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回胴祭3戦目 VSぱっとん

こんにちは、こちらは3人の誰かが2匹ずつ持ち寄った食材を使った闇鍋で殴り合う回胴祭3戦目、アポロン視点の記事になります。


今回のお相手はぱっとんさん。回胴祭の参加者であるむらびとさん・つばきさんはぱっとんの名を聞くだけで心臓発作を起こすらしいです。直接関係は無くとも、回胴祭に出た人は皆「ぱっとんC」と言うだけで震え上がり、その震えはSwitchのジョイコンにまで波及して異常をきたし、押しミスを連発すると言います。ちなみに自分はSwitch Liteなので大丈夫でした。

(解説)愚者さん・つばきさんは、ぱっとんさんの選んだ2匹「ピカチュウ」「ニャース」を引き当て、パーティの貴重な2枠を非常に癖の強いポケモンで埋められました。


メタゲーム常連で、自分も2回ほど当たったことがあります。両方とも剣盾の時代ですが、1度目はどくびし展開をラムマリルリで貫かれ、2度目はHC眼鏡カプ・ブルルを上手く通されました。
あれからおよそ2年半、リベンジマッチは果たせるでしょうか?




【考察パート】

何を取れどもまずはお互いのパートナーズから。

ズルズキンとシャンデラは前回見たことがありますね。そしてそれ以外の4匹に炎の一貫があり、それをシャンデラがカバーしている形。プレイヤーを選びそうなパートナーズですが、勝ち筋を押し付ける力の強い手強そうなパートナーズです。


まずこちらから相手のパーティに対して通せる軸を考えたいんですが、しばらくパーティを見比べていてもイマイチ何をどう通せるかが見えてきませんでした。一応グランブルは、その広い技範囲もあって通りは良いのですが、誘うキリキザンに対して攻撃アップをプレゼントし、上から鋼技で吹っ飛ばされてしまうので立ち回りが非常に窮屈になり、かと言ってびびり早足だと対ズルズキンへの強力な武器を失います。ゆーくるすさん戦に引き続きズルズキンシャンデラは重いので警戒レベルは高めにしたいところ。考えたくないですが、一応小さくなるシャンデラもありますし…

また悪戯心で甘える、アンコール、羽休めなどを上から撃ってくるイルミーゼもどうにでも活躍させられそうです。よくあるゴツメ甘える物理受けみたいな型は正直そこまで刺さってませんが、電磁波光の壁で起点を作られるのも厄介です。

一方ハッサムは正直言って選出しづらそう。というのもメタゲームの場で刺されやすい炎技をほぼズルズキンとシャンデラでしか受けられないからですね。そしてやけっぱちを習得したことで1番炎技を持ってそうなグランブルには特化やけっぱちを2回、ともすれば3回耐えれて負けん気もあるキリキザンに軍配が上がりそうです。

ドレディアについては、ぱっとんさんの考え方次第でしょうか。イルミーゼのサポートから全抜きする事を考えると消去法でドレディアになります。自分…というかお互いのパーティに炎が刺さるのはぱっとんさんも承知の上ですから、必然的にダイケンキが炎対策に選出されます。そしてぱっとんさんの積みエースはそれに対して強いポケモンである必要があるからですね。


ぱっとんさんのパーティについてはこんなところですね。まとめると、
・炎が刺さってるのでシャンデラは来そう
・グランブルが比較的全体的に刺さってるので、鋼枠は必要
・鋼枠はキリキザン > ハッサム
・積むならドレディア、次点で小さくなるシャンデラ

という感じ。さてここに強いパーティを組んでいきましょう。

【使用ポケモン紹介】

グランブル@リリバのみ ◇炎
威嚇 意地っ張りH204 A236 D68 
じゃれつく じだんだ やけっぱち ほえる

前述の通り刺さりが良いグランブルに先発を張ってもらいます。基本的に誰でも1回は突っ張って、通る技を押して削りを入れるか倒すかしてもらう形。ほえるは積んでくるドレディアシャンデラ辺りの対策ですが未だにあんまりしっくりきてないです。眠り粉とかの対策で寝言とかでも良かったかも?
どくどくだま早足とかも考えていましたが、結局、特性は威嚇にしました。+1キリキザンのアイアンヘッドをリリバ込みで耐えるので、削りを入れる事は出来るはずです。やけっぱちをもらいびで無効にされたら地団駄でシャンデラを吹き飛ばせるので、なるべく機会を増やすためにD振りです。


ダイケンキ@とつげきチョッキ ◇ノーマル
げきりゅう しんちょう H244 A12 D252
アクアブレイク せいなるつるぎ アクアジェット クイックターン


グランブルも、これから紹介するもう一匹もシャンデラに対してテラスが無いとキツいので、後出しでも殴り合える構成を目指してHDベースのとつげきチョッキダイケンキです。臆病の霊テラス眼鏡シャンデラのシャドーボールを2耐え出来るように耐久を振り、最悪テラスが残っていなくても撃ち合えるようにしました。
技は通りの良い水技とキリキザン・ズルズキンに通る聖剣、サイクル想定なのでクイックターンまで確定として、物理型としてアクアジェットも外したくないということで水技3枠という男らしい構成です。少なくともキリキザンに対してグランブルを後出しできないので、鉄壁型でも刺せる聖剣がオシャレポイントです。


ユキメノコ@ものまねハーブ ◇ほのお
のろわれボディ おくびょう H238 B252 S20
シャドーボール テラバースト あまえる いたみわけ

自分をハバタクカミだと思い込んでいるユキメノコ。素早さは圧倒的なので最速シャンデラ抜き、残りはHBに全振りして、主にハッサムズルズキンを意識した型です。全体的に削って裏に繋げられたら理想ですね。グランブルとダイケンキで、ぱっとんさんの1番ありえそうな選出(キリキザン+シャンデラ+ズルズキンの並び)には対抗できそうなので、色々と予想外のことがあった場合のケア枠としての採用です。持ち物ですが、ドレディアの蝶の舞、シャンデラの小さくなる辺りにも少しでも抗える持ち物を探してものまねハーブになりました。


基本的には対物理のグランブルと対特殊のダイケンキ、行ける時にはユキメノコで削りながらサイクルを回しつつ、隙を狙っていく動きをやりたいところですが…果たして実際のバトルはどうだったでしょうか。対戦へどうぞ!


【対戦パート】

初手対面は、グランブル VS キリキザン。威嚇と負けん気がそれぞれ発動しキリキザンの攻撃が上がります。
想定していたとはいえ最悪の対面、こちらにはリリバのみがあるので1度は殴れますが、厳しいです。キリキザンの初手はステルスロック。余裕があるとみての行動か、あるいは完全な起点作りでしょうか?
グランブルからの攻撃はやけっぱち、抜群技ですが3-4割ぐらいのダメージ。しんかのきせきも含めて耐久に回していそうです。ただそれでもリリバのみを盾にもう一発殴って重いキリキザンを削れるのは朗報なので、漢のツッパリやけっぱちを撃っていきます。

2ターン目、キリキザンの行動はイカサマ。これは嬉しい方の予想外です。どうやら鋼技は無い様子、このままやけっぱちで削りきってしまいましょう。
イカサマのダメージは3割いかないぐらい、グランブルの体力は合計で半分ほど削られますが、次のターンにキリキザンが倒れます。

ぱっとんさんの2番手はイルミーゼ、これはもしかして初手ステロからの起点作り+積みエースで3タテする構成でしょうか?一応考察では消去法でドレディアだと考えていましたが…ちいさくなるシャンデラは出来ればやめて頂きたい。

イルミーゼの行動は…にほんばれ!これはラストはドレディアですね。グランブルはこれまでと同じくやけっぱち、晴れ補正もあって大きく削りましたが耐えられます。
さて次のターンですが、イルミーゼは明らかに裏のためのサポーターなので、このまま落としてしまうと準備が完了した状態で裏のエースを死に出しさせてしまいます。そうでなくてもアンコールでやけっぱちを縛ってもらいびシャンデラで小さくなるとかは明確な負け筋なので、今のうちにダイケンキに交代して、テラスも含め自由が効くようにしておきたいところ。
ダイケンキが着地して、イルミーゼの行動はとんぼ返り!もう1ターンぐらいイルミーゼが何かすると読んでの交代だったのですが、思ったより速い行動です。ダイケンキはちょっと削れて、裏のドレディアとの対面が出来ます。

さてドレディアとダイケンキ対面。後ろのユキメノコは炎テラスですが、炎弱点を3匹選出した上で晴れ展開を使っているわけですから、どう考えても炎対策は何かあるでしょう。ここはとつげきチョッキもあるダイケンキにテラスを切っていく形を取ります。

ダイケンキはノーマルテラス、ドレディアもテラスを切ります。テラスタイプは…岩!そしてテラバーストを撃ってきました。炎テラス読みですね、ユキメノコに切らなくて本当に良かったです。HDに近いチョッキダイケンキでも等倍で3割程度なので、特殊警戒が生きました。またドレディアが命の珠持ちであることも判明します。

返しのダイケンキは晴れに加えドレディアに水技を撃てず、苦し紛れの聖なる剣…でしたが、岩テラスに刺さり、珠ダメージも入れて晴れアクアジェットでも削り切れるかという残り体力まで大きく削れました。
その後は、アクアジェットでドレディアを倒し、イルミーゼにも先手を取れたので押し切って勝利出来ました!




【振り返り】

想定とは違いましたが、対策の活きた試合でした。

ぱっとんさんはステロキリキザン→晴れイルミーゼ→晴れエースドレディアという形でしたが、そのエースに強く刺せた特殊受けダイケンキが今回のMVPでした。シャンデラ対策がそのままドレディアにも刺さった…というより、広く対応できるノーマルテラスだったからこそ、対象がドレディアになっても何とか出来たのかなぁと思います。

今回、グランブルは落とされず、ユキメノコがそのまま残っていたので綺麗に勝利出来たようには見えますが、グランブルは半分以上削られ、ユキメノコは晴れ状態のドレディアにほぼ無力かつ素でも炎テラスでも岩テラバーストで確定で吹き飛ぶので、晴れを2ターン以上残した状態でダイケンキを突破された場合そのまま負け確定でした。
一応ドレディアからノーマルダイケンキへの最大打点であるソーラービームでも、アクアジェットを耐えつつ急所が必要になっていましたが、何か調整が違うと全然負けはあったので恐ろしいバトルでしたね。

さて次が回胴祭ラスト試合、2勝1敗で臨むのは、ぱっとんさんと同じく過去2回の対戦経験がある愚者さんです。また次もよろしくお願いいたします!

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