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871ンスタライブ #006(w/視聴者いずみさん)

#871ンスタライブ #006
2020年12月4日(金)

テキスト:宙組( https://note.com/soragumi_com

主催:柳井貢(以下:871)
ゲスト:いずみ(以下:いずみ)

(871) こんばんは。
今日は、音楽の仕事を目標にしてる視聴者の方から、「他にも音楽業界を目指している方がいると思うので、私が柳井さんとお話しすることで他の人の役にも立てたら」みたいなご連絡を頂いたのでやってみます。

(いずみ) こんばんは、いずみです!

(871) こんばんは。何でも話していきましょう。

(いずみ) はい!まず自己紹介と何故柳井さんとお話ししようと思ったかを話させて頂きます。
今年21歳になる年で、今は会社員をしています。元々音楽の仕事に携わってみたいと思っていたんですけど、コロナ禍で考えることも多くて。その中で改めて、音楽が私の生き甲斐で、支えてもらってる面が多いなと気付けたので、これから先どういう風に仕事をしていくかを考えていたんです。そしたら丁度柳井さんが配信していて。柳井さんの経歴とかを知っていくうちに単純に"面白い人だなぁ"とか、私は割と言い切った言い方をするタイプなので、良い意味で"話し方が面白い方だなぁ"と興味を持ってDMさせて頂きました。

(871) なるほど。そしたら、事前に頂いていたメモに書いてある目次に沿って話していきたいと思います。

①視聴者いずみさんが思う自身の強み/弱み

(いずみ) 私の強みは自分の意思を人に伝えるのが好きなことです。逆に弱みは相手に言い過ぎてしまうことなので、弱味を強みに変えていくにはどうしたら良いか常日頃考えています。

(871) 所謂、強味と弱味が背中合わせなパターンだね。良い所でもあるからそのままでいいと思う。でも言い過ぎることで誰かを傷つけちゃうとか、議論の余地を許さない様な状況を作っちゃうことが弱みだとしたら相手に合わせたり聞く力が大切かな。ハッと気づいた時に自分の意見だけ言っている場面ってたまにあると思うんだけど、例えば俺が心がけてるのは、ある程度皆の意見が出るまで喋らないこと。「でもさ?」とか「いや、俺はー…」を我慢しまくる。「そうだね、なるほど」「確かに、そういう考えなんだね」って。そうすると聞いた話を踏まえざるを得ないし、聞いた上で無視して何かを言うのが難しくなるから、そういうスキルとか取りたいコミュニケーションをどう取るのか、を勉強したりコントロールすることが大切かもね。

②コロナ禍で何をしているか?

(いずみ) 私は今まで興味のなかった本を読み始めたりしてます。あとは大人の人の話を聞くようにしてます。

(871) インプット元は何なの?

(いずみ) 今回柳井さんにお声かけさせて頂いたみたいに、色んな人に喋りかけることです。誰かと話してる時に「そういえば、この人こう言ってたな」って思えるように、ライブに行った時もなるべく「今日のライブどうでしたか?」って声掛けたりしてますね。

(871) お客さんに?

(いずみ) そうです!1人で行った時は割と話しかけてますね。

(871) へえ!面白くていいね。共通言語がある人って何かしら共感性が出てくるからね。

③趣味とは?

(いずみ) 私も色々な趣味があって最近はジムに行ったりしてます。あと今は音楽が趣味だけど、将来それを仕事にした時に+αで心の支えになるものを探してますね。趣味と仕事を分けなきゃいけないわけじゃないけど、心の拠り所になるものを何かもう一つ持とうと思っています。

(871) なるほど。俺の場合はちょっと違うんだよね。例えば音楽を聴くのが好きっていう状態を、カレーを食べるのが好きだと例えた場合、音楽を作ってる側って、カレーを作る作業だと思うんだよね。で、カレーを食べることが好きな人が作るのも好きかどうかは分からない。食べるのは好きでも、作るのは好きじゃないかもしれない。例えばスポーツジムも、"スポーツジムで汗かくのが好き"っていうのと、インストラクターとか、ジムの経営、ジムで使われてる機械を開発するっていうのは必ずしも結びつかない場合があると思う。好きなことを仕事にする、趣味を仕事にするっていうのが俺はもっと漠然としてるっていうのと…あと趣味がないんだよね(笑)

(いずみ) 絵を描くのは趣味じゃないんですか?

(871) なんだろう…。20代の時は友達が結婚する時のウェルカムボードを描いたりしてて。そういうのは好きなんだけど、時間があるから絵を描こう!っていう風にはならない。80歳とかになって引退したらそういうのもいいと思うんだけど。ほぼ相手がいることばっかり。春に赤ちゃんが生まれて家の中が若干忙しいんだけどそれも半分趣味だし、でも遊びでやってるわけでもないな?みたいな。

④仕事とは?

(871) 僕の今の解釈は"生きることが仕事"です!仕事することが生きること。
人間の生きる意味を生物学レベルで考えた時に、基本的には子孫繁栄くらいしかない。でも例えばセミって7年間地中にいてバッて夏の間に1週間出てきて繁殖活動したりとかするじゃん?そういう風に動物毎に生存戦略があるとしたら、人間がとった生存戦略は"社会性"だと思う。最初は動物狩って肉食べて、女性は家で子供を守ったりして。そのうちそれが農業になっていって、気付いたら人間同士揉めだして。「うちの畑はお前には渡さねえ!」みたいな感じになって、それがどんどん時代と共に移り代わって仕事の種類が色々増えていったと思うのね。

そういう風に考えると、外で仕事してお金もらってくるのと、お母さんが子供を育てていることって人間レベルでみたらどっちも仕事だよね。更に言えば、仕事って必ずしもお金とか家族だけじゃない。例えば友達の結婚式の二次会のパーティの幹事をやるとか、身の回りの社会関係、人間関係を良好に築くために役に立てる役割を果たすことも、分解していくと全部仕事だと思っていて。僕は仕事の事をそんな風に捉えているので、生き甲斐っていうほど崇高なものではなく、もっと最低限な責任みたいな気持ちもある。

(いずみ) なるほど…。自分も今の仕事や将来やる仕事って何なんだろうって凄い疑問に思ってて。それはコロナがきっかけで考えるようになったんですけど、例えば医療関係の方とかが"コロナでライブに行きたいけど行けない"って言ってるのを見るだけで、そっかぁ…って悩んだりもしてて。人それぞれって言ったらそれで終わりなのかもしれないけど…仕事って大事だなって思いますね。

(871) 難しいよね。今で言うと医療関係の仕事をしてくれてる人達の生活環境とかもそうなんだけど、時事的なことで言ったらNIKEのCMが、障害を抱えている人の生き方とか平等性とかの観点で話題になったりもしてる。そういうことが人生のどこかのポイントで絡んできたりすると、難しい問題って人間社会死ぬほどあって、何か貢献できてるといいなと思いながらも、やっぱりある種自立することも凄く大事。例えば、崇高な理念とポリシーがあって"1年365日ボランティア活動や被災地の支援活動してます"っていう人がいたとする。でもその人は自分の人生をどうやって生活していくのか。そこが自立できてないといけない。助けてもらえるシステムを持った上でボランティア活動しているのか、ただ闇雲にボランティア活動しているのかでは全然違うと思うので、社会問題がどんどん身近になるといいなと思うんだけどね。ちょっと話が仕事の話から社会問題の話に飛躍しちゃったけど、最近は社会問題に向き合うためにもお金も稼がないといけないし、誰かを助ける為には誰かを支える為の糧が必要だし。その為に仕事してますって隠さず言えるかどうかも結構大事な気はしてるけどね。特にここから先、そうなっていくんじゃないかなっていう予想もしてる。

(いずみ) 他者への貢献と自分の趣味に割く時間のバランスが難しいなって思います。

(871) そこが分離するのではなく、どんどん近くなってくといいよね。例えば、宙組っていう名前で、noteでこの配信を原稿化してくれてる人がいて、ああいう作業って他者への貢献と自分の趣味を近づける作業だなと思う。カレーを食べることだけが好きだったけど、作ってみることも挑戦してみるみたいな。それって転職の相談の時もよく出てくるんだけど、勤め先を変えるかどうかだけが問題解決ではないような気もする。色んな方法があるし仕事や趣味の捉え方も色々あるし。サッカーをするのが好きな人が小学生にボランティアでサッカーを教えてて、それが趣味と一体化してるみたいな。ああいうのは凄く良い趣味だと思うね。


⑤読んでいる本の紹介

(いずみ) 私が読んでいる本は『成功者がしている100の習慣』です。
きっかけは、今年の9月辺りに気持ちが落ち込んでいて、その時に『COUNTDOWN JAPAN』の映像とかを作ってる映像作家の小西芽衣さんっていう方にDMをしまして。色んなアドバイスを頂いて、小西さんの行動力に感銘を受けたんです。そこでとりあえず小西さんの真似をしてみようと思った時に紹介していたので、買ったら結構入り込んじゃって。

(871) ちなみにこの本で定義されてる“成功者”ってどういう人のことを指して言ってるの?
成功してるか否かの定義自体が何なのかとか、その本はどこに導くための考え方なんだろうみたいな。

(いずみ) うーん…難しい。
何を導く為の、とかを考えて読んでこなかったです。

(871) もう1回その目線を持って読んでみると面白いかも!
ちなみに俺は『7つの習慣』を読んでます!『オリエンタルラジオ』の中田さんの動画で知って、読みたいなと思って買いました。


⑥視聴者いずみさんが今現在思うこと

(いずみ) 人のマネジメントとかバンドのマネージャーをすることは、私は"野球"に例えられると思ってるんです。ソフトボールをやってた経験があるんですけど、例えばピッチャーがボーカルでそれを支えるのがドラム。受け取るのがベースで、皆に投げかけるのがギターっていう風に思ってて、結局お客さんがいないと野球も成り立たないし、ライブやバンドの活動もお客さんあってこそかなと思います。私はそういう人たちを支えたいし、その人達のきっかけになることを手伝ったり、後押しをする何かをしたいなと思ってます。さっき言ってた社会貢献、他者貢献っていうのも一つの手だなと思いました。ただ、今すぐ音楽の仕事をやっていきたい気持ちもあるけど、ハッと周りを見ると自分の周りには支えてくれた人が沢山いて。親とか同期とか同級生とか。こうやって学ばせてもらってる柳井さんだったりとか、小西芽衣さんとか。そういう人がいてこその私なのかなと思っているので、周りに対して自分が行動をすることで感謝されるとか、相手に気持ちを伝えるとか、そういう仕事をしていきたいなって思っています。

(871) 因みに得意なことって何だと自覚してますか?他人のよりも優れてるではなく、これをやってる時間は凄く没頭できるみたいなこと。

(いずみ) 一番没頭できるのは何もない白紙を作ることです。それを自分1人じゃなくて周りの人と一緒に作ったりとか考えたりすることです。例えば真っ白な紙に何か書く時に、自分は一色しか持ってなくても周りの人達は他の色も持ってる。それを皆で協力し合って、何かをすることが自分の没頭できる時間ですかね。

(871) 良い意味ですごい抽象的だね。一連の話を聞いて察するに、コミュニケーションをとったり共同作業をしてることが好きなんだろうね。

(いずみ) そうですね!誰かと一緒に喋って、何か1つの目標に向けて力を合わせたり、その中で自分の能力を発揮するっていうのが好きです。

(871) それが出来る人は何でも出来そうな気はする。ただ逆に、ちょっと1歩目が難しいよね。

(いずみ) 自分の特技ってなんですか?って聞かれた時に、これ!って言うのがなくて。だからといって他の人よりも全然何も出来ないってこともないですね。

(871) 実績の積み重ね化、プロフィールの作り方って言うのかな。それにアイディアがあれば積み立てられていくような気がするね。今は色んな人に話しかけて話を聞いて、ってインプットがメインになっている。それって凄く良いことだと思うんだけど、何をしてる人ですか?って聞かれた時に"こういうことをしてきました!"って具体的に伝えられるものを持ってた方が"じゃあこれをやってみましょう、これを担ってみてください"みたいなことへのスピードが速くなると思う。そういう意味で1歩目がちょっと難しいだろうなぁと思うんだけど、小さいことでも何か出来てくれば凄い実感が出てくる気がするし、インプットしたことの価値がより出てくるんじゃないかな。

(いずみ) 正直、何から始めたらいいんだろう?何をすればいいんだろう?っていうのが頭の中で巡ってはいます。

(871) 今やってる仕事はどういう系の仕事だったり、どういうスケジュール感の仕事だったりするの?

(いずみ) ネット通販の運営やイベントを考えたりする仕事をしています。

(871) その仕事を活かしつつ、音楽も好きっていうのも含めたら、そこまでスタッフが充実していないアーティストやバンドのグッズを手伝ってあげるとかね。

(いずみ) なるほど!

(871) めちゃくちゃ重宝がられると思うよ。通販でグッズ全部やって登録情報打ってあげて、「こんなの作ったらいいんじゃないかな?って思うんですけど、勝手にサンプル作ってみました!」ってね(笑)「まじで?!」ってなるよ(笑)自分達だけでは全然回ってないバンドのグッズが、通販で月10万でも利益が出るようになったら凄く感謝されるだろうし、本当に利益が出るんだったら「私頑張ったんで1万だけ貰いますね」ってね。そんなことしてたらバンド仲間の間で「なんかお前んとこすげえ通販いい感じじゃん!」とか言われて「いやなんか、手伝ってくれるっていう人が出てきて頼んでんだよね色々と!」「え?俺達も頼みたい!」とかなっていくかもしれない。今、インプットの為の行動力は凄くあると思うので、これはあくまでも一例だから何だっていいと思うんだけど、アウトプットの行動力が何かしら出来てくるといいよね。
俺も、インスタライブを定期的にやってみる!って決めちゃったからできる。何かやろうかな?っていうのは半年〜1年くらいずっと思ってたけど、思ってるだけの期間って何も動き出さない。だから、やるか!ってやってみたらこうやってリアクションくれる人がいたり、数はさておき待ってくれてる人もいるからね。相手がいると責任が良い感じに自分にのしかかってくるから。

(いずみ) なるほど。


(871) 最後に、聞き逃したこととか、今ふと思いついた話したいこととかありますか?

(いずみ) ライブの運営側的としてお客さんに対して、楽しんで欲しいっていうのは1番あると思うんですけど、それ以外に気をつけてることとかありますか?

(871) なんだろう…。今はとにかく安全に感染者が出ずに、っていうのが1番気を遣ってることだけど…。
あとはスタッフも演者も20本のツアーまわったらそれぞれが1/20っていう、今日何本目、明日何本目、って良くも悪くも何分の1っていう一日になっちゃう。だけど来てるお客さんはその1日が特別な1日なので、そこの温度差を気を付けています。本当にこれ、油断するとボケちゃうんだよね、俺達。何の仕事でもそうだけど、例えばレストランで働いてる人達も毎日同じルーティンで、朝何時に仕込みして何時に店開けて、お客さんに提供して、店閉めてってやってる。だけど高級なレストランとか、そこにきてくれるお客さんは1年に1回の結婚記念日っていう特別な日だったりする。いかに自分たちのルーティンが他人にとってのルーティンじゃないっていう意識を忘れずに関われるか。それは凄く大事だと思ってるけど、目まぐるしく日々動いてるから、全然出来てない。でも油断しないように気をつけてるっていう感じ。もっと考えたら色々出てくるかもしれないけど、瞬間的に思ったのはそんなことかな。

ちなみに、いずみさんは微妙に緊張してたりするの?

(いずみ) 結構緊張しいですね。緊張すると空回るというか、相手にちゃんと自分の意思が伝わってるかな?っていう不安はありますね。この配信も普通に緊張してます(笑)

(871) 日常ともちょっと違うしね(笑)でもそれは場数と共に経験値が溜まっていくので、緊張しないこともないかもしんないけど、どんどん動いて場面を経験することで出したい自分が出せるようになっていくと思う。
例えばバンドも10回のリハーサルより1回の本番が最高のリハーサルってよく言う。スタジオでリハーサルするのとお客さんの前でやることってインプットできる経験値に雲泥の差があるので。どんどん外に出ていけるような何かを探していこう。

(いずみ) そうですね!ありがとうございます!

(871) じゃあ!今日はお別れということで。

(いずみ) また宜しくお願い致します!

(871) こちらこそ!

(いずみ) ありがとうございました!

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