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【コラム】サンデーサイレンス3×3

勢いでnoteを始めてみたが馬券ネタもさほどないので、自分が気になるトピックを適当に記していこうと思う。

ここではサンデーサイレンスの3×3クロス持ちの競走馬について。

2022年の有馬記念で2着になったボルドグフーシュは個人的に衝撃的なパラダイムシフトだった。

1994年に産駒がデビューしたサンデーサイレンスは強烈な影響力を持つ種牡馬である。今となっては日本の競走馬でサンデーサイレンスの血を持たない馬のほうが珍しいという程に一大系統を作り出した。

サンデーサイレンスの血を3×3で持つ馬は、スクリーンヒーローやアドマイヤムーンの産駒がデビューした2014年頃から見られ、2021年までに2000頭以上がデビューした。しかしその中でOP以上の芝のレースを勝ったのはキョウヘイ、クールキャット、アイラブテーラーくらい(ダートでも数頭)であり、明らかに能力の上限値が決まっていると感じていた。サンデーサイレンスの強すぎる影響力を3×3で持った場合、個体の能力、或いは気性になんらかの悪影響を及ぼしているというのが個人的な解釈である。

だが、2022年になると、アスクワイルドモア、イクスプロージョン、ラヴェル、ウインシャーロットとOPクラス、重賞クラスの勝ち馬を立て続けに排出し、おまけに菊花賞、有馬記念で2着となるボルドグフーシュまでが出現。また、地方交流競争でもショウナンナデシコやティーズダンク等が活躍している。

約10年強続いたディープインパクト、キングカメハメハ産駒の時代が終了し、自分の認知していない何かが変化したのかとも思う。しかしサンデーサイレンス3×3持ちの馬は「ある日急に走らなくなる病」のようなものを持っている印象が強い。(アイラブテーラーやクールキャットはその典型。)

現状芝の中長距離トップクラスと言ってもいいボルドグフーシュは例外となるのかに注目している。人気で崩れてくれれば美味しい馬券が・・という下心もある。

また、今後サンデーサイレンス3×4持ちは日本では非常に多数見られるようになるだろう。数が多すぎてなんとも言えないが、エフフォーリア、デアリングタクト、スカイグルーヴ、アリストテレス、サークルオブライフ等、エピファネイア産駒についても3×3持ちと同様の傾向がありそう。

ディープインパクト、キングカメハメハ産駒が極端に減る今年は日本での血統傾向は大きく変化する。いち早く何かを掴めれば馬券にも有利となるのはずである。

ボルドグフーシュを信用しきれない馬券


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