68歳のウーバーイーツドライバー
いい歳をして、恥ずかしいからやめて!
ウーバーをやってるなんて、身内や親戚には言えない!
家族からそんな罵詈雑言を浴びせられたのが2年前。
職業に貴賎は無いと言うが、そんな綺麗事はまだまだ通用しない。根強い偏見がこの社会には根付いていることを知った。
・・・情けないことじゃ。。
有史以来とも言うべき価値の大転換が起こっているのに、それに気づかず常識を絶対視している。
10年後、いや5年後。
多くの職業が消えていることに気が付かない。
で。。
今もウーバーを続けている。
何故か?
こんな言い方ができるかな・・
ウーバーイーツの配達員が運ぶ先は、
これからの時代を映す鏡なんだと。
例えるならGoogle Earthを初めて見た時の驚き!
タワマンあり、かと思えば昔ながらの木賃アパートあり。。その裏に想像できるであろう人間模様。
1日の乗車で、まさに人間流星群を見ているが如く飛び込んで来る。
こんな面白い経験があるだろうか?
そして。
街。。
この変化は著しい。
かっての名店はすでになく、
その後にはありきたりのチェーン店が。。
でも、そんな中。
新規オープンの店を見る。
強者どもの夢。
繁華街は今も欲望の渦に満ちている。。
誰もが憧れるであろうその夢を
追い求める姿のその瞬間は美しい。
・・しばしの感傷に浸りながらも、
この店が1年後も残っていることを祈る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?