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半径50mを幸せにしたかった私が、半径1000kmをも幸せにしたい!と思うようになったLiBでの3年間

こんにちは。個人と企業のワークシフトで「新しい仕事のカタチ」を実現したい会社の「LIBZ」というサービスで、マッチング領域の責任者をしております花井です。

現在、当社のメンバーがリブランディングに伴い、様々な想いを語っております。対外発信つまり知らない人様の目にさらされることが極端に苦手な私はこういった取り組みをひらりひらりとかわしてきました。
ただ、改めて自分自身の今までやこれから、そしてLIBZを愛してくださった方々の話をきちんとまとめておこうと思い、酷く重い腰を上げ(最近だと寝て起きるだけで痛い腰)38歳、はじめてのnoteにチャレンジします。

本記事は大きく以下2つ、
・経営危機の状況 中間管理職Ver
・事業の構造改革後の新たなチャレンジの生エピソード
について書いてます。
何かしら楽しんでいただけるものが一つでもあれば幸いです。

自己紹介

そもそも、あなた誰?!だと思うので、簡単に自己紹介させてください。
名前:花井亜美(ハナイアミ)
生まれ:1984年に誕生、東京生まれ/東京育ち
経歴:
日本生命→リクルート(旧リクルートHRマーケティング)→アリババ株式会社→サイエスト株式会社→フリーランス→LiB
家族構成:
子供2人(娘・息子)、母、妹、弟と埼玉にある6LLDDKKの2世帯住宅に住んでいます。
※記載した構成から諸々ご察しください。

LiBに入社した経緯

LiBに入社したのは2018年12月(9月から業務委託でスタート)です。
その7年前、当時末期癌を患っていた父にとにかく子孫に会わせてあげたい!という一心でアリババを退職し、家族優先で、連続で妊娠出産をしました。(その甲斐?あって幸いなことに父は余命半年から5年近く頑張ってくれ、生きる活力となった娘と息子には感謝してます)

しばらく、専業主婦で社会というものから離れていた私にリクルート時代の先輩が会社を立ち上げるとのことで声を掛けていただき、前職に入社しました。
前職ではまさに0→1のフェーズでキャリアにブランクがある私に、マーケティングから採用、営業マネージャー、営業企画などなど…。様々な経験をさせてもらいました。
約7年お世話になったものの、最後は中間管理職というものに疲れてしまって、退職。
その後は、フリーランスで採用や営業回りのお手伝いをはじめました。
お手伝いをしていた1社が、当社の近藤がいた某企業様でした。
そして近藤が退職するタイミングで、何名かと一緒に黒船のようにLiBに流れ着いたのです。

これまでも、仕事を選ぶ軸のようなものが、「半径50m以内の人を幸せにしたい」くらいしかなく、リファラルによる転職を繰り返していたので、ここまでは至極自然な流れでした。

ただ、しばらくはフリーランスで複数の会社でお役に立てればと思っていたので、社員になるつもりはあまりなかったのが正直なところです。
そんな私に、松本が初回の面接で目は一度も合ってない中、
「一つだけ約束してください。12月までに正社員になり当社にフルコミットしてください。」
と言われました。(多分本人、覚えてないかな。)
「目も合わないけど、強めに期限切ってくるじゃん。」
と当時は思いましたが、ふたつ返事で了解してしまったので、まあ、ここも私にとっては至極自然な流れでした。

以上が、私がLiBに入社した(流れ着いた?)経緯となります。
(ここまでは特に強いビジョン共感やサービス愛のようなものが強いわけではなく「ちょっと共感できる」くらいでした)

経営危機の渦中で営業部長に

冒頭の自己紹介が長くなりましたが、ここからが本題です。
LiBに入社後はまず、インサイドセールス組織の立ち上げを行い、その後は営業企画を取りまとめていしました。
そんな中で、組織改革があり当時のLiBzCAREER(現LIBZ)の営業部長にという打診がありました。

うまくいかない日々が続き疲弊していく組織を見ていたので、私の「半径50メートル幸せに!」精神が後押ししてお受けすることとなりました。

ただ、もう管理職にはなるまいと思ってた手前、事業部長に「*月までに〜まではやるから、そこをお尻とさせていただきたい!」と、拝任直後に必死で目線合わせをしたのを覚えています(笑)。

営業部長になったタイミングで私には明確に「ここまではできる!」という自信がありました。(※ただ、「ここまで」自体は、当時掲げられてた目標には達していないです)
なぜなら、自分から見えるエラーを修正さえすればいいと思っていたからです。
しかしふたを開けてみれば、猛烈なスピードで建付けを直していっても、「ここまでも」できない。
現状維持が精一杯でした。(不甲斐ない。)

いろんな理由はありますが、完全な私の見立ての甘さです。
売上の一部を再現性ある仕組みで作れるようになった!伸びた!と思ったら、属人力で数字を上げてきてくれているメンバーが離脱し、またゼロリセット。

永遠のシーソーゲーム。

プライベートでもよく集まる仲良しなチーム



そのリスクを読み込めなかった私は、上がり続ける目標との差分を埋められず、次々と放たれる打ち手や施策は自分もメンバーも疲弊させるだけでした。
(当時メンバーから「相談」というMTGが入る度に胃がキリキリしたのを覚えています。)
無理に差分を埋めようと無茶な施策を打ち出す、その結果メンバーからは積み上がっていかないと言われ、そりゃそうだよなと思いながらも止めることができませんでした。

いつしか、私から発せられる「顧客のために」「個人様のために」という言葉は無理なKPIや目標の重圧にかき消され、誰にも届かなくなってしまったと思います。

「お客様に良いサービスを提供したい」

当時のLiBにも、そんな当たり前の喜びを感じられる素敵な事例はたくさんあったのに、メンバーは数字という重圧の前に自己肯定感を失い、いつしかサービス自体を肯定できなくなってしまいました。

そんなネガティブの永遠ループな状態に終止符を打ってくれたのは、他でもない松本でした。
松本は突然、自分もいちプレイヤーとして営業をしてくれたのです。

商談を一生懸命取得し、提案に向かう松本。
商談終わりに長い長い言い訳の上、ディスカウントの決裁を私に取る松本。

メンバーの同行受注率が悪いと私に詰められる松本。

正味1ヶ月間、本気で現場と向き合ってくれたのを覚えています。
その結果、松本は私に、
「今のやり方では僕たちの声は顧客に届かない、届かないサービスでユーザーは幸せにできない、無理なゲームなんだね、ごめんね、無理なゲームをできると思い込んでさせ続けてしまって。」(みたいなことを言ってた気がする)
と突然、謝罪をしてきました。

私はその時、こんな経営者と働けて自分は幸せだな、洋介さんとやり遂げるまでは全力で頑張ろうと思いました。(と思った覚えがある)

この裏側には、松本のnoteで語られてた葛藤からの変化があるみたいなのですが、これは線となって実を結んだ表話の一つなんだと思います。
(それにしても変化からの行動早い笑)

ちなみに今でも、松本はここぞという目線合わせの時には、自分で現場や顧客の声に触れてうまくいく方法を一緒に考えてくれます。
(先日も候補者と1日10面談とかしてたなー。)
数字で語っても、過去の成功体験やXX社はどうだとか、実態がうまく伝わらず、机上の空論に陥ることが多々あります。
まあ、言葉を選ばず言うと「経営と現場のVS構造」みたいのは、どうしたって起こると思うのですが、、、
LIBZの事業はこの瞬間から、なんとなく一枚岩になれた気がします。
(ただ、私自身に役割を担える器と能力がなかったことが原因なので、反省し、今では逆の振り幅で爆弾娘のようになってる気がします。)

事業構造の変革を通じて経験したこと

そんなこんなでようやく一枚岩になれて、さあここからだぞっていうのも束の間、コロナ禍が訪れました。
その結果、

純粋に事業だけを見れば社会の流れが大きく変わった事が本当に大きかった。
結果、LiBがどれだけ頑張っても開けなかった「新しい働き方」という扉が、驚くほどのスピードで広がっていきました。
今までどれだけ頑張ってもご支援できなかった様々なマッチングやお仕事の提供などの事例も生まれ、「新しい働き方」は僕たちがユーザーに提供する価値の量も質も大きく変化させました。

松本のnoteより

このような外部環境の変化により、LIBZのサービスも企業様、ユーザー様の今のニーズに徹底的に寄り添い、伴走しマッチングしその成果によって事業成長を目指す形へと大きな変革を行いました。

その最中、私自身もスピード感持って変革を牽引し、一人でも多くのユーザー様と企業様の出逢いを創出するために、マネジメント業と並行してフロントのキャリアアドバイザーのお仕事をすることになりました。
ちなみに、当時37歳、未経験です。

結果からお伝えするとこの経験は私にとって宝となりました。
改めて、LIBZをご愛顧頂いている個人様の改めての素晴らしさと、またその方々が「転職」という機会で何に悩み・苦しみ、そして乗り越えることによって仕事を通じてどんな幸福を得られるのかを間接的にではなく、実体験として理解できたからです。

体験することによって、LIBZが為すべきこと・自分が為すべきことが私自身の中でより鮮明になりました。
実際に私が宝の様な気づきをいただいた、実例を紹介させてください。

経験したことの実例


お一人目 <30代で未就学のお子様2人を抱える働くママAさん>
・新卒から1社経験
・某電子部品の商社で営業事務兼内勤営業職

転職の理由
・出産後、時短勤務となりグレードと給与が下がる。
・担当顧客数と業務量は変わらず、同じ仕事を短い時間でやり遂げている。
・10年先の先輩も自分と全く同じ業務を行っており、今以上の成長やキャリアの展望が描けない。

お二人目 <自分らしく頑張れる職種と環境を見つけたい第二新卒女子Bさん>
・新卒入社した3年目
・某リサーチ系企業でリサーチャー職

転職の理由
・ハードワークで、肉体的にも心身的にも続けていけない。
・学生時代に学んだ人材開発領域でキャリアを構築したい。

二人に共通した悩み
・時間と場所の制約や希望に合う環境を探せない
・自分自身の強みが言語化できず、自己肯定感が持てない
・5年後10年後どうありたいかと聞かれても具体的に描けない

<時間と場所の制約や希望に合う環境を探せない>
Aさんは特に、保育園のお迎えに間に合う時間という絶対条件があります。
そこがクリアにならないと求人に応募するという意思決定すらできません。積極的に質問をすると、「求人を見てご自分で判断してください」や「働き方重視の方ね」とネガティブに捉えれてしまうことが多かったようです。

<自分自身の強みが言語化できず自己肯定感が持てない>
転職前と同職種であれば、なんとなく自分の強みがどう活かせてどう貢献できそうかはわかりやすいです。
しかし今回は、お二人ともキャリアチェンジを望んでいました。
いくつかの希望職種は浮かぶのですが、本当に自分が望んでいるものか、また自分の今まで培ってきた経験が活かせるのかがいまいち自信が持てないような状態でした。

<5年後、10年後どうありたいかと聞かれても具体的に描けない>
まあ、私も実際に聞かれたら自信がありません(笑)。
だって、10年後は48歳ですよね。もはや、大好きな麻雀を毎日やってたいくらいしか出てこないです。
お二人とも面接で聞かれても「特にない」というのが正直なところでした。ただそうなると、採用選考の場では、「軸がない」と判断されてしまいます。

実際問題、どれぐらいの方が自分一人だけで、
①働く制約や希望がネガティブ化せず自分で現存する情報からパフォーマンスを発揮できる環境を探す
②自分のスキルや経験を正しく言語化し、活躍できる&望む職種を見つける
③5年後、10年後のビジョンを持ち、そこから逆算した選択をする
ことができるのででょうか?(実際、たまにいらっしゃる…くらいの印象です)

しかし、ここをクリアし転職先と合致しないと、個人のベストパフォーマンスに繋がらず、企業にとっても良い採用には至らないのではしょうか。

サポートしたこと
①働く制約や希望がネガティブ化せず自分で現存する情報から、パフォーマンスを発揮できる環境を探す
→世の中にあるいくつかの制度を紹介し、どのパターンであれば制約や希望を叶えて働けるのかの情報を提供し、Fitする求人を提案する。

②自分の経験を正しく言語化し、活躍できる&望む職種を見つける
→やってきたことを一緒に棚卸し、その方の強みをいくつかの要素に分解。分解した要素で活躍ができる職種のパターンを提示し、その職種を一つ一つ具体的に説明する。

③5年後、10年後のビジョンを持ち逆算した選択がする
→今の自分の選択が5年後、10年後にはどんな選択につながる可能性があるのかを提示する。

サポートした結果
Aさんは、
日々80件の受発注処理と顧客対応を、時間が短いながらも効率化し成果を上げていた経験を活かして、某IT系企業のインサイドセールスに転職。
先日、会社史上レコードの成果を上げられたと人事の方から伺い、Aさんからも嬉しい報告を頂きました。

未経験ということもあり、当初はかなり不安でしたが、
社内の研修制度もとても充実しており、
おかげさまで、予想していたより早く現場デビューすることができました。
全ては、花井様がただ転職先を紹介するだけでなくきちんと適性を見極め、
様々な視点からアドバイスをくださったおかげだと思っております。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだ始まったばかりですので、今後も貢献していけるよう
気を引き締めて頑張ります!

Aさんから頂いたメールより

Bさんは、
カスタマーサクセス職と研修コーディネータ職で悩まれていましたが、改めて自身の強みと適性、そしてそれぞれの職種の解像度を上げ、さらに「今この選択をすることで5年後どんな選択が生まれるのか?」を一緒に考え、短中長期の目線で、最後は迷いのない選択をされました。

ご無沙汰しております!
ちょうど私からも近況のご連絡をしたいと思っていたところでした。

入社して2か月経ち、日々至らなさも感じつつも、この会社でならやりたいことができそうだと信じて働けることを嬉しく思っております。
何度もお伝えしてしまいますが、花井様とのご縁がなかったら全く違う人生だったと思うと感謝してもしきれません。

Bさんから頂いたメールより

私がサポートした方々に喜んでいただき、キャリアアドバイザーってなんてやりがいがあり介在価値が高い仕事なんだろう、と思いました。

ただ同時に、未経験の私がお力添えできたのは、たまたまサポートした方にとって相性が良いサポーターだったから生み出せた提供価値だと感じました。
具体的には、
・私が働き方に対して原体験があり理解と解像度が高かった
・原体験として全て私の経験職種だったので、業務理解と中長期的なキャリアプランに対する解像度が異常に高かった
・マネジメント経験があり壁打ち整理が得意だった
に尽きるかなと思います。

現にお二人とも私が初めてのキャリア面談ではありませんでしたが、相性が合わず離脱されていらっしゃいました。
これはキャリアドバイザーの力量の差分ではなく、自分に合ったサポートが見つかるか否かの差分だと思います。

その気づきから、
「自分自身のアップデートが進む」

「選択肢がわかる」

「正しい選択ができる」
を、LIBZを利用される全ての皆様に同じ品質のサポートを提供し、転職という人生における大事なターニングポイントで、「自分にとってベストな選択だと自信が持てる」サービスを届けたい、と思いました。

つまり、LiBが掲げる「1人の可能性を どこまでも活かせる
仕事のカタチをつくっていく。」
ミッションを実現するために作りたい仕組みが、私自身が成し遂げたいと思えることと、本質的にシンクロできたのです。

ミッション実現のために作るべき仕組み

最後に

まとめ的なお話ですが、
冒頭のタイトルにある半径範囲が広がり、38歳ながら少し成長できたのはLiBで起こった出来事を通じて、
・松本の自ら解像度を取りに行く姿勢
・実際自分もやってみた
を体験できたからかなと思います。

意思決定者や作り手と、実際に日々の事業を運営する人々との目線が合わず、その差分が大きくなることがあれば、荒治療で「みんなでやってみる」がオススメです(笑)。
やはり、時には経験や数字、世の中的な当たり前だけではなく、触れることで得られるリアルから、向き合うべき本質的な負、そして新たな発想が生まれてくるなと学びました。

LiBでは、こんな風に全員スタメンで、
「仕事を時間と場所の制約から解放するワークシフト支援」
「個人と企業をそれぞれ客観視し行動や認識をアップデートしマッチングする仕組み」
作りを進め、

「1人の可能性を どこまでも活かせる仕事のカタチをつくっていく。」
というミッションを実現しようとしています。

まだまだ道の半ばです。
現在、事例やアイデアを形にしてトライアンドエラーを繰り返し、日々日々積み上げることにより実現しようとしています。

ぜひ、少し興味ある!話が聞きたい!と思ってくださる方がいらっしゃればお気軽にDMください。

最後に、長文をここまでお読みいただきありがとうございました。



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