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プロ21年目にして3ポイント成功率キャリアハイのレブロン

今シーズン、プロ21年目にして3ポイント成功率キャリアハイ41.2%を誇るレブロン。2/29の大逆転したクリッパーズ戦では7本の3ポイントを決めて34得点。最終クォーターでは次々とショットを沈めていき、4クォーターで19得点とクリッパーズの16得点を1人で上回ると、試合後彼はゾーンに入っていたと明かした。

“全てのショットが決まっていく感じだった。ただそれを続けたんだ。無茶なショットは避けてオフェンスでは流れに身を任せて行った。チームメイトは僕のことを常に見つけてボールを与えてくれたと思う。あれはゾーンだ。上手くは説明出来ない、でもあれが永遠に続けばいいと思う様な感覚だった”

年齢を重ねてもなお彼がさらに進化を続ける理由は何故なのか?今シーズンどのような取り組みをしているのか紐解いてみる。

今シーズンのレブロンは足の状態が昨シーズンよりも良く、おかげで技術向上の為の練習を多く取れていることを明かしている。

“試合のない日でもフロアに長く立っていられる様になった。足の調子は今季良い。昨季は足に負荷をかけたり、コートを走り回れる様な状態ではなかったから、なかなか練習をこなせなかった。だが今季は練習する時間を多く取れている”

昨季は出場時間が長かった時期もあり、負担が多い中で足の鍵を断裂。だがその状態でカンファレンスファイナルまで戦い抜いたレブロン。今季は慢性的に足首に問題を抱えているものの、健康状態は昨季と比べて良好なのだろう。またレブロンは以下のように続ける。

“今季は試合が始まるずっと前から、時間をかけてスキルを上げる為の練習に取り組んでいる私の姿を見れるだろう。その念入りな準備こそが私を万全な状態へと仕上げてくれる。ただ一貫してショットを放ち続けるだけだ。いつも同じショットの練習に励んでいる。ただ打って打って打って打って打ち続けるだけだ”

“私は尊敬されたいしチームは私をアウトサイドからプレイさせなければならない。それはチームが考えている手段の一つで、もしチームが何かを諦めるならアウトサイドから私にシュートを打たせることを選ぶだろう”

ESPNよりリリースされた情報でユニークなものがある。それは過去5年間におけるレブロンのオールスター前とその後の3ポイントの成功率だ。レブロンはキャリアを通してオールスターブレイク後にギアを上げて、いわゆる『プレーオフ・モード』をアクティベートさせていく。数字を追っていくと明らかにそのギアを上げているのが以下のようにわかるだろう。特に今季のパーセンテージの上がり方は凄まじい。

•2019-20シーズン
34.5%→35.8%

•2020-21シーズン
35.8%→40.0%

•2021-22シーズン
35.3%→37.6%

•2022-23シーズン
31.0%→37.5%

•2023-24シーズン
39.5%→46.6%

“あとどれだけ時間が残されているかはわからない。そう多くはないはずだ。そして私はレイカーだ。ここまで6年レイカーでいられて幸せに思う。願わくばチームに残りたい。どんなふうにキャリアに終わりが来るかはわからないがそう遠くはないだろう”

依然として高いレベルを維持しつつ進化を続けるレブロン。だがいずれは時の翁がやってくることを本人もわかっているのだろう。

今シーズンは3ポイントに磨きをかけてレイカーズのプレイオフ進出を誓う。レイカーズが抱える課題や問題は多々あるが、良好なチームケミストリーの中に一際誰よりも優れたアウトサイドを武器に、チームを高みへと導いてくれるに違いない。

(文章構成: West)

(参考: ESPN, Lakers Nation)

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lakersnation.com/lakers-news-le…

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