書き散らしフリー台詞

ここの台詞は、お好きにご利用ください。
商用利用は良くわかってないので、お控え下さい。
利用時、私が検索できるよう、工夫してくれると嬉しいです。


『かき氷』
冷たっ……くあー……染みる。
ってぇー……あぁ……夏だねぇ。
……これさ、ブルーハワイ。
なぁんか、他のイチゴとかと変わんないらしいね。味が。
……ぜーんぶ、同じ砂糖かなんからしい。
……色違うから、それでなんとなく違う味なんだなって思ってたんだろうなぁ。
……まぁ、美味いから良し。

『暑い』
暑い……。
くっそぅ……どうして毎年毎年ぃ……こんな仕打ちに合わんといかんのだ、っての。
あー……焼ける。溶ける。茹だる。
なんにも……なぁんにも良いことなんてないぞ、夏なんてぇ……。
薄着でも、水着でも、裸でもぉ……問答無用であっちぃんだからさぁ……。
あぁ……秋……はよ来い。

『チェーンソー』
さーくらー……さーくーらー……。
ふんーふんふーんふん、ふーん……あででで……手ぇ痛えな、もう。
あー、疲れた……まぁ、こんなもんだろ。
重労働だわ、まったく。
はぁー……めっちゃくちゃ散ってらぁ。
ゴーグルにも馬鹿みたいにはっつくし……いやだねぇ。
ね? ははっ、もう聞こえねーか。

『微熱』
なんかさぁ。
くだらないことばっか、覚えてるとか。
あるあるじゃない?
ちっさいイタズラとか。
変な宝物とか。
……色んな夢とか、さ。
なぁんか……絶対昔のほうが良かったよなぁ、って。
色んなことして、色んなものになりたくて……輝いてたなぁ。
今じゃ……これにしか、なりたいと思わない。

『旅』
寄り道しようかな。
ちょっとだけ、ほんの少し。
……知らないとこが良いなぁ。
さほど大仰な感じじゃなくて、行ってみたことないなぁ、くらいので良いから。
なんか、目的地だって普段思わないようなさ。
そんなとこ。
……大丈夫、ちゃんと帰れる場所にするよ。
寄り道だからさ。
ちゃんと帰るって。

『社畜』
あと少し……それこそ、もう二、三時間程で。
紛れも無く幸福な選択が出来たかもしれないのに。
あーあー……よくもまあ、その微々たる労力も惜しめないまま、逃げ出そうなんて思えたねぇ。
ここ以外、これ以外、違う人生なら……なんて。思う事自体間違いだ。
お前はどこでもダメさ。私みたいに、ね。

『白湯』
ぜんぶ、これで……淡くなる。
……淀んだ物、胡乱な心、いたむ思い。
少しずつ、じんわりと流し込んでさ。
薄めんだぁ……気付かないでいれるように。
なくさないで、居れるように。
ちょっとさぁ……強すぎるんだもんなぁ。
そりゃあ、まわるわ。
ははっ……弱いんだから勘弁してほしいな、ほんと。

『水盆』
また増やしたの?
こういうの好きだねぇ……まあ、趣味は良いけど。
でも、何に使うのよ、こんな大きいお皿……え、これ花瓶?
あー……なんか見たことあるかも。
超本格的な、花道のやつ、みたいな。
……え、で、なにすんの?
……え、もしかして花生けるの?
……え、あんたが?
…………了解。

『舌鼓』
美味い……なんて言葉を用いるのも無粋だな、と。
ふぅ……どのくらい振りに思っただろうか。
ふふっ……少し意外だったよ。
君がこんな良い店を知っているなんて、ね。
正直、別に期待していなかったんだ、味については。
美味しい物は、それなりに食べてきたし。
それこそ、君とか……なんてね。

『ヨーグルト』
ひとつだけ、恨みごとを言っておく。
あんたは、自分勝手だ。
……それが、本当に嫌だった。
誰かの幸せなんて考えないで、自分ばかりで幸せになっていきやがって……こっちは散々だってんだ。
全部自分で……好きにして。
私があんたを幸せに出来なかったような気がして、しょうがないじゃないか。

『希死念慮』
ふとした時に。
自分が自分を、ぎゅーって押し潰してくんの。
もわもわって、何も形作れてない持ち物がさ……意識してないのに、急に目につきだして。
キラキラした宝物みたいだなぁって抱えてたのに……少しの価値もないガラクタに思えて。
……そうしたのは、自分なんだなってわかっちゃうんだ。


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