浮き輪

 今日、夢の中で季節には早い浮き輪を持った幼い子達と駅で待った。

 この駅は何故か複合施設との併設のようで室内プ−ルが一番の顔である。流れるプールはもちろん、懐かしさを感じる25mプ−ルもついており駅からは全面ガラス張りのエレベーターで降らなければ行けず、そこしか道はないように感じる。

 人はいず、まだ閑散としている。

 案内されたとこではインストラクターが子どもたちに水になれさせるためにいろんなことをしていた。さっと様子を見て、私はまた戻っていく。

「いない。」

 駅員に帰りの切符をもらう。忠告をもらいながら、クレ−ンゲ−ムを30円分した。出たのは飴2個。外、巾着袋。

 駅では両手で浮き輪を抱えた。幼い子達がいつの間にか、いる。


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