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第二弾投稿作品 「今」を味わう空間

(この作品は詠み人知らずさんの投稿から転載させていただきました。)

なぜゲストハウスに魅せられるのか
旅好きのひとりとして自問自答したところ、次の3つに辿り着きました。
旅のスタイルは人それぞれですが、私の旅は、日常を離れ、旅先の風景や風土、食などを愉しみます。旅先の宿を選ぶとき、その土地の雰囲気をより身近に感じられそうかどうかで決めています。その選択肢のひとつとしてゲストハウスを利用することが多くなりました。

その土地の日常を味わう
今まで訪れたことのあるゲストハウスは、その地域に根差し、その地域の方々と連携しながら運営されている印象を受けています。宿に泊まることだけで完結することなく、宿のスタッフさんが自信をもっておすすめされる食事処や銭湯などを利用し、商店街や路地裏を散策することで、その土地の雰囲気、その土地の日常をより身近に感じることができます。ガイドブックには載っていない、自分なりの気づきに出逢えます。

語らい
旅先では、宿のスタッフさん、旅をする人と語らう機会があります。無理に話をするのではなく、その場の雰囲気と心もちで、肩ひじ張らずに、自然と語らいが始まります。簡単な挨拶のときもあれば、旅の話、自分の話、情報交換など多種多様です。また、初めて会う人だからこそ思い悩んでいることをサラッと話せたり、一期一会の語らいが一生ものになることもあります。

「今」を味わう
人はややもすると、過去のことにこだわったり、先のことに思いを巡らせたり、時間の流れに飲まれてしまうことがあります。悪いことではありませんが、「今」という時間をおろそかにしてしまうことがあります。ゲストハウスの空間でのんびり、ボーっとしていると、目の前に見えるモノ、聴こえる音、漂う香りなど、五感を使って「今」を味わうことができる瞬間があります。そんな心の機微にふれ、何気ない一瞬に幸せを感じることができます。

新型コロナウイルス感染症の影響により、苦難の日々が続きますが、この時の重ねが糧となり、光り輝く道につながりますよう願っております。今まで訪れたことのある宿も、これから訪れるであろう宿も、微力ながら、心より応援しております。

author : 詠み人知らず

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