【BAL】Welcome to Baltimore!!
こんにちは、ジャンさんです。
鍋物が美味しい季節になりましたね。私は豆乳坦々鍋というものが結構好きで、唐辛子やニンニク、生姜をたっぷり入れて食べてます。スパイスを効かせると体も心も熱々になるのでオススメですよ。
さて、MLBのストーブリーグも熱々のニュースがいろいろ飛び込んできましたね。LADの$1.1B爆買い、SDの松井裕樹獲得、STLの熟練SPローテ創生、DETの的確補強などウィンターMTG以降各球団動き始めたような印象を受けます。
そんな市場動向の中でBALが獲得した選手のうち、40人枠に入っている3人をピックアップしてこの記事では紹介しようと思います。
1.Craig Kimbrel
1人目は皆さんご存知クレイグ・キンブレル。
通算417SVのMLBを代表するクローザーであり、昨年はPHIで71試合に登板しました。
キンブレルについてはLet‘s 5Gさんの合同note寄稿記事で述べられているため、成績面の言及はここでは省略します。
代わりに本人のインタビュー記事から、いくつかの印象的な回答を紹介します。
"I guess the ninth inning’s for me."
「9回は自分のためにあるんだと思っている。」(筆者による意訳)
かっこいい…
百戦錬磨のクローザーがブルペンにどのような好影響を与えてくれるのか、期待が高まりますね。
2.Sam Hilliard
2人目はサム・ヒリアード。ATLからウェーバー公示されていたところを11/2(日本時間)にBALが獲得しました。
成績面を鑑みるに、外野の控えや代走がメインになるかと思われます。外野3ポジションでの出場経験があるのは良いですね。
いずれ別記事でも触れますが、BALは現在野手プロスペクトの渋滞が起きている状態です。24年以降彼らが昇格した際に弾き出されるであろう面々の特性と役割を考えると、ヒリアードのような選手が控えにいてくれることは有難いのかななんて思いますね。
<追記>
日本時間の2024/02/29にて、COLにウェーバークレームされBALから移籍することになりました。古巣に戻った形になります。
3.Jonathan Heasley
3人目はジョナサン・ヒーズリー、12/19(日本時間)にKCとのトレードで加入した26歳のRHPです。
KCはMichael Wacha, Seth Lugo, Chris Stratton, Kyle Wrightらを今オフに獲得したため、彼らに押し出されたような形のトレードのように最初は思えました。
マジで知らん選手来ちゃったどうしよう…
若いので、ポテンシャル重視かな?と思いつつ調べてみました。
球種は4シーム、スイーパー、カーブ、チェンジアップの4つ。22年ではシンカーとスライダーも投げていましたが、23年は上記4種のみのピッチングとなっています。
baseballsavantにあるstatsを見ると、4FBのホップ量及びカーブの縦変化量には目を見張るものを持っています。Chase%, Hard-hit%も高く、四球も少ないタイプなので、ハイレバ展開を任せられる投手に化けるポテンシャルは持ち合わせているのではないでしょうか。
また、チェンジアップについては昨年8月にLAAよりウェーバー獲得したジェイコブ・ウェブの例もあり、持ち球レベルまで改良できるノウハウはあるため、ヒーズリーにとって、BALはもう一皮剥けるのに良い環境なのではないかと思います。
マイナーオプションも残っているので、育成しながら起用する形になりそうです。
4.〆
BALの24年はヘンダーソンやウエストバーグ、ロドリゲスやカノが台頭した23年以上に、若手の起用とそれに伴う戦力の入れ替えが起きるのではないかと思われます。再建期を完全に抜けるために、戦力見極めの最終段階に入らなければなりません。そうした中で足りない部分を補うために、今オフの新戦力獲得が必要となってきます。
22年オフに入団したカイル・ギブソン(現STL)のイニングイートとベテランらしい献身は、間違いなく23年のBALの躍進を支えました。24年の新戦力たちにも、チームに新たな風を吹かせてほしいものです。
参考文献