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ジオパーク・オンライン #020 筑波山地域ジオパーク(みどころ&動画)

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オンラインツアーの動画は最下部にあります(有料)。日本ジオツーリズム協会メンバーの方は無料で見られます(※2023年7月以前にご入会の方のみ)。

第2期8回目(通算20回目)のオンラインツアーは、筑波山地域ジオパークの荒川和子さんが筑波山をご紹介。冒頭、荒川さんは筑波山の「ガマの油」にちなんだ可愛いカエルのかぶり物で登場です。
 
筑波山の標高は887m。日本百名山で一番低いのに、百人一首や錦絵にも描かれるなど昔から人気の高い山です。茨城県民の歌の冒頭では「空には筑波 白い雲」と歌われ、夕暮れ時に紫に染まる姿から「紫峰(しほう)」という別名もあります。
 
多くの人から愛される理由の一つは、男体山(なんたいさん)と女体山(にょたいさん)という2つの山頂と美しい裾野をひく山の形。なぜこのような形になったのかを、筑波山の数多い魅力の中から「神社」、「梅林」、「湧水」を巡って探っていきます!
 
まず、古くから信仰を集める筑波山神社へ。御神体は筑波山で、男女の神様がそれぞれ男体山と女体山に祀られています。縁結びや夫婦和合、子授けなどのご利益があるそうです。
 
次に、筑波山梅林。この梅林は昭和から平成にかけてつくられたものです。足元には大小の岩がゴロゴロしており、なだらかな斜面に岩と紅白の梅が美しいコントラストを描いています。山頂の方から崩れてきた岩や、周りのボロボロに風化した岩が混ざった土石流が積もった水はけの良い斜面を活かして作られたものです。梅林を巡りながらその様子を見ていきます。
 
この土石流が積もった山麓には、「萩・杉・椿・香・月・雲」の名前の付いた「筑波六井(つくばろくせい)」など、たくさんの湧水もあります。筑波山周辺にはそれら「筑波山水系」の水を使った酒蔵がいくつもあります。
 
筑波山は8千万年から6千万年という地球の営みの中で今の形になり、様々な恵みをもたらしてくれました。その恵みである斜面からの景観や美しい梅林、湧水から作られる農作物や美味しいお酒を味わってください。豊かな自然や満天の星空を楽しんでください。筑波山の形のジオコロッケもおススメです。


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