187.正中線の法則

 「秘剣 鏡写し」の方が良かったかなぁ?

 昔、『グラップラー刃牙』の幼年編で「野生生物(夜叉猿)には正中線攻撃が通用しない」と言うようなセリフが有りました。正中線とは、(直立した時に)正面に急所(鼻の下に有る人中とか、鳩尾とか)が一直線になっている事を言いますが、シンメトリー教徒の私には単に「中心線」と思えました。

 さて、人間には精神的な立脚点が有る訳ですが、中心線も存在しており、それは各人に差が有って、時には非常にズレています。それが分かるのは「思い込みの強さ」からで、本来は異常な発想なのに それに固執する、と言う場合に可視化されます。ウソに関する件が分かりやすいと思いますが、相手を執拗に嘘つき呼ばわりする場合、当人が嘘つきで有る可能性が有ります(ただし、客観的に相手が嘘つきで有る場合は除外)。つまり「自分がウソを常套化しているから、相手も そうに違いない!」と言う発想です(とは言え、異常に猜疑心が強い場合も有りますが(後天的な原因の場合も))。

 そんな訳で、「こいつは洗脳されているに違いない!」と力説する裏側には、「自分が洗脳を当たり前に使っているから」と言う事情が透けて見える訳です。

 「幽霊の足元」と言った方が良いですかね?(本物では無く人間が扮しているので足が見える)。おしまい。

追記 「普通に「ブーメラン」で良く無いっちゃ?」by菊姉ちゃん(高●菊)

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