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バチボコプレミアムライブリベンジ 思い出と感想


イベント終了から無事に2週間が経過して、月も跨ぎ、そろそろ3週間が経とうとしている。が、仕事中にふとため息が漏れてしまうし、箱から登場したきんに君の画像を何度でも愛しく見返してしまう。進行形で、余裕でロスである。


当日は、朝から随時更新されるカウントダウン写真に逐一奮い立たせられながら午前を乗り切り、早上がりで有楽町へ向かった。友達と待ち合わせて、クリスプサラダワークスで小宮カスタムを嬉々として頼み、開場までは静かに気持ちを高めた。ずーっと三四郎の話だけをしていた。

会場の周りでは既にリスナーが散り散りに待機している。一人で来た人や友達と来た人、休みの人や仕事終わりの人、配信の人やアーカイブで観る人… 月並みな言い方だけれど、普段はそれぞれの日常を生きている全国のリスナーが同じ時間を過ごすのだと体感して、もう胸がいっぱいだった。
グッズに身を包んで、フォロワーさんとご挨拶をして共に士気を上げ、完全武装でホールに入った。

つもりだったが、入った途端に怯んでしまった。 


待って、広すぎる。



広すぎる……………………





昔バックストリートボーイズのライブで親に連れて来てもらって以来で、ここに三四郎が出てくるのかと思うと呆気に取られた。
デッカいスクリーンに映し出される太陽生命のコラボCMと、当たり前のようにandymoriのジーニーが流れる空間にしばらく立ち尽くしてしまった。


しかも当日券まで出るっていうからヒヤヒヤ(ほんの少しだけニヤニヤ)していたが、3階までリスナーで埋まった客席を見渡して震えた。ドキドキしながら大群の中の一匹として座席についた。

最高だった。



音楽が静かに止まる。暗転する。


時報が鳴り、三四郎の会話が聴こえ出す。福田さんの笑い声も聴こえる。うわあ、ラジオだ。


そこにリスナーのまだちょっと控え目な笑い声と、熱のこもった拍手が重なっていく。徐々に、そして全力でブーストが掛かっていく!フェー!フェー!フェー!


明転。

タイトルコールと共に、目の前にブースが現れる。


あまりのきらめきに息を呑むと、頭上から三四郎が舞い降りてきた。眩しさに目を細めると景色がにじんだ。ヤバい。


会場からも思わず「わぁっ…!」と歓声が漏れる。三四郎がニコニコと手を振る中、みんなマスクの中で声にならない声を押し殺しながらブンブン振り返していた。なにこれ現実?夢?もうどっちでもいいや。ゲラヘーーーー!!!!

この光景を今思うと面白すぎるんだけど、それでも間違いなくスターだった。めちゃくちゃスターだった。


ビートルジュースの夢が叶ったところで、会場のこの興奮もそこそこに小宮さんはせっせとフルーツセックスに取り掛かる。それを眺める相田さん。さらにそれを眺めるリスナー。

なんだこの時間… 

だけどこの感覚こそがこの番組の真骨頂だ。

小さく乾杯し、めちゃくちゃうまい!と言いながらいそいそとジュースを飲む2人。呑気でイカれた最高のOPだった。思い切ってお金ぶち込んでくれてありがとう!


そして結局その後の2時間半も “なんだこの時間” しか流れなかったわけである。


…このテイストで書き始めたものの無限になりそうだしなんかキモいしお金を払った人たちの思い出なので、ここから出来るだけハイライトで書いていこうと思います。(というかどっちにしろ記憶飛んでる)


【フリートーク リクエストトーク】

ランキングはVTRでの発表。パンチラインが画面いっぱいに埋め尽くされるたびに大盛り上がり!

まずは小宮さん。イラ●で大拍手が起こり(頭おかしい)大木さんで湧き上がり、ベストアルバムみたいなランキングの中、サブウェイが堂々の1位!(投票してたので嬉しい)
パッケージむずいむずいと言いながら、突如ゲームショーが開催されたりトッピングされたりチャイが出てきたり。好きなトークを聴ける嬉しさとこのライブ感!超楽しかった。

続いて相田さん。傑作だらけだなあと思いながら、2位にはUSJが燦然とランクイン。(拍手に包まれながら客席にどうもどうもみたいに振る舞う相田さんカッコよかった)1位はうなぎ!
3年近く経ってもあの頃の熱量のまま新鮮に話す相田さんにゲラゲラ笑い、マブとの仲の良さに改めて笑い、勝手にトッピング追加しちゃう小宮さんにまた笑う。

仕事での話とか定番のエピソードももちろん大好きだけど、2人とも日常の話が1位だったの、なんだか嬉しかった!
あとここのゾーンに限らずだけど、小宮さんは常に客席を意識した座り方してて、相田さんは基本小宮さんに向かって喋ってて。どっちも良いな〜と思った。

【ゲスト:はんにゃ金田さん・しずる池田さん】

多分このゾーンがいちばん何も覚えてない。
肩で風切って登場する金田さん。シュッとしてカッコいい。しかし客席では天ぷらが揚がる。ひっちゃかめっちゃかなところにブンブンと不良さんa.k.a.池田さんがバイクで登場。するやいなや全然関係ないメールが運ばれて、机に放り出した脚をゆっくり下ろすなどする。

スリーシアターにレッドシアター、ピラメキーノ… 私はまさに世代ド真ん中で、ズクダンやらコッペパンやらピラメキ体操やら、当時毎日のように学校で踊っていた。(なんならスクールデイズという写真集の握手会にも行った…w )とにかく紛れもなく、子どもの頃にお笑い番組を見るようになったキッカケのひとつだった。
そんな人たちがすぐそこでセックスしている。HOPEをぶん投げている。私は今目の前で繰り広げられていることを、手を叩いて大喜びできる大人になれたことが誇らしいとすら思った。

【幕間:オジンオズボーン】

それぞれのゲストゾーンの前に、2回に分けて秒で漢字暗記の幕間Vがあった。篠宮さんの軽快なリズム、小宮さんのたどたどしさ。メメメ大。普段生きてて画面いっぱいのFU●Kにあんなに笑うことってない。最後に嬉しいおまけ付き。そして雑に扱われる高松さん。
ぴあで出演者欄に名前があったの、ミスかと思いきや本当に出てきて嬉しかったー!気持ちいいほど大笑いした。

【ゲスト:なかやまきんに君】

暴力とセックスに荒れた余韻の中どうにか呼吸を整えトークしていたところ、ムキムキの脚が伸びた段ボールがうろちょろ入ってきた。しばらくうろちょろしている。そして満を辞しての登場!割れんばかりの拍手。

まだうろちょろしている。段差を超えたり超えなかったり、やっと座ったと思ったらヌンヌン言い始めた。頼むから息をつかせてください…
一部に上がってから映像付きで観れてなかった反動も相まって、初の3Dきんに君に打ちのめされた。
「なんでみんなこの人好きなの?(笑)」と小宮さんは言っていたけど、あなたたちのせいです。

鬼滅の刃!で会場に大拍手と大爆笑が巻き起こった後、「ふ〜…w」みたいなため息があちこちから漏れ聴こえてきた時には幸せすぎてちょっと泣いた。情緒がすごい。

計画通りにいかない金田さんと不良さん、やりたい放題のきんに君、翻弄され続ける三四郎。ずっと頭がトリップしていた。
心から愛を込めて、なんだこの時間……

【バチボコ!】

嵐が過ぎ去り、息も絶え絶え。この後漫才もあるのにとブツブツ言いながら、ゆったりと2人の空気に戻っていくのが心地良かった。と同時にいよいよラストに向かっているのが寂しくもあり。
それでもメールはバチボコ面白くて、小宮さんのいつもの読み方も相田さんの相槌も、これこれ〜!となった。これからも相変わらずずっと大好きなコーナー。バチボコよ、流行れ!

【会場限定VTRゲスト:阿部寛さん】

いや凄すぎ。阿部さんが振り向いた瞬間の会場のどよめきたるや。
驚きとアーカイブないのとでちゃんと覚えてないけど、格好良くて渋くて粋でチャーミングだったことだけはしっかり焼き付いている。
阿部さんLOVE!!!

そしてまさかこの頃は相田さんがドラゴン桜出るとはつゆ知らずだったから、今の状態でもう1回観返してみたい。運命切り拓きすぎだから相田さん。


〖配信:マシンガンズ・バッドナイス常田〗

会場に亜空間が広がる中、唯一リスナーではないガンズ。こっちの世界線では終始何が起きてるのかさっぱり、なぜか引退宣言してたり1年延びてたり。常にフラットな距離感で、それでいてあったかく見守ってくれたお二人の副音声、楽しかった…!
会場ゲストの皆さんにとっても、せっかくだからちょっと見てみようかなと思って配信買った人にとっても、全てを受け止めてくれるホッとする存在だっただろうなあと思う。ひとつのイベントの中でいろんな時間が流れてて、アーカイブまでたっぷり楽しめて最高だった。今後ともよろしくお願いします。

そして配信限定VTRのバッ常。イベント前から何やらザワザワしてたけど、ここの幕間でした。権利で使えなかったのであろう三文小説風の聞いたことない音源からしてなんか面白くて駄目だったし、観ながら脳みそが会場にいた時と同じようなトリップ感に見舞われた。あと年越しでも思ったけど、戸惑いながらも怖気付かない相談者さんの肝の据わり方もすごい。ただそれでも会話は成立しない。終わり方も怖い。ずっとヤバかった…
三四郎のラジオはゲスト弱いだの賛否だの巻き起こることはあれど、調教されるとすっかりしっぽを振ってしまう。きんに君然り。夜回り常田先生もファミリーだと思っているので、必ずどこかでまた笑いたい。

【漫才】

広い舞台の真ん中に、サンパチマイクが照らされている。そしてさっきまでカジュアルな服でいた三四郎がバチバチの漫才衣装を纏って出てきた。
うっ、格好良い…!

5年の思いと1年の怒りが詰め込まれた漫才。これまでの軌跡、ハプニング、たくさんのキャラクター…
このラジオの中で起こったあまりにも多くの愛すべきハイライトたちが、今度は漫才の中でパレードのように一気にめくるめいた。2人は年を越す瞬間だってネタを披露している。三四郎は圧倒的にラジオスターで、どこまでも漫才師だ。
イベント後そのままラジオがあることに「ゲロミソきちぃぜ!」と声を張り上げる小宮さん、ちょーーー眩しかったぜ!あたかも飄々と相田さんから発せられる6年間の年表も凄まじかった。ただ10周年を迎えた時には新しく覚えて頂かないと困るので、その時はまたよろしくお願いします。どうか。
息つく暇もなく笑って、あっという間の20分だった。

【エンディング】

オールスターズが勢揃い。やりたいこと全然できてないとボヤく金田さん、一貫して覚悟を突き通した池田さん、混ぜるなキケンの不良vsきんに君。ぬる〜っとした記念撮影。最後の最後までこの番組らしい。
そして歌ってお別れStandby。コロナ禍に生まれたしゅーじまんという存在。1年前に果たせなかったことを存分にぶつけつつ、ラストは1年前なら想像もつかなかった光景になっていた。そしてしっかり感動してしまっていた。
あの瞬間のホールAは会場いっぱいに脳の焦げ臭さが充満した亜空間だったけど、でもどこよりも美しい空間だったと信じている。

はけていく2人に目一杯の拍手を送りながら、堪らなく名残惜しくて、だけどあまりにも楽しくて、この後にまたラジオがあって… 笑っちゃうほど鬼スケだけど、いろんな気持ちが打ち寄せる多幸感の海を泳いでいた。

そこにあのエンディングVTRである。
一瞬差し込まれたトラ吉でうっかり吹き出しながらも、これまでこんなに真っ向からエモくなっていい場を与えられたことがなかったから、なんかもうここぞとばかりにグズグズいわせた。
著しく売れかけても売れ続けても、生活環境が変わっても、枠が変わっても世の中が変わっても。この番組の、そして三四郎の、ずっと変わらないままで進化していくところが大好きだ。

三四郎は、リスナーからのメールやゲストを「巻き込んで」というより「巻き込まれて」と言う方が個人的にしっくりくる。イニシアチブを取られたり取り返したり、その巻き込まれ力が半端ないと思っている。
神回だろうがクソ回だろうが、どこへ連れて行かれるのかわからないままその大きな渦に身を任せていると、三四郎もリスナーもゲストも全員もろとも亜空間に放り出されてしまう。しかし、ともににこの時間を過ごし切ったという事実に運命共同体のようなものを感じるというか、破茶滅茶でも支離滅裂でも不思議な一体感が生まれる気がしている。
どんな珍味回だって、私にとってはキャビアだ。(自分でも何を言ってるのかわからない)

だから今回のイベントは、三四郎というコンビだからこその唯一無二の空気感は言わずもがな、たっぷりのゲストゾーンやいつものようにリアルタイムで読まれるメールなど、みんなとの関係性によって作られていく感じがすごく好きだった。



席を立って、各々の帰路についていくリスナー。全員まともな顔してまた生きていくんだと思うと、なんだか1人残らず幸せを願わずにはいられなかった。


すっかり浸りながらそのまま深夜3時を迎えると、まるでエモくなる隙を与えてくれなかった。ガンズとの電話、金田さんと池田さんの乱入、気付いたらホセ・ミゲルという知らない人も現れていた。ナッニーガ。これだからこの番組は。



それでも、ふとした拍子に感傷的になっちゃう時がある。どうやらこの先のファンクラブではイベントの舞台裏や一部本編もアップして頂けるらしいので、息切れしない程度にもうしばらくはこのままでもいいかなと自分の中で勝手に許容している。
まあとにかくまた金曜日はやってきて、すっからかんで笑わせてくれるので大丈夫。


「思想のないパーソナリティ」
「内面の話できない」

先週の放送で言ってたこれ、大笑いしたけど三四郎らしくてとても好きな言葉だった。熱量いっぱいに聴いても何も考えずに聴いても、とにかく2人が喋っていることがいつだって嬉しくて楽しい。
毒も吐かない生き様も見せない、身になることも何もない、ただひたすらにくだらない、こんな時間が日常にあることがこんなにも心強い。
人生、というには重すぎるけど、本当にこのラジオはあまりにも私にとって生活だ。It's my life。


新しく書き加えられていく年表をこの先も楽しみに。金曜日に向かって今日もバチボコ頑張ります!


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