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パイプの道具②

日本でパイプを吸っている人は何万人いるのでしょうか?かなりのマイノリティであることは確かですね。だからパイプには馴染みが薄いし、どうすればいいかわからないし、面倒だなあということで、パイプを吸う人が増えないのでしょうか?パイプのボール(筒)に葉っぱ(パイプ煙草)を入れて、火をつけて吸うだけなんですけどね?

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パイプの素敵な香り、ゆっくり流れる時間、お気に入りの飲み物、そんな調和を楽しむものなのです。特に難しいことはありません。さらにパイプもいろいろな種類があり、これに懲りだしたら大変。お金がいくらあっても足りないし、それらを遺品として残されても家族も大変。ハハハハハ

さてパイプの楽しみの一つに、ちょっとした道具があって少し手間をかけるということも楽しみの一つです。美味しくタバコを吸うために、少し手入れをしたり手間をかけることが、愛着を生むのですよね。

ここからパイプの小道具を紹介します。まずはタンパー(下の写真の一番下)、ピック(真ん中)、スクラッパー(一番上)の3点セットです。

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パイプ煙草をボール(パイプの筒)に入れて火をつけると、たばこが膨らんできます。これをこのタンパーでトントンと軽く押さえて、たばこを整えます。

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タンパーの底は上の写真のように平らになっていて、たばこを押さえやすくなっています。

パイプ煙草はプレミアムシガー(高級葉巻)と同じように、ちょっと湿っています。タバコというのはもともとそういう状態を吸うのが美味しいのです。一般的な紙巻きたばこはわざと早く吸えるように乾燥させています。湿っている葉っぱに火をつけるのですから、すぐに火が消えてしまいます。そこでパイプは息を吸ったり吐いたりしながら、ボール内で燃えている火種を消さないようにゆっくりくゆらすのがコツです。この時に活躍するのが上の写真のピック=金属の棒です。これでボール内のたばこに穴をあけて、空気の通り道を作ってあげます。まさにボールの中で焚火をしているような感覚です。スクラッパー(スプーンのように見えるもの)は、吸い終わった後にボール内に残った灰やたばこを掻き出すのに使います。またヤニやタールがボール内の壁面にこびり付きますので、それを削り取るのに使用します。

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これは折り畳み式パイプレストです。折りたたむと平になるので持ち運びに便利です。パイプは湿っけているので、しばらく置いておくと火が消えてしまいます。でも火が消えたらまた火を着ければいいだけです。

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ゆっくりウイスキーを傾けながら、パイプを楽しむときに、ちょっとパイプを置いておくのにはちょうどいい。パイプのボールは底が丸いので、置くとごろんと転がって、たばこがこぼれてしまいますから。

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パイプには写真のような白いフィルターを装着して使います。フィルターがなくても吸えますが、熱い煙が直接口の中に入るのと、葉っぱがときどき口の中に入ってきます。ですからフィルターを装着して使用します。白いフィルターは使い捨て。毎回新品のフィルターにする方がいいのかと思いますが、私は2~3回に1回のペースで交換しています。フィルターを付けると味がマイルドになるように思います。パイプによっては下記の写真のように金属フィルターが装着されているものもあります。この金属フィルターは毎回取り外して洗浄しないと、次に吸うときに味が苦くなります。私は歯磨き粉を歯ブラシに着けてゴシゴシ磨きます。

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パイプはちゃんとお手入れをしていると美味しく吸えます。タバコを吸うとヤニとタールがパイプに付着します。ボールから口までの管の中にも付着するので、これを下の写真のようなモールを管に通して掃除します。

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このモールを売っているところがなかなかないのですよね。パイプ専用のモールというのがあるのですが、先日100円ショップの手芸コーナーでモールを見つけました。いろいろな色付のモールでしたが、なんとか使えますよ。

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最近こんなものも使っています。100円ショップで見つけた赤ちゃん用綿棒です。この綿の部分がちょうどパイプの筒に合っているので、うまく掃除ができます。

掃除をするときの注意は、パイプのボール部分(木の部分)とマウスピース部分(プラスチックの部分)を離すときに、必ずパイプが冷えた状態で離してください。吸った直後などまだパイプが熱いときに離すと、マウスピースがぶかぶかになってくることがあります。

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私はこんなパイプの蓋=シリコン製を使っています。これはある時大手町プレイスのSmokers Cafe Briquetでお知り合いになった方が使っていて、その方はエンジニアの方で、自分でシリコンを加工して作っていますと説明してくださりました。わざわざ後日私の分まで作って持ってきてくださり、それ以降愛用させていただいております。パイプは3~5gの葉っぱを詰めて30分程度はゆっくり楽しむものですが、時間がないときや急な用事が入った時は、このシリコン製の蓋をしておくと、当日なら途中から吸い始めることも可能です。最初は乳白色だったシリコンの蓋が、あめ色に変わってくるのもいい感じじゃあないですか!

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このボタンのようなモノはなにかわかりますか?これは小型の加湿器です。【HUMIDIATER IMPORTED BY TSUGE JAPAN TABACCO】とエンボスされています。柘製作所という日本の老舗パイプメーカーが発売しています。パイプは乾燥してしまうと美味しくなくなります。そこで私は下の写真のようなジップロックにタバコを入れて、その中にこの加湿器を入れています。このボタンのような加湿器は入れる前に水に浸して、そのままポンと入れておけばOKです。

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最後にどんな入れ物にいれてパイプを携帯しているかお見せします。

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上等なパイプ携帯用のポーチも売っていますが、半年前にパイプごと紛失してしましました。(最近、忘れ物が多い、、、トホホ)なので、雑貨屋さんで見つけたポーチを使っています。パイプがちゃんと2本入るので使い勝手がすごくいいです。

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