全てを投げ出したくなってしまう。

毎週毎週同じように悔しさを味わってきた去年。その中で大切なことを得ることができました。

それは
①「自分はできる」「自分だってやれる」という自信を持つこと
②自分にベクトルを向けて今の力量を認めて向き合うこと

この二つの両輪を持って取り組んでいくことです。

①「自分はできる」「自分だってやれる」という自信を持つこと

はっきり言って自信は持てていなかったのかもしれませんが、自分を信じ続けてはいました。
なかなか結果を出せずにいたり、評価されない状況が続くと、自信を無くしてしまいそうになります。
でも、その中で自分を信じ続けられたのは

目に見える結果や評価といった自分だけではコントロールできないことは一旦気にしないで、
自分に集中すること。
とにかく自分自身が成長することに集中して、
自分に夢中になれていた
からです。

一週間今のベストを出し続けたとしても試合に出られるとは限らない。
だからってベストを尽くさないのは違うし、そこで自信をなくす必要もない。

試合に出れていない 
けど自分の中でこの状況を当たり前にしてはいけないとずっと思っていたし、当たり前のことかもしれないけど、日々の練習の中でも、
「試合に出るため」じゃなくて「試合に出て勝つために何ができるか」という意識を持って取り組んできました。

自分の中で変えていける、高めていけるこういった"意識"に目を向けて取り組んでいくことが、
次第に「自分はできる」「自分だってやれる」という自信へと繋がっていくと実感しました。

"自分自身を育てていくことが自信になる"

これは自分の望まない現実だったり、変化のない状況の中で得ることができた一つの学びです。

②自分にベクトルを向けて今の力量を認めて向き合う

これは毎週悔しさを味わい、感情が乱れてしまっていた中でも、また得られた一つの学び。

「自分はできる」とばかり思っていた時、自分と向き合うことができていないということにふと気が付きました。
さっき言った「自分だけでコントロールできないことは気にしない」ということに囚われすぎて
結果だったり、評価を受け入れることをせず、
自分の弱さと向き合うことを無意識のうちに放棄してしまっていました。

悔しさを感じ、乱れてしまった心の状態で
自分の今の力のなさを認めることは、
なかなか難しいことです。

だけど、試合に出られなかったその日。
そこに向き合わない限り本当に成長はできないなと気付きました。
自分の中でどれだけ悔しいと思ってもその悔しさは晴れない。
自分の中で悔しさが晴れるのはピッチの上だから。
この本気で感じる「悔しい」という思いを自分の中だけで消化するのはもったいないし、
何にも繋がらないなと。

悔しさを晴らすためには、
今の結果を受け止め、
評価を受け入れ、
自分の弱さと向き合うこと
が必要だと学びました。

①と②
どこか矛盾しているように聞こえるかもしれないし、実際難しいことかもしれないけれど、この2つは、選手として成長していくためには必要なことだと思います。

毎週毎週同じように悔しさを味わう。
なんで?と思った時も絶対に無駄にするものか、
負けてたまるかともがいて
今自分ができることに全うする。
何かを必ず得る。力をつける。
そう言った強さを手に入れました。

強くなった。

そう言えるけどそれは主観的なこと。
それも大切なことだけど、今私が求めているものは形として、目に見える形での強さと成長。

正直くノ一に来てこの2年、何もできてない、何もやりきれてないです。
せっかくなでしこリーグでサッカーができる環境を与えてもらって。
どんな時も応援して、支えてくれる人たちに囲まれて。
ピッチに立って、感謝を伝えないといけない人たちで溢れているのに。

練習ばっかりして何にもピッチでできていない自分がものすごく恥ずかしく、かっこ悪く思うこともありました。

だからまたここで頑張ろうと決めました。
悔しさを味わって終わりにしてはいけない。
くノ一で味わってきた【悔しさ】を形にする。
この2年味わってきた悔しさ、学んでこれたこと、
気づけたこと、自分の力になっています。
今年こそはそれを形にして、ピッチの上で表現する。

刺激を与え続けてくれる仲間の笑顔
ずっと背中を押し続けてくれる家族の喜ぶ笑顔
応援してくれているファン、サポーターの方々の笑顔
今年はいっぱい見たい。
まだまだ選手としても、人としても未熟者ですが
そういった人たちの笑顔を作り出せるように
より一層の努力していきます😊💪

いつも隣にいる双子の菜那が去年から続けてきたnote。誰かの力になっているのを見ていました。
私も
誰かの気持ちを少しでも前向きにしたり、プラスの影響を与えられるように、これからnoteを書いていこうと思っています✏️

これからどうぞよろしくお願いします!!

菜那とは順番に更新していきます!
てことで次は、ななちゃんです😌
お楽しみに✨



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