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海外送金手数料が圧倒的に安くなる優れもの

みなさま、こんにちは!
Global Investment Academyの両角です。

昨日は弊社顧問を務めていただいている(株)マネコンの中村社長による「心のあり方セミナー」が開催されました。

弊社のお客様は、大なり小なり投資家の方々でもありますので、常に自分が投下したものに対してどれだけリターンが期待できるか、という点を常に求められているのは当然のことですが、それ以前に、もっと大切にすべき「心のあり方」について教わることができました。

続きは【編集後記】にて

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両角にフリコミ詐欺のお誘いが!?
海外送金に関わるある日の出来事

先日、私が日頃からとてもお世話になっているビジネスパートナー(兼兄貴)の方から、私のLINEにメッセージが入り、ある相談をされました。

内容としては「お金を振り込んでちょ m(_ _)m」という、流行りのフリコミ詐欺ではない、マジな方の振込依頼でしたw

▼実際のLINEでのやりとりはこちら

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どうやら、昨年から続く香港での大規模デモによる混乱で一年以上も香港に行けていなかったことに加えて、今回のコロナ禍によって未だ入国が制限されていることにより、その方が保有している香港HSBC内の香港ドルが一時的に枯渇(残高不足)し、海外での積立保険用の支払いが不十分になってしまった、とのことでした。

日本やその他の国で保有されている口座からその分を海外送金すれば事が足りるかと思いますが、ご存知の方も多いように、昨今日本から海外送金依頼をかける際に、色々と面倒な質問を受ける可能性があることや、実際着金までにかかる時間的な制約、さらには為替両替手数料を含めた高い海外送金コストがかかるのを回避するために私に打診してきた、という訳です。

あ、もちろん誰にでもお金を貸す訳ではありませんよ!これまで散々うまいことを言って私に近づき、信用させた挙句に手のひら返して逃げてしまった輩(ヤカラ)もたくさん見てきましたし、それは同じ日本人であっても同じ。私の【人間不信度】はマックスですから悪しからず苦笑

ただ、この方とは、もうかれこれ出会ってから10年近くになる長い付き合いですし、これまでのビジネスに対する真摯な姿勢だとか抜群のバランス感覚、加えてプライベートな面も含めてずっと見てきて、尊敬のおける素晴らしい方ですので、私が出来る些細なことの一つとして、一つ返事させて頂きました。

彼とのやりとりを終え、すぐにモバイルアプリを立ち上げて、指定の口座まで送金を完了させ、早速送金履歴をLINEで送ると同時に、向こうでもすぐに着金確認が出来たようです。

また、それと並行して、彼の日本での口座からネットバンキング経由で私が保有する日本の口座に同額の日本円を送金し、一件落着。ここまでかかった時間は、たった5分・・。

ま、考えてみれば、海外送金だっていわば数字の書き換えだけの話なので、こんなことが可能になる訳ですね!

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ただ、グローバリゼーションとデジタリゼーション(=フィンテック化)が進行する中で、銀行が提供するネットバンキングやモバイルアプリもかなり便利になってきたとはいえ、海外送金に関してはまだまだ高い手数料がかかりますし、逆にマネーロンダリング対策としての様々な障害も増えてきて、必ずしも、誰もが手軽に安く海外送金が出来る世界でもないように思えます。

今回私が実際に行ったようなトランザクションに近い海外送金を、新たなビジネスモデルとして再構築し、世界中で利用者がすでに600万人を超え、驚異的な早さで成長している企業があること、ご存知でしょうか?

その企業の名前は『TransferWise(トランスファーワイズ )』

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海外の動向に常にアンテナを張っているGIA通信の読者様なら、一度は聞いたことがあるか、もう実際に活用されている方も多いかと思いますが、知らない方も間違いなくいらっしゃいますので、今週のGIA通信では、トランスファーワイズがどんな企業で、どのような特徴なりサービスを展開しているのか、簡単にご紹介していきますね^^

圧倒的に安いコストで海外送金が可能!
同時にあの時の苦い思い出が蘇る・・・

まず、「何を提供しているのか (WHAT)」ですが、一言でいえば、低いコストでスピーディーに海外送金ができる海外送金送金サービス、をウリにしている企業です。

彼らが提供するプラットフォームを経由してかかる手数料は、平均してたったの0.7%程度。これは、これまでの伝統的な銀行が提供する手数料の8分の1程度と、圧倒的な安い手数料でこの業界に風穴を開けました。

そもそもトランスファーワイズ社は、2011年に英国で設立され、2019年5月時点での時価総額は35億米ドル(約3,716億円)と欧州最大級のフィンテック・スタートアップ企業。

すでに80カ国以上で送金が出来るようになり、母国とお金をやり取りしたい出稼ぎ労働者や移民、留学生などのニーズをガッチリ掴み、送金総額は月5000億円を超えるとも言われています。

日本経済新聞の発表によれば、同社の19年3月期の売上は、前期比53%増の1億7910万ポンド(約250億円)、純利益は1030万ポンドと同66%増え、それぞれ過去最高になり、その勢いは今後ますます加速していくと思われます。

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彼らの人気の秘密は「圧倒的に安い送金コスト」です。通常我々が日本から海外送金する際にかかる送金手数料は、最近では安いところも出てきましたが、平均3000円~4000円程度かかります。

また厄介なのは、実勢よりもかなり上乗せされた為替レートが採用されていることであり、そのレートは銀行によってバラツキがあります。表に出やすい送金手数料を安く見せておいて、お客様に不利な為替レートを適用して多額の利益をあげているところもあります。

同社CEOでもあるクリスト・カーマン氏は「このような為替の”隠れコスト”は(全世界で)年約2000億ドル(約21.8兆円)」だとも述べています。

実は私も、以前海外送金を行った際に、痛い失敗をしたことがあります。

2014年、それまで住んでいたマレーシア・ジョホールバルを離れ、タイ・バンコクに引越しした際に、マレーシアにあるお金を銀行経由でタイへ海外送金したのですが、着金金額をみて、ひっくり返りました。

なんと、送金手数料と両替手数料合わせて、送金額の《9%程度》も取られていたのです、、、その時は300万円の送金だったので、手数料だけで約27万円が消え・・・号泣

もちろん、それまで海外送金は香港HSBCを中心に頻繁に行っていて慣れていたのもあって、確かに送金する前に、きちんと銀行へ適用される為替レートを確認することなく、送金指示をしてしまった自分がいけないのですが、マイナー通貨同士(マレーシアリンギットとタイバーツ)間の送金だったとはいえ、いくらなんでも9%はあり得ません。。

かといって、ハンドキャリーで持ち出せる現金も限りがありますから、その時は仕方なかったとは思いますが、そんな高い手数料がかかると知っていたなら、無理にタイに移すことなく、マレーシアにそのまま置いておけばよかったですし、その時にこのトランスファーワイズの存在を知っていたら、、、と。

ま、悔やんでも後の祭りですけどね!苦笑

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海外送金だけど国内送金の不思議
画期的なマッチングサービス

では、なぜトランスファーワイズ社は圧倒的な低コストで海外送金サービスを提供出来るのでしょうか?

その答えは、彼らは海外送金をしてないから、です。

ん?? 海外送金してないってどういうこと? 実際に自分が指定した国でちゃんと受け取り出来ているけど、、、

そう言われるのは当然のことですし、私も詳しくこのサービスの仕組みを理解する前までは、この会社を懐疑的に見ていたのは事実です。

実は、彼らが行っていること=ビジネスモデルというのは、「国際送金を希望する利用者同士をマッチングさせ、実際には国際送金しなくても資金を受け取ることができる仕組みを構築」しているのです。

わかりやすい絵が日本経済新聞にありましたので、抜粋させていただきますが、これを見てもらえばわかるように、要はA国(例:日本)からB国(例:英国)へお金を送りたい人と、逆にB国からA国に送りたい人がいて、これを独自のプラットフォームを使って仲立ちし、国内同士のやり取りに組み替えることで、疑似的に国境や通貨をまたぐ送金を安く実現したということです。

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実際には、自分が送ったお金は、別の国にいる送りたい相手には届いておらず、国内の知らない人にトランスファーワイズを経由して渡っているのです。

お金は色も固有の名前も付いていません。固有の番号は振られていますが、受け取る側としては、別に送金したお金と全く同じである必要はなく、単に1万円なら1万円という価値のあるお金(紙幣)を受け取れば問題ありません。

そもそも基本デジタルの世界なので、こんな組み替えが可能になるのですね!よくよく考えればわかりそうなことでしたが、さすが創業者の方は、世の中の人が困っている点を解決すべく、こんな素晴らしいスキームを考えて実現させちゃった訳ですね!

これまでの海外送金は、ベルギーにある国際銀行間通信協会(SWIFT)のシステムを使い、コルレス銀行と呼ばれる中継銀行が資金のやり取りを仲立ちする仕組みで、複数の銀行が関わるため、どうしても手数料が高くなりがちでした。

世界銀行の調べによると、20年1~3月期に200ドル(約2万1500円)の送金で顧客が負担する費用の世界平均は送金額の6.8%だったとの報道もありますし、今のトランスファーワイズ社が提供する手数料に、既存の銀行は太刀打ち出来ないのではと思います。

世界的にマイナス金利時代が新常態(ニューノーマル)になりつつある中で、運用が難しくなっていることに加えて、海外送金をはじめとする手数料ビジネスで儲けを出してきた銀行の体力は、日を追うごとにますます憔悴していくことでしょう。

送金サービスによって数万円も違う!
賢いあなたはどっちを選ぶ?

こんなトランスファーワイズですが、実際に私も最近海外送金する際には、必ず比較対象として検討はしていて、実際に銀行間での海外送金よりも安い手数料(=多くのお金を送金出来る)を実感しています。

せっかくなので、一例を挙げてみると、日本からタイに100万円を送金するケースを見ていきましょう。

まずはトランスファーワイズが指定する日本国内の銀行に100万円送金する必要がありますが、国内送金手数料は最近ネットでもゼロ円であることも多いので、一旦ここではゼロとして、彼らの手数料として8,511円が引かれます。今回100万円の送金ですから、料率に直すと[0.851%]となり、マイナー通貨だけあって米ドルやユーロなどと比べて高いですが、それでも1%を切っているのは助かります。

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さて、海外送金で一番ミソとなる両替手数料=為替レートですが、この日のこの時点では、[3.39493]が適用され、タイバーツ換算で【292,050.03バーツ】がタイ国内で指定した口座に振り込まれることになります。

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肝心なのは、この計算に適用される[3.39493]という為替レートが果たして妥当なのか、ということですね。

下は為替レートの計算に私がよく使っているサイトのキャプチャーですが、ここでの為替レートは仲値(TTB)が表示されており、[3.39426]とあります。先ほどのトランスファーワイズで使われたレート[3.39493]がいかに仲値に近いもの=顧客により有利であるかがわかるかと思います。

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ちなみにトランスファーワイズで送金する際には、他の銀行を使った場合にどれくらいの手数料になるのかも、親切に提示してくれちゃいますw

複数の銀行での、それぞれの為替レートと送金手数料、そして受取額の一覧です。当然ながら一番右に表示されている受取額が多いければ多いほど良いのですが、トランスファーワイズは送金手数料はどの会社・サービスよりも高いように見えますが、適切な為替レートを使っていることから、結果的に一番多くのお金を受け取れることがわかるかと思います。

実際に、トランスファーワイズで100万円を送金した場合、【292,050.03タイバーツ】受け取ることが出来るところ、楽天銀行経由で海外送金すると、送金手数料で1,750円と安く見えますが、結果的な受取額は【286,244.58タイバーツ】となり、トランスファーワイズとの差額は▲5,825.45タイバーツ、結果約2万円弱も違ってきますから、この差は大きいですよね!

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と、今日は我々海外投資に興味・関心を持つ人には切っても切り離せない海外送金について、画期的なプラットフォームについてのお話をしましたが、いかがでしたか?

具体的な口座開設の方法や送金方法などについては、多くの方がブログなどで詳しく解説していますので、説明はそちらに譲るとして、、、紹介でスタートした場合は一部手数料が《無料》となるキャンペーンがあるようなので、日頃からお世話になっているGIA通信読者様には共有しておきますね^^ 是非この機会にそちらをご利用ください!

注意)こちらのクーポンを使った割引は、すでにトランスファーワイズにアカウントをお持ちの方は適用外となることご了承願います(あくまでも新規開設者のみ)

特別割引クーポンを受け取りたい方はこちらから >

このURLをクリックすると、下の画面になるので、必要事項をご記入いただき、緑色の【手数料無料で海外送金する】からお入りください。

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皆さんからのコメントを読むのも私の楽しみの一つであり、励みにもなりますので、感想・意見・反論なんでも良いので、良ければこちらのURLから声を聞かせてください^^

お問い合わせフォーム >

編集後記

心のあり方といっても様々ですし、少し抽象的すぎるかもしれませんが、特にお金が密接に絡む投資に携わっていると、心穏やかにいれなくなることは少なくありません。

そこで「マインドフルネス」という考え方について学び、まずは目の前にあることに集中する大切さと、その状態になれる簡単な方法を学びました。

また、現在のコロナ禍で目の前に起きていることに右往左往せざるを得ない中でも、

「そもそもどういう気持ちで投資をしているのか」
「本当に求めるべきこと、ゴールとは何なのか」

などについて、暦を例に出しつつ、日本の深い歴史を紐解きながら、日本人として本来あるべき姿・心の持ち方についても考えさせられる内容のお話に、私自身として気付かされることが多かったセミナーでした。

色々と守秘義務契約もあるので、皆さんにこのGIA通信を通して全てのことをお伝えしきれていなくて歯がゆいですが、中村顧問の周りには、今回講師としてお呼びした小坂先生の他にも、素晴らしい人たちが力になってくれるべく、次々に手を差し伸べてくれており、いくつか面白いプロジェクトも水面下で展開しております。

このような有難いご厚意に甘えることなく、我々としてもそれこそ、”○澤直樹”シリーズの名ゼリフ「倍返し!」ではないですが、いただいそれ以上の気概をもってお返しするべく、引き続き頑張っていかないとなと、身が引き締まる思いを感じた1日となりました。

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・・・なんて、頑張って前向きなコメントをしてみましたが、、、昨晩ある俳優の自殺のニュースの一報を聞いて、唖然としました。。。コロナで亡くなった志村けんさんの時もかなりの衝撃を受けましたが、今回もそれに匹敵するくらいの訃報。。。

「命って一体何だろう・・・・」
「どうしてそこまで追い詰められちゃったのだろう・・・」
「誰か相談出来る人はいなかったのかな・・・」

色々な思いが交錯する中で、命の尊さ、心のあり方について改めて深く考えさせられる出来事でした。

良い日曜をお過ごしください...

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