にじさんじユニット歌謡祭2022についての愚痴

これは愚痴以上でも以下でもない。堂々と表に出せる程の立派な分析でもないし、頑張っているライバーやスタッフの目に入っていいとも思わない。でもどうしてもモヤモヤしてしまう。だから文章にした、それだけの事だ。
ハッシュタグもつけない。でも誰かに共感して貰えたなら少し嬉しい。そんな程度の駄文だ。
※追記  妄想がヒートアップしてます

モヤモヤするところ

・「尊様が」「ファンとライバーとために」「無料(自腹)で」やっていたイベント。それを運営に掠め取られたという一方的な思い込みによる腹立たしさ

・ライト層もにじさんじを知らない人も普段ゲーム配信しか見ない人も全員が区別無くライバーと同じ時間を共有できた所が好きだった

・有料化という明確な垣根を作り、しかもライブでは無いという今回の歌謡祭はにじさんじユニット歌謡祭2022というには違和感が強すぎる

・アーカイブ視聴に時間制限があるという点について。卒業したライバーの思い出として、あるいはそうでなくとも数年後に見返して楽しむことが出来ないこと。制限をつけて生の瞬間を楽しめ、と言うならライブにして欲しかった。

9000円は高い?

結論から言えば、安い。それは間違いない。私はファンタジアが死ぬほど忙しい時期と重なって期限内に見られないと思ったからネットチケットも買っていないが、3日通しの3万円でも特段高い訳では無いと思う。それが2日で1万円は破格と言ってもいい。


仕方ない面ももちろん強い

nju歌謡祭2020→2021での演出面の違い、そしてその他業界全体でのライブへの力の入れようの過熱ぶりを見れば、「お金をかけてでも、お金を払ってくれるファンを満足させる」方向にシフトしていくのは仕方がない。そして実際にそちらの方が儲け(というか収入)の算段が立てやすいのは間違いない。
業界の双璧として名が上がるホロライブは、早々にそちらの方面に舵を切った。そしてそれは功を奏している。ガチ勢と呼ばれるお金を落とす層を集めるのも、そこから発生する固定視聴層の獲得やブランドイメージの定着も、現実世界のアイドルを想起させるこの手法は取り敢えず成功すると分かりやすかった。YouTubeでのスーパーチャットなどが話題だが、どちらかといばYouTubeはブランドイメージの定着の場として使い、それ以外で集金する。
どこからどの程度収益が上がるか分かりやすく、見積りやすいこの手法と違ってにじさんじの集金場所は視聴者から見ても分かりにくい。YouTubeを介した種々の大企画では、集客こそあれど集金のシステムがいまいち不透明だった。それはnjuも同じこと。プラットフォームを介しての集金では凄まじく効率が悪い。本来であれば多様な方面・そして単純な人数の多さを活かした集金の場を作ることが出来たはずだ。実際に書籍・声優・アニメプロジェクト・ろふまお等で現実とのリンクなど多様な活動を行っている。それこそホロライブと同じことをするのだって10人ずつなら月毎ペースですらライブを開けただろう。ただコロナ禍で大きく方法論が削られた。上場前後にこれは我々の想像以上に痛手だったのだろう。
それを考えれば今回のこの場は上場企業としては当たり前の集金ポイントだ。去年で言えば20万人が集まり、少なくない数がスーパーチャットを投じた。そのお金をプラットフォームを介さず集金出来ればどれほど大きいか。冷静に考えれば当たり前の話ですらある。(私は普段スーパーチャットはほとんどしないが、nju歌謡祭2021では1万円強を投げた。そして今年は有料ライブを見るつもりだ。こういう層は結構多いだろう)

そうじゃないだろという思い

でもにじさんじユニット歌謡祭は、そしてにじさんじの特に個人のライバーの思いから始まった全体企画はそうじゃなかったはずだ。そんな思いが強くある。有料化して1部のガチ層で盛り上がるより、あらゆる層がごちゃまぜになったサラダボウル状態で盛り上がりたい。それこそがこれだけの演者の多様性を持つにじさんじの活かし方のはずだ。一視聴者の分際で傲慢だし図に乗っている上から目線の思い込みだが、私はどこかこんな思いがあった。正直に言えば、質素でもいいからサラダボウル状態を維持できる無料ライブを行って欲しい。そんな思いすらある。
もしマリカにじさんじ杯やにじさんじ甲子園においてもこれに類する改変が行われれば、私は多分「にじさんじ」が嫌いになる。にじさんじのライバーだから見るのは変わらないだろうが、「にじさんじ」と名の着く全体企画はまずマイナスのイメージから入る。そんな風になってしまうだろう。そうはなって欲しくない。でも企業として当たり前のお金を集めるポイントを逃さない姿勢、寧ろこれまでのどこで「にじさんじ」としてのお金を集めているのかわからない状態を考えれば喜ぶべきなのかもしれない。上場企業として安定すればこれまでどおりの大型企画が続けられるかもしれない…


結論
今までのにじさんじのあり方が好きなら、応援のためにチケットを買おう!

主催の尊様や頑張って練習しているライバーが見る所での批判は避けよう


今後の動き次第では、にじさんじの全体企画を敬遠する様なことになるかもしれないが取り敢えず今回は我慢(あえてこの表現を使うが)してチケットを買おう。
無料が当たり前と思えという訳ではなく、これまでのnjuとの違いを、尊様のものだったはずなのにというモヤモヤをとりあえず飲み込んで、前を向いているライバーたちを応援しようと思う。これからもライバー個人の思い付きを応援してくれる運営であるように。(何より恐ろしいえにからの既存芸能企業による買収なんて事態にならないように)

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