回胴祭2戦目 VSゆーくるす
こんにちは、閏冬月さんのメタゲーム企画『回胴祭』、アポロン視点2戦目の記事になります。
前回は惜敗という事で、マッチングの都合上自力優勝は既に消えていますが、3勝1敗ならまだチャンスはありそうなので頑張りましょう。
さて2戦目のお相手はゆーくるすさん、また初めましての方です。サムネ的にランクルスが嫁ポケなのでしょうか?個人的にも露骨なまでに生物を思わせるのに妙な無機質感を感じるデザインで結構好きなポケモンなのですが、不定形グループは霊ポケ好きポケが沢山いてランクルスに回す愛が残っていません。ごめんね。
【考察パート】
なんか真ん中2匹同じですね…まぁそれは一旦置いといて。
まずこちらに通りのいい炎霊が2匹もいてとても羨ま…いや厳しいです。特にシャンデラはエナジーボールも覚えるので、唯一炎に強いダイケンキにも打点がありますし、シャンデラより速いバクフーンでもユキメノコやチラチーノは抜けないので、どちらか選ぶとしたらシャンデラかなぁと思います。少なくともパーティはシャンデラには強くしなければいけなさそうですね。
一方で相手のリーフィアグレイシアは刺さっていません。リーフィアはダイケンキに対しての役割はあるものの、グレイシアは誰にも通らないので恐らくはお留守番でしょう。
さて、自分の視点からゆーくるすさんが使う厳しめなポケモンを挙げたところで、今度はゆーくるすさん側の視点から考えましょう。炎が刺さるからダイケンキで対策しよう、というのは予想できる事ですので、エナジーボールを持ったシャンデラをテラスタルさせてダイケンキに強くするか、他のポケモン…例えばリーフィアで見てくるか。
一応こちらには誰よりも速く、ゴースト技でシャンデラ、草テラスでも氷技で上から殴れるユキメノコがいますが、他にあまりにも刺さりません。
ゆーくるすさん側に起点作りに長けたノココッチがいることも厄介ポイントの1つです。こちらには格闘タイプが居ないので場合によっては簡単に行動回数を稼がれますし、ステロを撒いて襷を持たせたいユキメノコチラチーノの行動回数を減らされたり、麻痺を撒いて上からシャンデラを暴れさせるだけでパーティが半壊、痺れ運によっては全壊する可能性もあるので、警戒したいところ。
ズルズキンもなかなかしんどいです。こちらにはフェアリー技で殴る手段は幾つかありますが、一撃で飛ばそうと思うとチラチーノのじゃれつくやユキメノコのドレインキッスでは全然足りません。例えば陽気A252チラチーノのじゃれつくが威嚇込みのズルズキンに対して半分ぐらいしか入らず、その2匹は一致技で吹き飛ばされます。また物理打点があるという点で、シャンデラ対策班班長として特殊に厚くしなければならないダイケンキでも有利を取れない可能性があります。
という事で、初手ノココッチで起点作り+シャンデラ(orバクフーン)+1(ズルズキンだと思う)という3匹が選出されるだろうという前提の元でこちらの構成を考えていきましょう。
【選出ポケモン紹介】
グランブル@たつじんのおび ◇フェアリー
いじっぱり H204 A236 D70
じゃれつく きあいパンチ じだんだ あまごい
まず先発要員グランブルですが、色々とツッコミどころ満載の構成になりました。努力値はA11n、H16n-1、残りDの比較的シンプルな配分です。
まず最警戒の先発ノココッチに対しては特化インファイトでも確1になりません。なので、ステロか蛇睨みを甘んじて受け入れて、きあいパンチで吹き飛ばす事にしました。それでも持ち物補正がないとH振りでさえ飛ばせないので珠や鉢巻も考えましたが、撃ち分けたいのと優秀な耐久が削れるのが嫌だったので達人の帯にしました。じゃれつくはズルズキン用兼一致打点、じだんだは炎霊用で、もしきあいパンチが失敗しても2倍になるのでお得と思って採用しました。
最後の雨乞いは炎対策です。シャンデラと対面した際には、じだんだはあるものの先に雨乞いをしたい心持ち。理由は次のポケモンで雨状態で暴れるというのが今回のコンセプトだからです。
ダイケンキ@とつげきチョッキ ◇ノーマル
ひかえめH36 B28 C252 D28 S164
なみのり アクアジェット れいとうビーム ハイドロカノン
C特化、Sを準速ズルズキンまで抜いて残り耐久に振ることで、ノーマルテラス前提ですが草テラスシャンデラのエナジーボールを2回耐える程度の耐久を確保しました。ただこれはテラスタルによる不意打ちが上手くいった時の話で、例えばテラスを切った後交代戦とかになると、立ち回りによっては炎技を3回、火炎放射より火力が上なら2回撃たれると負けてしまうので、シャンデラと殴り合うなら雨を降らせた状態で対面させたいところ。
今回のパーティコンセプトはこのダイケンキを通すことです。2番手に出てもらって一貫性の高い水技で殴っていきます。氷技はリーフィア対策もありますが、どちらかといえば草テラスシャンデラ用です。グランブルの雨からなみのりでガンガン殴る感じですね。
テラスタイプがノーマルなことでズルズキンには弱くなりますが、ズルズキンにはグランブルを後出しして間に合うと思うので火力を押し付ける形には出来ると思います。
チラチーノ@こだわりハチマキ ◇いわ
H36 A252 BD4 S212
ロックブラスト じゃれつく タネマシンガン トリプルアクセル
攻撃特化、素早さを最速リーフィア抜きまで上げて、残りを良い感じに耐久に回したわかりやすいスイーパーとしての採用です。
基本ロックブラストかじゃれつくを撃つつもりでいますが、まぁ鉢巻なので範囲を色々と用意しました。ダイケンキでテラスを切らずに済んだらチラチーノに切って炎技を止めつつロックブラストの火力を上げる使い方をしたいです。
理想としては、グランブルで先発濃厚なノココッチを咎めつつ、裏のシャンデラバクフーンをダイケンキ、ズルズキンをグランブルで削り、チラチーノでスイープという流れですね。対戦よろしくお願いします!
【対戦パート】
こちらの初手はグランブル、ゆーくるすさんはノココッチが先発でした。これは起点作りでしょう、予定通りに初手きあいパンチを押します。
ノココッチの行動は…ステルスロック!グランブルの帯きあいパンチが入り、ノココッチの体力を削り切ります。良い感じ!
ゆーくるすさんの2番手は…ズルズキン!役割対象が向こうから来た…ということはテラスタルでしょうか?あんまりズルズキンにテラスを切る事を想定していなかったので何なのかは分かりませんが、威嚇込みでグランブルに出せるテラスタイプなのかもしれません。ただそうなるとわざわざグランブルを一旦引くよりも、甘んじて受けて範囲の広いチラチーノを死に出ししてダイケンキを残し後ろ(多分シャンデラかバクフーン)に備える方が良さそうなのでグランブルは一致火力であるじゃれつくで殴ります。
さてズルズキンの行動は…テラスを切らずにドレインパンチ!鋼テラスアイへ読みの交代を読んだ行動でしょうか?とにかく噛み合い、じゃれつくもしっかり当ててくれました。最小限の負担で重かったズルズキンを突破です!
ゆーくるすさんの3匹目はシャンデラ、いくら重いシャンデラも2.8匹いれば何とか削り切れるでしょう。実際にシャンデラも火炎放射で殴ってくる型でした。グランブルはそのまま倒されてしまいましたが、ダイケンキの波乗りで突破して勝利です!
【振り返り】
というわけで、回胴祭2戦目、ゆーくるすさん戦は勝利できました!
少しだけ感想戦をさせてもらいましたが、勝因は選出考察が当たったこと、そしてやはり予想外の火力でノココッチを飛ばせた事でした。ゆーくるすさん側も持ち物補正無しのきあいパンチでノココッチが飛ぶわけがないことは分かっていたので、珠の反動が無い鉢巻グランブルを警戒し、交代読みで裏に攻撃が通るズルズキンをグランブルに出したそうです。シャンデラはスカーフ持ちだったので、確実にいるであろうダイケンキに一貫する技が無い状態で出すよりも、グランブルを引かせて裏を削り、無理やりスカーフシャンデラで縛り一貫を作る方が勝ち筋が太そうなので、グランブルが鉢巻ならズルズキン出しが正解だったでしょう。
ノココッチを突破する手段の少なさが逆に勝ち筋を作るという、ランダムパートナーズの面白さと難しさが出た試合だったんじゃないかなぁと思います。その中で噛み合って勝利を掴むことができたのは嬉しい事ですね…メタゲームはこうでないと。
改めて、ゆーくるすさん対戦ありがとうございました!(ラプラスさんの時これ言ったっけ?後で確認して書いてなかったらこっそり追加しよ)
ではこの辺りで、次の3戦目、お相手はぱっとんさん。Cでニャースピカチュウを指名し2名ほどを被害者の会に加入させたせいで、参加者の中でヘイトが集まっている方です。俺は何の恨みも無い…と見せかけて過去のメタゲームで2敗している相手です。気を引き締めて行きましょう。
次回もよろしくお願いします!
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