【BAL】開幕ロスターのお話 -26 chairs-
アメリカにも花粉症というものは存在しており、カンザス州のウィチタは春先に最も花粉症に悩まされる地域の一つだそうです。穀倉地帯だからでしょうか。選手のプレーに悪影響が出ないといいなと、遠く離れた日本で鼻をかみながら思う毎日です。
どうもこんにちは、ジャンさんです。
スプリングトレーニング(ST)も中盤戦に入ってきましたね。先んじて韓国で開幕戦を実施するLADとSDをはじめ、各球団が開幕に向けた準備を着々と進めている姿を見ると、またMLBのシーズンが始まるんだなと心が踊ります。
オリオールズも招待選手たちをはじめとする新戦力たちが、レギュラー陣と鎬を削りあっている状況です。
今回は、そんなオリオールズの開幕ロスターについて予想していきます。あくまで筆者の予想ですので、いまのオリオールズってそういう状況なんだな〜ぐらいの空気感で読んでいただけると幸いです。
※2023年の開幕ロスターは上記ポストのとおり。
※昨年11月に獲得したサム•ヒリアード(OF)がCOLにウェーバークレームされたため、3/3時点でのロスター枠は39人/40人となっている。
→3/16にCWSよりペイトン•バーディックをクレーム、同日オプション行使
1.投手
23年のロスターと同じく13枠で考えます。
*:マイナーオプション切れ
①SP:5
Corbin Burnes
Grayson Rodriguez
Dean Kremer
Cole Irvin*(L)
Tylor Wells
◾️IL
Kyle Bradish
John Means
開幕SPローテはよほどのことがない限り、上記5人で確定でしょう。
ローテ1番手は"コービン•バーンズ"、良い響きだあ…(恍惚)。
3,4月は試合のない日が多く、日程にかなりの余裕があるため、この5人ローテのうちの上4人で回すことも可能です。
ブラディッシュとミーンズが開幕アウトの状況ですが、まだ戦える…まだ舞えるっ…!と言えるだけの人員は揃っています。
とくにアービンには2年連続で規定投球回を達成していたOAK時代の輝きを取り戻してほしいですね。
あとクレーマーが今年は200IP投げたいって言っていたので、イニングイートしてくれるとすっごく助かるというかしてくださいおねがいしますなんでもしますから。
ブラディッシュは右肘にPRP注射を施されて様子見状態ですが、ケガの場所が場所なので、翌25年も含めてシーズンアウトの想定で動いた方が良さそうです。
ミーンズは5月半ばごろの復帰見込みで、復帰後はウェルズがブルペンに移行or6人ローテとなることが予想されます。いずれにしてもミーンズの復帰後にはローテの再編が行われるでしょう。
②RP:8
Creig Kimbrel (CL)
Yenner Cano
Mike Baumann*
Dillon Tate
Jacob Webb*
Danny Coulombe*(L)
Cionel Pérez*(L)
????????
◾️IL
・Félix Bautista
バティスタは当初の予定通り24年シーズンは全休。
しかしながら、新加入のキンブレルと、22年にソリッドな活躍をしたテイトの復帰もあり、意外と戦える面子にはなっているのではないかと思います。
昨年は特にカノの登板過多が目立ちました。上記7人はいずれも出力は確かなものを持っていますので、うまく分散させてくれと願うばかりです。
③40人枠、マイナー
◾️40人枠
・Seth Johnson→ (追記)3/8にオプション行使
・Matt Krook《マット•クルック》(L)
・Bryan Baker
・Jonathan Heasley
・Kaleb Ort
・Keegan Akin(L)
・Nick Vespi(L)
・Bruce Zimmermann(L)
◾️マイナー
・Julio Teheran
・Chayce McDermott
・Cade Povich(L)
・Justin Armbruester
・Tucker Davidson(L)
開幕ロスターのRP8枠目は、
1. クルック or ポヴィッチ or マクダーモット:将来的な先発起用を見越しつつのショートイニング&SP起用
2. テヘラン:ロングリリーバーも担当(ただしMLB契約が必要)
のどちらかになるとここでは予想します。
また、上記のメンバーはオプションを行使されながら、入れ替えを繰り返す起用になると思われます。
ヒーズリー,ジマーマン,マクダモット,ポヴィッチ,アームブルースターはSPとしての起用も十分に考えられます。
個人的にクルック,マクダーモット,ポヴィッチは来年以降のロスターの中核になってほしいので、期待しています。
2.野手
投手と同じく13枠になります。
昨年同様DHを固定しない想定。
*:マイナーオプション切れ
①捕手:2
Adley Rutschman
James McCann
特に議論の余地なし。マイナーにはマイケル•ペレスが待機。
②内野手:6or7
Ryan Mountcastle (1B)
Ryan O'Hearn (1B/RF,LF)
Jordan Westburg (2B/3B/SS)
Gunnar Henderson (SS/3B)
Coby Mayo (3B/1B)
Ramón Urías* (IF)
????????
現有戦力とSTでの調子を鑑みると、メイヨがMLB昇格になると思われます。ウエストバーグも開幕ほぼ確定となりそうなので、昨年とは殆ど異なる内野陣の顔ぶれになりそうです。
UT枠は直近2年で4ポジション全ての守備経験があるウリアスにしておきます。
③外野手:4or5
Cedric Mullins (CF)
Anthony Santander (RF)
Austin Hays(LF/CF)
Clton Cowser(OF)
???????
両翼はオハーンが、CFはヘイズがデプスとして起用ができます。
したがって再建生き残りOF三人衆に加えて、外野3ポジションの出場が可能で、STも好調なカウザーをロスターインさせると想定します。
カウザー出場時は、サンタンデールはDHで出場が見込まれます。
④40人枠、マイナー
◾️40人枠
<IF>
・Jorge Mateo *
・Nick Maton *
・Tyler Nevin *
<OF>
・Kyle Stowers
・Ryan McKenna *
・Heston Kjerstad
・Peyton Burdick
◾️マイナー
・Connor Norby
・Jackson Holliday
・Kolten Wong
STで眉を顰めるしかないような結果を叩き出しているメイトンとマッケンナはほぼ間違いなくDFAされるでしょう。またネビンについてはAAAの1B要員としての起用が濃厚ですので、アウトライトされる気がしてます。
OFのうち、カースタッドとマッケンナはSTで調子が上がっていないので、オプション行使でマイナー再調整となりそうです。
ノービィは怪我で出遅れたので、マイナースタートが濃厚です。
バーディックは3/16にオプション行使されてマイナースタートになりました。
ウォン?マイナーの穴埋め兼指導係だと思うよ。
※マッケンナはオプションが残っていませんでした。筆者の勘違いでしたので、訂正します。
したがって残る野手の1枠は、OFからST絶好調のストワーズか、ロスター構成を考慮して2B/SSのホリデイの昇格、もしくはSD時代と同じくUTに挑戦のマテオになると思われます。(これ三択問題になってるか?ほぼ答え決まってない?)
個人的には…というよりこの中から選ぶならほぼみんな答え一緒だよね。
トッププロスペクト、しかも全体一位だぜ?彼のデビュー早く観たいよね。わかるわかる。
9月の枠拡張時に昇格してくれればって思ってたけど、去年のガナヘンみたいに開幕から我慢強く起用してもいいんじゃないかなって最近は思いはじめてる。プロスペクトなんて起用してなんぼだし。
3.〆
STはどこも若いのいっぱいでたのしいなあ(小並感)
最も優れたファームシステムと評されたBAL傘下の面々がロスター、レギュラー入りを目指す。日一日と成長がはっきり見てとれる…この上もない楽しみだ、って安○先生も言葉にしていたような気がします。
地区優勝した昨年のように今年も100勝できるなんて毛ほども思ってはいませんが、しっかりと穴を塞いで戦力を見極めた起用ができれば、勝ち数はともかく、昨年より実りのあるシーズンになるのではないか。
贔屓のSTをみると心の中でそう期待してしまう自分がいます。
開幕が待ち遠しくなる時期ですが、今はレギュラーシーズンやポストシーズンのそれとは異なる、期待と希望が溢れるこのST期間限定の空気を楽しもうと思います。
それではまた。
P.S.
上記のロスター予想は以下画像にまとめました。
参考文献
ヘッダー画像
オリオールズ公式Xより引用し、一部を加工して使用。