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あなたは村人AでもBじゃない!

本日も少し病んでいた時のお話。
病んでいた高校生時代、他人と比べて見劣りして、どうやってもうまくいかない。そんな事を思っていました。そんな時に、教室に残って書類の整理をしていたところに担任の先生が来た。好きでも嫌いでもない先生が私の元に来てこう言った。

無理してない?

エスパーかよ。ふとそう思ったけど、なんとなく相談してみた方が解決するかもしれないと打ち明けてみた。すると、

君は高橋君のことどう思ってる?

高橋君はクラスメートで常に定期テストで100点を取る優秀な子だ。あの子は私より凄い頑張ってて、素晴らしい人だ。性格にも難が無い様に見える。そんな事を話すと先生は言った。

あなたと高橋君どっちが素晴らしい?

こんな簡単な質問は生まれて初めてかもしれない。こちらはテストなら平均点しか取れないような一般生徒Aで高橋君は高橋君って固有名詞がついている。こんなの一目瞭然じゃないか。
そう答えると担任は笑った。そして口を開けた。

やっぱり、あなたは良く見えてるよ。僕からしてみたら、高橋君もあなたも努力するポイントが違う様に見えるけどね。

ん?努力するポイントって何だ?というより学業が本分の学生で勉強以外で評価される事はあるのか?そんなことを思っているとこう言われた。

あなたはさ、あなた自身に厳しいんだよね。高橋君は、人のことは全然気にしなくて上っ面だけで交流しているタイプだよ。これを先生が言っていいのかわからないけど。でも、あなたはどうだ?困っている人がいたら、お節介なぐらい尽くすだろ?それをする、あなたをむしろ私は、あなたという固有名詞がつくと思うけど

何を言われてるか、やっぱり理解出来なかった。高橋君の方が優れていることなんて明白だし、その考えを変えてしまえば、教育制度も崩壊を意味するのではないか?って思う。すると先生は言った。

別にテストで100点取るやつが偉いんじゃないけど、100点取れるならそれがステータスになるから、やっぱりいいよね。でもそれ以上に面白いと思うことを見つけているなら、何かその面白さに流されても良いと思うけどな。大人だってそういう人いるし。

何だろう。これまでの先生とは少し違った。こんなこと言ってくれる人はいなかった。勉強しなさいしか言わなかったし、勉強は嘘をつかないとまで言われた。確かにその言葉は本当だと思うけど、やっぱり自分が面白いと思うものに全力を尽くす方がいいのかな?って思った。

他人と比べちゃう時は心が弱ってる時か自信がある時、弱ってる時は他人にも厳しくなるし、自信がある時は、人を見下してしまう。だからこそ、心を整えるということは常に意識しておきなさい。そして、異常を検知したら休みなさい。だから今日はもう帰りなさい。

ちょっと元気になった。やっぱり先生って凄いなと思う反面、教師って職業には自分はなれないと思った。こんなことを言えずに勉強しなさい。しか言えなくなることが怖かったから。その日の帰り道は、少しだけ空がいつより青く見えた。虹なんて無いのに虹が見えるぐらいに。

ということで今回のお話はおしまい!
周りが凄く見える事って、このSNS社会では凄いありますよね。そんな時にこう思えると楽なんじゃ無いかな?って考え方です。

そういえば、ふとこんな質問を頂きました。

登場人物が全員良い人に見えますけど、悪い人は登場させないのですか?

回答として、私のポリシーに悪い人はいなくて、たまたま問題を間違えるように行動を間違えてしまった。という考え方です。勿論取り返しのつかないことをしてしまった人もいる。実際に私の身内が誰かに怪我などをさせられたら、凄い憎むと思います。それでもこの考え方でいれたら良いなという理想も込めて、悪人を登場させておりません。
何も知らない私と知っている人という対話と感情形式の物語を書いていきたいと思うので、もし良ければ応援よろしくお願いします。

また書きたい時に記事が出るので、見てくださると嬉しいです。

このお話はフィクションであり、実在の人物と団体には関係ありません。

必ず毎日投稿。日々の出来事と知識をしっかりと話していきたいと思います。