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予想方針

もちろん馬券で生きていきたいと思うくらいだから予想力には多少の自信がある。少なくともTV、新聞、YouTube等のメディアで予想を公開している人たちの中で、自分より競馬という競技を理解していると感じる人はいない。(某予想TVは稚拙すぎて笑えるのでバラエティとしては好きだが)

忘備録としてポイントを記す。

過去の傾向

「このレースの過去10年の傾向は・・」と話し始める予想家はすべからく全員下手くそ。未来のレースを過去の傾向で理解しようとする行為そのものがすでにアプローチとして間違っているし、エンジニアとして言わせてもらえば10回や20回程度のサンプルをデータとは言わない。 
条件によってはベタ買いでプラスになる買い方を見つけたことはあるが、それで生きていくとして計算すると途方もない資金力が必要だったし、過去10年間はプラスになっていたとして、次年もプラスになることを保証するものでもない。

レースラップ

よく上がり3Fが33秒台だ32秒台だ、前傾だ後傾だと言ってる人達がいるが、その本質を理解している人にはお目にかかったことがない。数字とは万人に理解させる為にわかり易さを求めた単なる指標でしかない。能力の本質は数字には現れない。

血統

血統で理解できるのはその馬の広い意味での適正であって馬の能力ではない。あまり固定概念に囚われないように血統を理解するべき。しかし走るべき良血馬は一定数いるし、馬券を買う際の最後のイチ押しを血統の知識がしてくれる。リーディング上位の種牡馬はそれだけ使えるレースが多いので入念にチェックが必要。

重賞

重賞は多くの人が参加するので美味しい馬券になりやすいが、基本的に強い馬同士のレースとなるためアクシデントも起こりやすい。実際に2022年に万単位の複勝を外したのは全て重賞だった。(スプリンターズSのナムラクレア、オールカマーのソーヴァリアント等)なるべくなら避けるべきだが、リスクよりリターンが大きい場合もある。

騎手

この馬はこう乗ってくれたら・・という思いが誰にでもあるが、9割方はその通りに乗ってくれないことを自覚するべき。「騎手のせいで負けた」は一番見苦しい言い訳であることを肝に命じる。

調教

 調教で判断すべきこともあるにはあるが、言語化するのが難しい。だがウッドが自動計測になったことでタイムの信頼性は上がったと感じる。調教がパーフェクトだと感じてもレースは別物である為、最終判断はしないこと。

パドック

最終判断は必ずパドックでする。コンスタントに勝てるかもと考えたのは長年敬遠していたパドックを真面目に見れるようになったから。パドックが見れない日は馬券を買うべきではない。
常に終わったレースの馬券になった馬たちのパドックを見返す習慣をつけること。


予想しないこと!

最後にいちばん大切なこと、ここまで記しておいてなんだが、100%に近い数字を目指すとなると、予想よりもレース選択のほうが大事である。勝てるレースのほとんどがゴール直後に「知ってた」という感覚を持つし、予想するまでもないレースというのは必ず月に数レースある。無理に予想するくらいならそのレースを待つ心構えでいること。「買ってたら当たってたなー」という思いは貧乏性の証、捨てよう。

予想する必要のないレースは必ずある


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