パット・ライリーがジェリー・ウェストの逝去について声明を発表
“私はジェリー・ウェストを愛していた！
我々はレイカーズとして共に戦えたことを愛し、それはとても神聖な領域と言えるものだった。その中でお互いに成長し、良い時も悪い時も共に時間を分かち合った。人生における重要な時期に、自分を変えてくれると夢のように思う誰かとの運命的な出会いを、私達は望んでいるものだ。それが私にとってジェリーとの出会いだった。
今日の訃報はジェリーと過ごした沢山の特別な瞬間を私に呼び起こした。そうしてその美しい思い出は、涙の滝として私に押し寄せ、全ての出来事が鮮明に心に刻まれている。
フォーラムでの練習後に帰宅して一旦仮眠を取る前に、ウェストウッドのホリス・ジョンソンの薬局へ行き、最高に美味しいハンバーガーを食べてミルクシェークを飲み、新鮮なホイップがトッピングされた素晴らしいカスタードプリンを一緒に食べたことを昨日のことの様に今でも覚えている。それから試合に臨んだ際は、彼はとてつもないスキルと容赦ない闘争心で活躍していた。
彼の身近な存在として一緒に時間を過ごせたことに誇りに思う。彼を見て学び、私に信じさせてくれた。あの偉大なオーラに包まれることに魅了されていた。私は当時、ジェリーを見て自分のモデルにしなさいと言われていた。彼は賢く意志を強く持っており、大胆かつ寛容で凄まじい競争心の持ち主。頑固な一面もあったが同時に優雅さも兼ね備えていた。これらは私の心に刻まれた彼の特性の一部だ。そしてこれらの特性というのは彼にとって正しい時に表へ現れると、長い年月をかけてジェリーの思考と共に磨きをかけていった。
ジェリーが私の為にコーチングの扉を開いて、‘君ならこれが出来る。でもその時は今だ’と私に言ってくれた。彼はわかっていてコーチの職を私に託してくれた。私にそのチャンスを与えてくれたことにこれからも永遠にずっと感謝し続ける。
クリスと私は、このもっとも困難な時にカレンと彼の家族が神のご加護を受けられる様に祈ります。どうか彼らに平和が訪れますように。
そしてジェリー、私の親友よ。いつの日かまた会おう。その時までハンバーガーとミルクシェークとホイップクリームのかかったカスタードを取っておいてくれ。今まで最高のランチだった。どうかそれまで、安らかにお眠りください”
原文:
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