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Vitalogueセミナー②「プレコンセプションケア」@NEWPEACE社

こんにちは!Vitalogue Healthです。

先日、株式会社NEWPEACEさんのオフィスで、社員さんを対象に「Vitalogueセミナー」第2回を実施しました!(登壇医師の他にオンラインでの参加者もいらっしゃいました)

NEWPEACE社では、8月に初めての産休制度を活用する社員さんがいらっしゃり、現在社内の健康管理や制度設計をしようとしているところで、計4回に渡り女性の身体や妊娠・出産などに関するセミナーを実施中です。

今回は、第2回セミナーのダイジェストをお届けします。

プレコンセプションケア

第2回のテーマは、「プレコンセプションケア」。今回も、産科医師の前田先生にご登壇いただきました。前田先生はプレコンセプションケアを得意としています。

【登壇医師】
前田 裕斗(まえだ ゆうと)先生
専門:周産期、婦人科一般
経歴:東京大学医学部学科卒業
   現在 国立成育医療研究センター産科医師

今回お話した主なトピックは以下です。

●プレコンセプションケアとは
●卵子の老化と不妊治療
●あなたの人生の選択肢を保つために今からできること

そもそも、プレコンセプションケアという言葉を聞いたことのない方のほうが多いのではないでしょうか?
プレコンセプションケアとは、直訳すると「受胎(コンセプション)前(ケア)」。妊娠する人のケアなんでしょ?と捉われがちですが、そうではありません。
妊娠・出産をする・しないの選択に関わらず、全ての人々が健康に生きるために必要なことです。

今回のセミナーでは、妊娠・出産とプレコンセプションとの繋がり、また日本における実情と、日本が抱えるプレコンセプションに関する課題などを主にお話していただきました。妊娠や出産を目の前に考えていない人、思春期・学生時代からプレコンセプションケアは始まっていることも説明していただきました。

また、女性の身体の話だけではなく、男性も無関係ではありません。「男性の加齢に伴い精子の質も下がる」「喫煙や肥満で精子の数が減る」などの報告も出てきていること、そして当然パートナーとして彼女・妻の生活に気遣いができることも重要です。

今は、妊娠や出産を予定していない方でも、人生の選択肢を保つためのケアとして、大切なこと。自分の身体は自分で守り、さらにパートナーのことも気遣えたら、素敵ですね。

Q&A

今回もとてもたくさんの質問が飛び交いました!
自身の身体のことにみなさん興味関心を持っているようで、嬉しいです。
今回も、その中から一部をご紹介します。

Q:不妊の原因って、女性で語られることが多い気がするのですが男女で割合ってどれくらい違うのでしょう?
A(前田):割合は半々です。男性もクリニックに行きましょう。
Q:ケアに対して向き合いたいと思ったときに,具体的に何をすることが求められるんでしょうか?
A(前田):自分の体調を自分で把握したいと思うのが、一番ですかね。
それこそホルモンの状態を検査してみるとか、生理痛が強い時に周りの人に話してみるとか。
Q:女性の卵子が減る話はよく聞きますが、男性の精子の数は年齢によってもそんなに減らないんですか?
A(前田):精子は運動率は下がり、奇形率は上がります。

終わりに

冒頭にも述べたように、プレコンセプションケアは妊娠・出産をする・しないに限らず、全ての人の健康に関わる大事なことです。
自分の身体の状態を知り、ケアすることで、気づかぬうちに病気になったり、健康を失ってしまうことを防ぐことができます。

プレコンセプションケアは、きっとこれを読んでいるみなさんに当てること。これからの自分、そしてパートナーの健康、人生のためにも、自分の身体を自分で知り、守っていきましょう☺︎

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