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働きながらサッカーをしてきて


今回は絶賛髪伸ばし中の麻友が書きます。
そろそろきりたいと思ってしまってますが、もう少し頑張ってみます🙋‍♀️
前回のななのnoteまだ読んでいない方は是非読んでみてくださいね😌
私たちのヒーローについて書かれています🦸‍♂️

今回私は、働きながらサッカーをしていて感じてきたことや、私にとって働く人たちの存在についてを書こうと思います。

私は社会人になってまだ(もう?)3年目です。
2年前に大学を卒業してくノ一に入団が決まり、そこでくノ一の選手を雇用していただいているEXEDYさんで
現在も働きながら、プレーをさせて頂いています。

普段はこんな感じで働いています😁↑


初めて社会人として働くという経験をして、純粋にまず一番に感じたことは、
これまでのお父さんお母さんへの感謝と感動でした。
毎日家族のために働いてくれていることは幼い頃から知っていたし感謝してはいたけれど、
実際に日中どんなことをしてどんな姿で働いているのかは見たことはありませんでした。

出勤初日のことをよく覚えています。
もくもくと現場であったり、事務所で働く人たちを見て
「自分が学校行ってる時間も、大好きなサッカーばっかりしている間も、こうやってパパは働いていたんだ」
と、まず一番にお父さんが頭に浮かびました。

それと同時にお母さんのすごさも感じました。
仕事前に、お弁当作って送迎して、帰ってからも買い物や夕食の準備。
私が高校生の時なんかは、毎朝5時過ぎの電車に間に合うように、お弁当を作って駅まで送迎してくれていました。
今思えば本当に甘えていたし、お母さんにものすごく負担をかけてしまっていたなと思います。

最初のうちは日々一緒に働く仕事場の方々の姿を、ほんとに傍観者のように目で追っていました。(真面目に働けって感じですよね(笑))、
なんで毎日ボーとすることも、悩んで立ち止まることもなく当たり前のように一生懸命働けるんやろうって。
見えてこなかったお父さんとお母さんのこれまでの姿と重ね合わせては感動していました。
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働く人達の存在

よく仕事場の人やいろんな人から「働きながらサッカーなんてしんどいね」とか「大変だね」という声をかけられます。
一般的に見て、なでしこリーグの選手のように働きながら競技を続けることはなかなか大変で難しいことなのかもしれません。
それは女子サッカーに限らず他競技でも、地域リーグで競技をしている選手たちはそうだと思います。

私は幼い頃からサッカー選手になるという夢に向かってここまできて、
働きながらサッカーをしているというリアルな事情なんてこれっぽっちも知らず
純粋にサッカー選手としての自分しか頭に描いていなかったし、そうすることしか考えていませんでした。
正直、そんな純粋だった子どもの頃に、私が思い描いていたサッカー選手の姿ではないことは事実です。

だけど、私は今過ごしている日常にすごく価値を感じます。
もちろん、プロになり、サッカーだけの環境でサッカーに打ち込めることに越したことはありません。
でも、今社会人として働きながらサッカーをする中で、選手として、そして人として
感じられること、得られていることは、私にとって大きな財産になっています。

それは今働かせて頂いているくノ一の胸スポンサーであるEXEDYの方々の存在がすごく大きいです。

伊賀に入団一年目は、サッカーをやってきて初めて試合に出れない状況に出くわし、本当に辛くて仕事中も涙を浮かべながら
過ごしているような毎日でした。

そんな時に
大きな横断幕を作って下さったり、
通りすがりに「soccer、guttorakku!」とグーサインを送ってくれる外国人の作業員の方。
「常ちゃん、これ飲み」と飲み物を渡してくれたり、
「最近調子はどう?」とか「この前少し出てたね」「試合出るんやで」と声をかけてくれる事務所の方々。

そのたびに
心がフワッと軽くなって前向きな気持ちにさせてもらいました。

重たい足取りで仕事場に向かっても
何故かいつも心を 軽くして、力をくれ、練習場へと向かわせてくれる人たちがいました。


事務所の方々が作って下さった横断幕

サッカー選手は表で光を浴びて周りから応援されるような存在であり
言い方は悪いかもしれないけれど、チームに所属していると、応援してくれる人が自然とできている状態が作られています。
そんな環境下にいて、支えられ、応援してもらっている私が「なに下ばっかり向いてるんや?」ってすごく思わされるんです。

それは今もです。

毎日目に映る働くEXEDYの人たちの姿
私には解決できないようないろんな問題が起こる中で、
時には愚痴を吐きながらもコミュニケーションをとりながら乗り越えていく姿
頭を抱えながらパソコンとにらっめっこしている姿
私はカッコいいなって毎日思いながらすごく力をもらっています。

去年、ワールドカップで日本のヒーローになったサッカー日本代表。
日本中から光を浴びて称賛されましたよね。
仕事場でも話題はサッカーでした。
その時の、事務所での何気ない会話の中から聞こえてきたワンフレーズに私は色んな意味を感じました。

「俺らはサッカーはできないけどトルコンは作れる。あいつらはサッカーできるけどトルコンは作れへん」
※トルコン
EXEDYで製造している自動車のトルコンバータのこと

人それぞれ、できることできないことがあって、持っているものも違えば、それを発揮する場所も違う。
表で光を浴びる人たちもいれば、
誰に褒められるわけでも称賛されるわけでもないけど、毎日朝から晩まで働いている人たちもいる。
生きるために誰しも働かなくてはいけないし、それが当たり前のこの世界だけど
サッカーだけしかしてこなかった私が実際に社会人になって感じます。
サッカーのフィールド上で戦う者だけがカッコいいわけじゃない。
みんなカッコいい。
大人ってすごい。

今年で25歳になる大人が何言ってるんだって感じですが
ほんと日常的にそんなことをななとよく話しています。

今私に見えている世界はまだまだ本当に狭いと思う。
世の中には、もっといろんな人がいて、いろんな世界があるんだろうけど
こうやって社会人として働くなかで、私が今、ありのままに感じていることです。

支えて下さるスポンサー企業の下で働かせてもらい、
そこで働く人たちによって、地域で応援し、支えてくれている人たちが身近にいることを実感する毎日。
そしてその方たちにとっては、普通なのかもしれないけれど、働いている姿が本当にカッコ良く私の目には映っています。

この日常に、環境に、そして周りの人たちに感謝して。
言葉よりも行動でその気持ちを示していこうと思います。

最後に。
今に価値を感じてはいるけれど、
環境とかは関係なく、
もちろんサッカー選手としての自分に満足なんてしていない。
まだまだ上で戦っている人たちがいる。
サッカーをやっている限り、
勝ちたいという思い、悔しいという感情が自分の中で燃えている限り
まだまだ心を燃やして
上を目指していくつもりです🔥💪

次はななです😊
最近そういえばぬけぬけエピソードがないですね。
少し落ち着いてきたのかもしれませんがきっとそろそろとんでもないことを起こすと思います笑😁

ではぬけぬけエピソードも
次のななのnoteもお楽しみに〜😉

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