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小説のAI挿絵、最近反AI派からの叩きが厳しくなってない?【AI絵師】



ツイッターでAI挿絵についてめっちゃパズってるポストがあったんだよね。

私はこれを見た時マジかよ、もうこんな時代になっちゃったかって思った。
私、2022年の秋にMid journeyの紹介記事を見て、文字だけでイラスト作れんの?!すげぇ!小説の挿絵にピッタリじゃん!って思って、もうそん時からAI挿絵使っているんだ。

その頃ってまだAI挿絵に結構寛容だったんだ。
「創造物(小説)の補助だからOKですね」
みたいな感じで。

今でもpixivでAIイラストには生成AIタグつけなきゃいけないんだけど、小説のAI挿絵の場合はつけなくていいんだ。
そもそも私がAI絵師になったきっかけって、小説挿絵だったんだよね。
プロのイラストレーターさんが商業小説の挿絵描く時って、絶対本文読む暇ないよね。でも小説書いた本人がAIでイラスト作ると「これこれ!脳内ではこんなシーンを表現したかったんだ!」ってばっちり納得いくイラストができるんだ。
それもあって、小説も華やかになるし気に入ってた。


 URL:https://www.comitia.co.jp/faq/index.php?mode=faq&id=132
ほら、2023年にコミティアが「生成AIの出力結果そのままを主体とした作品の頒布は不可です。AIは作品制作の補助となる範囲で使ってください」って規則追加したじゃん。でもAI挿絵が小説の補助だと認められれば、販売OKになるんじゃないかな?


最近AI小説挿絵への風当たりが強くなっている気がする。なんか、叩かれることが増えてる気がするんだよなぁ。


私、ちょっと前に同担の人にDM送ったんだ。彼女のピンポイントに好きと語っていた推しのシチュの小説が出来たから、もしかして喜んでくれるかもしれないと思って小説書いてみたけどどうですか?って。
その人、AIイラストにいいねもRTもしてないから、もしかしてAIイラスト苦手なのかな~って思ってさ。(2022年のMid journeyV4の頃は、簡単な背景やアイテム程度のAI挿絵の時は平気そうだったな)
だから「AI挿絵が苦手だったらごめんなさい!このDMはスルーしてください!」って添えて送ったんだけど、まだ返事がないんだよね。
でもまぁ、私が書いた彼女の推しキャラが彼女と解釈が違うとか、彼女の別の推しキャラを悪役扱い描写にしちゃっているの地雷とか、もう推しから冷めちゃったとか、小説読む暇ないほど仕事が忙しいし興味ないとか、いろいろ理由はあるかもしれないけどさ。やっぱりAI挿絵が苦手ってのもありえるよね。理由がAIイラストが苦手だった場合は、全然挿絵なしのテキストだけでも送るつもりだけどね。

あ、そういえば2022年の冬から春ぐらいに、NijiJourneyV4でティーンズラブ小説の表紙作るって講座があって、私も参考にしてたんだ。URLはなくして検索も引っかからないんだけど、もしその人が叩かれてたらどうしよう…って心配になっちゃった。

まぁ、今さら手描きイラストに挿絵変えようとしてもブロックされちゃうんだけどね!
この前も、すっごく絵柄が好きで、私の推しを私の好きなシチュで描いてほしい絵師さんを見つけたんだ。
Xで依頼受け付けてたからDMしたら、ブロックされちゃったの。
まあ結局AIイラストで自分で作ったよ…。

もう私にはAI挿絵しか選択肢ないじゃん…。

たしかに、このポカの表情を出してくれる方がいたら1万円ブーストします!な絵は出来たけど…その方のテスカトリポカトートとイスカリルドルフが見たかったな…
相場以上の金額を渡すつもりだったし、自由に自分の世界観が描けないな…と嘆いていたから自由に描いて頂く予定だった

でもこの上の絵をSkebでおすすめ金額12000円の人に頼むとしたら、おすすめ×キャラの人数分払うのが暗黙のルールらしいので、上半身2人で24000円。背景きっちり描いているし、背景分プラス上乗せで30000円以上はするんじゃないかな。作家によっては50000円とかするかもよ。
まぁ、私は断られたから自分で作るしかなかったんだけどさ…。

AI挿絵のクオリティ、ヤバすぎない?めっちゃ急上昇しててビビるんだけど。

多分、これが反感買ってる理由の1つだと思うんだよね。
2022年のMidjourneyV4の頃なんて、キャラ描かせても濃いインド人になっちゃって全然別人だったし、キャラ挿絵なんて無理ゲーだったじゃん。せいぜい油絵っぽい簡単な背景とかアクセサリーぐらいしか挿絵に使えなかったから、まぁ大目に見てあげようかみたいな感じだったのかな。


↑実は一部に熱狂ファンがいる濃いインド人たち


↑キャラは別人になるため、簡単な油絵風背景しか出来ない


こんな感じで、たまーに簡単な背景挟むぐらいしかできなかったのよ。

それがNijiJourneyV4の時代になっても、まだ野暮ったかたったのに、V5になった途端にクオリティがめっちゃ上がり始めたの。

やこれはNijiV6だけどね。濃いインド人から大進化


その頃はまだ「2人の絡み絵ができない」っていう弱点があったから、Skebとかで絵師さんに依頼する需要はあったんだけど、もうV6になった今では、2人ぐらいなら絡み絵だって余裕で描けるようになっちゃったんだよね。


依頼しても敵わないし、頼めるとしても高額で人気だから何ヶ月も待たなきゃならないレベルの絵師さんと同じクオリティの絵がバンバン生成されるようになったの。

↑これ、同じpixiv小説の表紙なんだけど、新しいモデルが出るたびに更新してるの。テーマは「FGOのアルジュナ+聖杯」なんだけど、だんだんクオリティ上がってるのがわかるかな? NijiV6の表紙は NijiV4の表紙の正統進化って感じだね。

だから手書き絵師さんたちは危機感覚えて、AI挿絵に反対し始めてるのかもしれないね。
「コストカットしたいだけでしょ!」って言われるかもしれないけど、なろう小説で編集者に見染められるのが目的で書いてる人ならまだしも、特に小説家目指してない趣味で書いてる人なんて、挿絵にわざわざお金かけたくないと思うんだよね。
きっと挿絵よりも好きな小説を買うのにお金使いたいでしょ。
AIイラストがなければ、そもそも挿絵なしで小説書いて発表していただろうし。

危惧していたことだけど、実際に被害者も出てしまった。悲しい…。


私だって前はSkebでpixiv小説の挿絵許可付きでイラスト描いてもらったことあるけど、予算的にも長編の最終回とかの自分へのご褒美の時ぐらいしか依頼できなかったしね…。

反AI活動の活発・活性化


あとさ、もう1つAI挿絵に反感持たれる理由として考えられるのが、著作権問題に疑問を持つ人が増えてきたことと、反AIの活動が活発になってきたことなんだよね。最近では高校生向けAIイラストコンテストを燃やしたみたいだ。クリエイター向けタブレットを作っているワコムが協賛していることに反発して、協賛から削除させたり。小学生にAIイラストを生成させることに嘆いたり。


まぁ、法律の専門的な話は私みたいな小卒が語ると、AI推進派の足を引っ張っちゃうからこの辺にしとくけどさ。あまりに反AI活動が活発すぎて、私のようなAI推進じゃない一般人の人が「AIを使ったら叩かれちゃうかも…」と萎縮しちゃっている感じがするんだよね。

こんな感じで、「AIは無断学習だから本来は挿絵を描く絵師さんも反発するに決まってる!」みたいな主張のポストを見かけたんだよね。埋め込んだのは非難したりする意図はなく、こんな意見もあるという紹介だよ。
「小説まで生成AIで作ってると思われるんじゃない?」とか、「AIイラスト挿絵は文章が良くても即ブロックする」みたいなポストも以前見かけたし。
反AIイラスト派の人たちは(私が言う反AIっていうのは、単にAIに反対してる人以上の意味はないよ)
「やーいやーい、AI挿絵使ってる小説書きは、マルティン・ニーメラーの詩みたいになりたいわけ?(怒)」みたいに煽ってくるのかもしれない。

「絵師の仕事がAIに奪われた時、私は黙っていた。
私は字書きで絵師ではなかったからだ。
そして、AIが私の字書きの仕事を奪った時、私のために声をあげる者はもう誰一人残っていなかった。
byAI挿絵小説・字書き」

こんな感じでさ。

そんなわけで、AI挿絵についてはマジで色んな意見があるし、簡単には結論出せない難しい問題だよね。

自分の経験から見ても、いろんな角度から分析してみても、一言では語れないのがよくわかるよ。
でもさ、結局のところ大事なのは、AI挿絵アリかナシかって白黒つけるんじゃなくて、みんなでもっとざっくばらんに話し合っていくことなんだよね。
創作の自由は大切にしながらも、お互いの気持ちをもっと理解し合う努力が必要だと思うんだ。
みんながハッピーになれるように、一人一人がアイデアを持ち寄って、知恵を出し合っていけたらいいよね。そんな明るい未来、私は信じてるから。みんなで力を合わせて、新しい創作の形を作っていこう!よろしく!

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