子役のはなし

20年以上前のことです。NHKの子ども番組をやることになりました。「天才てれびくん」という今でも続いてる番組です。

もうひと昔前ですね。まだこれからって感じのダチョウ倶楽部がMCでしたよ。ダチョウさんたちとはいろいろ思い出もあるんですが、そのことはいずれ…。

小学生の子どもたちがいろいろやってく番組ですが、当時は画期的な番組だったですよ。そのこともいずれ…。

子ども番組なんて…ってバカにしてたんですけどね。バカにしたもんじゃないですよ。そのこともいずれ…。

で、いわゆる“子役”がたくさん出てて…。そうはいっても当時の子役なんて可愛いもんでした。ま、あえてそんなにやる気のない子どもたちを選んだんでしょうけど…。それは慧眼だったなぁ…と今にして思うことですね。天才プロデューサーのなせる技って感じで…。

子役は大人になるとただの人って言いますが、やっぱりそんな感じですよね。早々に辞めてまっとうな仕事に就いてる人のほうが幸せにみえます。

でも、中にはいい感じになってる人もいますよね。ウエンツ瑛士くんなんかホントにいい感じで…。小学校4年とか5年とかだったのかな…。素直でまわりに気もつかうし、いいヤツって感じでした。いっかい辞めてるでしょ?たしか…。そういう感覚が、らしいなって…。

ジャニーズの子どもたちも出てました。生田斗真くんとか…。彼の初めての地方ロケは、ボクの担当だったですよ。岐阜の刀鍛冶に一日入門みたいなロケで。ホテルは2人でいっしょの部屋に泊まりました。仕事とはいえ、気心のしれないおっさんといっしょに寝なきゃいけないなんて…。いま思うと、芸能界に入ったばかりの小学生にはキツいよなぁ…。って。今じゃそんなことさせないだろうなぁ。もう時効です。あ、なんかやったワケじゃないですよ。斗真くんはとってもナイーブな感覚を持ってるなぁ、という印象でした。それが活かされてるんでしょうね、今でも。

いろんな“子役”たちのいろいろをみてきたところで言うと…。芸能界って異形の巣窟みたいな面もあるから、若くしてそんな世界に入っちゃうと、人生に与える影響って想像以上だろうなぁ…って。いい場合も含めてですよ…。自分の子どもには勧めません。

子どもはそのままで天才的ですね。そのまま伸びればいいんでしょうけど、どこかで曲がっちゃうんでしょうね。特に若くして売れちゃうと、カンチガイもするでしょうし…。

上の2人のように、今の立ち位置が納得できるばあいもありますよ。


この話題…書くほどにイイワケっぽくなっちゃうな…。ここらで止めておきます。またいずれ…。

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