見出し画像

少しだけ悩ましいこと

前回「年中裸足サンダルは良いことずくめ⁈」と題してそのメリットを思いつく限り挙げてみた。

これを読んで、そうは言ってもデメリットもあるのでは?と疑問を持たれた読者もいるだろう。

確かにデメリットが全くないと言っては嘘になる。そこで、今回は年中裸足サンダル生活の少々悩ましいことを取り上げたい。

好奇の目にさらされる
現代の日本では、とりわけ駅や電車の中などで真冬に裸足でサンダルを履いている人を見たら、多くの人は違和感を感じるだろう。筆者の経験上は、ガン見されたり、指を差して笑われたりされたことはなく、表面上周囲のリアクションは薄めではある。とはいえ、チラ見しながら「寒くないんか!コイツおかしーんじゃね!」などと感じていそうなことは想像に難くない。

ぜひ年中裸足サンダル生活を実践したいと思ったとして、最大のハードルとなるのはこの他人の目ではないかと思う。ちょっと近所まで出歩く程度ならともかく、電車に乗って出かけるとなるとハードルが高い。筆者も初めはそうだった。とはいえ、いったん越えてしまえば大したことはないと感じる。

下の写真は真冬に新幹線に乗ったときのもの。所々で雪がちらつき、記録的な寒気に覆われて全国的に最高気温が5度を下回る日だったと記憶している。そんな日に裸足でビーサンを履いている様は普通の人からはかなり異様に見えたのではないかと今さらながら思う。

画像1

画像2

足を踏まれると悲惨

サンダルは靴と違って肌が露出しているだけに足を踏まれると悲惨だ。その痛みたるや靴を履いていた場合とは比べものにならない。とりわけ冬場は痛みが倍増する。そして時には大惨事に至ることも。筆者は真冬にサンダル足を踏まれて親指の爪が割れた経験があるが、その時の激痛は今思い出しても震撼する。

とはいえ、ちょっとした心がけ次第で惨事を避けることは可能だ。例えば、雑踏では細心の注意を払う、そもそも雑踏にはなるべく近づかない…など。多少のリスクはあってもやはり裸足サンダルの開放感には代え難い。

足が汚れやすい

サンダルは構造上、やはり靴よりも足が汚れやすい。実は潔癖なところがある筆者としてはこれは悩ましいところ。

とりわけ未舗装の道路をビーサンで歩くと汚れやすい(下の写真)。

画像3

画像4

しかし、汚れたとしても帰宅後に洗えばいいだけのこと。サンダルごと洗うこともできる。

画像5

一方、靴だとそうはいかない。スニーカーでも革靴でも丸洗いはできない。

逆説的ではあるが、裸足サンダルスタイルはむしろ潔癖の人にこそ向いているのかもしれない。

行きにくい場所がある

裸足サンダルではどうしても行きにくい場所がある。例えば高級レストラン。筆者はグルメでもなく、頻繁に通う余裕もないが、たまには行きたいと思うこともある。その場合どうするか?

超が付くようが高級店は別としてそこそこの高級店なら、夏場はサンダルでもまあ許されるのではないかと(勝手に)解釈し、もっぱら夏に行くことにしている。そして申し訳程度かもしれないが、ビーサンよりはカジュアル度の低いベルト付きのサンダルを履いて一応配慮している。

画像6

もう1つサンダルでは行きにくい例として山のレジャーがある。足場の悪い道にサンダルはさすがに歩きにくく、下手をすれば大怪我をしかねない。

もっとも、山のレジャーといっても、ガチな登山ではなく緩めのハイキング程度なら経験上サンダルで充分だ。台が厚めで滑りにくいタイプのビーサンやギョサンなら滑りやすい岩場でもわりと歩ける。

画像7

靴を履くのが辛くなる

これは裸足サンダルスタイルが快適すぎるゆえに生じた皮肉な結果。仕事以外、裸足サンダル生活に徹するようになってから、逆に仕事中、靴や靴下を履いている時の不快感がさらに高まった。

そこで、最近はオフィスに誰もいなくなったタイミングを見計らっては密かに靴と靴下を脱いで裸足で仕事をすることも。これだけで仕事がはかどるのだから、考えてみれば安上がりではある。

画像8

以上のように、年中裸足サンダル生活には確かに少々悩ましいこともないわけではない。しかし、メリットに比べるといずれも取るに足りないことばかりであり、年中裸足サンダル生活がおすすめであることに変わりはない。改めて同じような仲間が増えることを期待して結びに代えたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?