正義のミカタ

画像1 その人は来る日も来る日も公園を綺麗に掃いていた。芸術的といえるほど綺麗にした。そのときは誰も気づかなかったのだが、ほんの少し心優しい親子が、遠慮するようになった。いずれ、遠慮するのが正義だと1人が言い出した。正義の輪は広がり、やがてその公園には立ち入らないこととなった。最初はほんの些細な思いやりだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?