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ZARD『さわやかな君の気持ち』

どーも、ゲッティです。27日。坂井さんの月命日ですね。

いつも寄り添ってくれるZARD/坂井泉水さんの歌、詞に感謝です。恩返しに少しでも皆さんにも興味を持っていただけたらと思い、曲紹介をします♪

今回は『さわやかな君の気持ち』をご紹介!

『さわやかな君の気持ち』

『さわやかな君の気持ち』(作詞:坂井泉水 作曲:徳永暁人)は34thシングルです。花王「8×4」のCMソングでした。33thシングル『promised you』から約1年半という長い期間を経て、「ZARD第2章スタート」というキャッチフレーズが付いて発売されました。この1年半の間に体調不良で休養していたんですよね。

『さわやかな君の気持ち』の自分なりの解釈と好きな詞を紹介します。あくまでも自分の解釈で語ります。自分の解釈が正しいと押し付けるつもりもないですし、異なる考えの部分もあるかと思いますが、ご容赦ください。

たくさんの曲があって、今回は時間をかけて選びました。ちょうど桜が咲き出した頃にこの曲をいただいたせいか、薄いピンクの桜のアーケードをふたり肩を並べて歩く・・・というようなイメージが浮かびました。最初は、この言葉をタイトルにするのはありふれているかな?とも思ったのですが、目を閉じ、無色透明な気持ちで愛を問いたいという思いもあり、あえてこの長いタイトルに決めたんです。私は映画でもひと筋縄ではいかないストーリーが好きなんです(笑)。たとえばマイケル・ダグラス主演の『ゲーム』のように。聴いていただくみなさんに、自由に想像を膨らませてほしいですしね。私自身はこの詞は決してアンハッピーだとは思っていないんですよ。
ちょっとオーバーですが、渾身の力をこめたという感はあります。詞を書きながら、起承転結の"結"の部分がこう落ち着くとは・・・当初の予想に反していましたから、自分でも驚くと同時に"やっぱり私はあまのじゃくなんだろうか?"と(笑)。

『What a Rare Issue!~軌跡~』より

僕はこの曲を最初に聴いたときに「卒業式」がイメージされました。通学路の桜並木を歩きながら、今までの思い出が蘇ってきて…別れのシーズンだけれども、完全な別れではなく、また新しい関係性が生まれていく。学生に限らず、春の別れに関するストーリーがあるのかななんて思いました!

聴いた後に坂井さんのインタビューを見て、「薄いピンクの桜のアーケードをふたり肩を並べて歩く・・・というようなイメージが浮かびました」とあって、「おお!自分もイメージできた!」と驚きましたね。特に「春」とか「桜」といった詞は出てきませんが、想起させる坂井さんの表現力は本当に素敵ですね✨

TwitterのZARDbotさんのツイートには、『さわやかな君の気持ち』について以下のようなことが紹介されていました。

シングルのジャケット写真は自分の顔を「ワンちゃんみたい!」と坂井さんが気に入ったもののひとつだったそう。

CMサイズの歌入れ前にランチにイタリアンレストランへ。景気づけに白ワインを頼んだらすっごく大きなグラスにたっぷりと出てきてしまい…
顔はゆでダコ状態になり、元気よくテンション高いまま歌ってしまいました。

シングルのジャケットは坂井さんのお顔が全面に押し出されていて印象に残りますよね!
お酒を飲んでからCMサイズのレコーディングに臨んでいたとは、歌っている様子からは考えられないですよね笑

それでは、好きな詞をご紹介!

好きな詞

その1:「比べることなんて 無意味なのにね」

わかっちゃいるけど、ついついやってしまう行為。そう思う中でいきなり
この詞から曲が始まるので引き込まれますね。
この比べて劣等感を覚えてしまったときにも、無意味とは思いながらも寄り添ってくれる人がいることは心が落ち着きますよね。

その2:「さわやかな君の気持ちで歩いた ときには先が見えなくて」

「あなたはが何を感じながらここを歩いていたんだろう」と思ってくれる人がいると思うと安心感がわいてきますよね。自分が君だったらと考えると心が温かくなります。
「ときには先が見えなくて」と不安な気持ちを持ちながらも、それ以上に寄りそいたいと思える関係性、素敵です!

自分も恋愛とか抜きにしても、「あの人はどんな気持ちであの時間を過ごしていたのだろうか」と考えることも増えてきました。
相手を思いやる心、想像するだけでなく実際に行動に起こして追体験すること。「自分だったらこうするのに」という自分の感じ方や意見も大切ですが、「相手はどう感じたのか」と相手目線で感じようとすることで、より「寄り添う」ということが頭ではなく、心で理解できるようになると思います。

ラスサビで「真実」と書いて「さき」と読むのもいいですよね!
「何が本当なんだろう」とわからないけど、相手の気持ちを感じながら正しいこと、真実を探そうとしていくストーリー性、素敵です。

その3:「どうしてだろう 互いにとって言葉は 不自然になってゆくよ」

今までは何気なく話せていたのに、お互いの気持ちが複雑に絡み合っていくことで、会話やLINEなんかでの言葉のやり取りがうまくいかなくなっていくことあるのではないでしょうか?
お互い傷つきあいたくてそうしているわけではないのにそうなってしまう。本当に「どうしてだろう」って思ってしまいますよね。
そんな切ないんだけれども、強い言葉を使わずに共感を覚えるフレーズをチョイスする坂井さんの感性が感じられて好きです。

その4:「あの時君の気持ちに気付いて 時には泣いてあげたなら」

この歌で一番好きな詞ですね。自分が辛い経験をしてからこの詞を初めて聴いた時には、「ああ、わかってくれる人が、一緒に涙を流してくれる人がいたらいいな」と思わず泣いてしまいました。
ZARDというと『負けないで』があまりにも有名すぎて、応援歌=鼓舞のイメージが強いのかもしれませんが、「ZARD/坂井泉水 心に響くことば展」で言われていた「鼓舞よりも寄り添う」という言葉を見て、「寄り添うってこういうことか」と曲を通じて感じることが増えましたね。
自分は人の悩みとか不安なことを聞いても鼓舞ばかりしていましたが、ZARDを通じて「寄り添う」ことの本質や大切さ、本当に身に染みています。

シングルとアルバムバージョン

『さわやかな君の気持ち』10thアルバム「止まっていた時計が今動き出した」にもアルバムバージョンが収録されています。

今聴いてみると、シングル向き=派手で元気な気がして、もう少し落ち着きのあるシンプルなバンドサウンドにリアレンジしました。

『What a Rare Issue!~軌跡~』より

どちらも好きですが、個人的にはシングルバージョンの方が好きですね!
SNSでどちらが好きか簡単にアンケートを取ってみました。
結果は以下の通りでした。

シングルバージョン:63%
アルバムバージョン:37%

もちろん優劣をつけたい訳ではありません。その時の気分によって聞きたい方があると思いますし、どちらにも良さがありますから、自分の「好き」を大切に、いろんな意見を尊重し合いたいですね✨

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
何度も書きますが、この曲からは「寄り添う」ことの大切さを学びましたし、曲を聴いていると自分が寄り添ってもらえる感じがしてとても好きですね!
「平成を生きる昭和の女」がZARDのコンセプトですから、二人の関係は終わったのかなと勝手に想像しますが、「私自身はこの詞は決してアンハッピーだとは思っていないんですよ。」と坂井さんがおっしゃったように、綺麗な別れだったんでしょうかね🤔
皆さんのお考えも聞かせていただけたらと思います!
ぜひ皆さんもサブスクで聴いてください♬

来月9月27日は、『世界はきっと未来の中』をご紹介!

坂井さん、これからもどうぞ、寄り添ってください。

(本文の歌詞は『I'm in love』作詞:坂井泉水 作曲:徳永暁人 
からの引用)

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