脱糞インスピレーション
【不屈の敗戦処理投手 オーバードーズ桐島】 第34回 “ふぁぼれ!ふぁぼるのだ桐島!”
『待たせたな。』
そう言うと、リリーフカーのボンネットの上に手を乗せ、シークレットサービスさながらに車と並走してマウンドへと向かうオーバードーズ桐島こと、桐島 昇。
オーバードーズと言われるだけあり、今日もお手製の非合法カクテルドラッグを噛み砕きながらの登場である。
ちなみにお手製カクテルドラッグの成分は次の通りである。
・アスベリン
・人肌のバリウム
・KURE5-56
・ダーブラの生唾
・真島クンすっとばす!! 7巻
・水谷豊と寺脇康文との間の確執の角質
もはや、ふて寝から目覚めた装甲騎兵ボトムズのような目つきで、バッターを睨みつける桐島。
会場からは、肺胞をつんざくようなどよめきが起こる。
そう、なぜならば桐島、左脇腹から十二指腸がむき出しで出ているのだ。
会場からの阿鼻叫喚混じる歓声に、遠のく意識の中、桐島は巨大なねるねるねるねに包まれたような気持ちでいた。
そして最後の力をふりしぼり、左乳首をアリアナ・グランデの顔マネをしながら強く押すと、まるでひと昔前の掃除機のコンセントのように、シュルシュルシュルと十二指腸が腹の中に戻っていったのだった。
この事態にファンは暴徒と化し、桐島は胴上げからのジャーマンスープレックスの餌食となり、ピッチャーマウンドに生き埋めにされてしまった。
無二の親友であり桐島の最大のライバルであった帯川 浩二は、そのおぞましい光景をベンチから見ながら、「あっ、やべぇ…カミさんに頼まれてた、『デスパレードな妻たち』のシーズン6、まるまる返却するの忘れてたわ…。マジ、やべぇ…。うわっ、ほんとやべぇわ…。あかんやつや…。これ…あかんやつや…。ど、どないしよ…。とりあえず…今夜は…あいつ…ひさびさに…抱くとするか!」
と、いつかこの雪辱を果たしてやると心に決めたのだった。
何だこれ?
うほっす!
中肉中背界の8代目J・K・ローリングこと、仙大っす。
つー事で、もう瞼が逸ノ城ばりの重さになってきたので、今日はこの辺で。
どうでもいいけど、一学年に一人はタランティーノみてぇなアゴの女子いるよね。
ほなほなっす。
風見office〜since2006〜©仙大
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