Duolingo｜日本語イベントで「刺身」について話したら「鶏の胎児の料理」を教えてもらいました
少し前からDuolingoというサービスの日本語の「イベントホスト」をしています！毎回のイベントでは、日本にまつわるテーマを一つ取り上げて質問を投げかけながら、リラックスした雰囲気の中で日本語の会話を楽しんでいます。
▼イベント、イベントホストについては以下で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
参加者は「文法から習いたい」という人よりも、「昔日本に住んでいたから会話力を維持したい」「日本語を勉強していて、日本語を話してみたい」という人が多いので、決まった内容を一方的に話すのではなく、双方向のやりとりをしながら話が広がっていく感じです。
最近のテーマは「刺身」。言わずと知れた日本食の代表格で、"SASHIMI" という世界共通語でも知られています。刺身はネタの多くが生魚なので、天ぷらやラーメン等の他の日本食に比べると好き嫌いが分かれることが多いです。参加者の一人にも「生の魚はちょっと気持ち悪いから私は食べない」と言われました（悲しい）。
話の流れで「皆さんの地域には生食の料理や好き嫌いが分かれそうな料理は有りますか」と聞いてみたところ、初めて聞く料理がたくさんでした！
今回はその料理について紹介したいと思います。
■プーティン / Poutine（カナダ）
生のチーズとポテトフライを使った、カナダのモントリオールでよく食べられている料理。
ネットで調べてみると最近日本でもじわじわ話題になってきているみたいです。同じ生食でもカナダからは生のチーズがきたか！と新鮮でした。
ちなみに、最近のモントリオールでは様々なバリエーションが出てきていて、インド風（カレー味）のプーティンなんかもあるそうです。
詳しく紹介されているサイト↓ 興味ある方はぜひご覧ください
■ベルリーナ / Berliner（ドイツ）
任天堂の「あつまれ どうぶつの森」をプレイしている人なら知っているかもしれません。ドイツでよく食べられるデザートということで、ドイツ人の参加者が教えてくれました。ドーナツのような記事の中にジャムが入っているおやつで、ジャムはいちごジャムが多いとのこと。
「あつまれ どうぶつの森」の中では、確か年越しの時に食べると説明が合ったようなのですが、聞くと特に時期が決まっているわけではないようです。
写真だけでも、説明を聞いただけでも美味しそう！ぜひ本場で食べてみたいものです！
■ディニグアン / Dinuguan（フィリピン）
フィリピンの伝統料理で、豚肉と豚の血からできたシチュー。「豚の血」という響きは刺身の「生魚」に近いインパクトが有りますね...！
教えてくれたフィリピン人曰く、説明の印象とは違い割と普通に美味しいそうです。調べてみたらレトルトのディニグアンが500円弱で売っていたのでチャレンジしてみようかな...！
どれもその地域独自の料理で、どれも美味しそうだなぁ旅行した時には挑戦したいなぁ、なんて思いながら穏やかに会話が進んでいたところに、とんでもない料理が紹介されました。
ディグニアンを紹介してくれたフィリピン人の他にもう一人、フィリピンからの参加者がいました。
その人が「私が紹介するフィリピン料理はバロットです」というと、もう一人が「それは、君がいうと思ったから僕はディグニアンを紹介したんだ！やっぱりフィリピンで珍しい料理といえばバロットだよ！」と二人で意気投合。フィリピン人二人が口を揃えて「珍しい」という料理とは一体どんなものなのか。
■バロット / balut（フィリピン）
聞いてみると「ニワトリのタイジ」の料理だそう。
聞き間違いかと思い、はじめ聞いた日本語をうまく漢字変換できなかったのですが、「鶏の胎児」で合っていました。
なんと、生まれた有精卵を18日ほど寝かせて、孵化する前に茹でて食べるものだそう。確かにかなり珍しい。
二人とも食べたことがあるそうで、味自体は悪くないと。
ネットで調べてみると、卵のような風味もありつつ少し骨の食感もあるそうです...一度は試してみたいなぁと思いつつ...なかなかハードです。
興味ある方、見た目は少しギョッとするかもしれませんので、調べる際にはご注意ください。
まさか、「刺身」の話から始まって「鶏の胎児」の料理の話を聞けるとは思いませんでした。
参加者の皆さんは「日本について知ることがたくさんあって面白」い、と言ってくれますが、私も各国の参加者の話を聞いて本当に面白い。自宅にいながら世界中の文化を直接知れるなんて、いい世の中になりました。
このイベントもお互いに学びの多いものにしていくべく、引き続きがんばっていきたいと思います。
皆様も、面白い日本らしい話題があればコメントやtwitterでぜひ教えてください！では！
いただいたサポートはより良い記事で還元します！