水は海に向かって流れる

今日は「水は海に向かって流れる」をアマプラで
観ました。最近、アマプラでも字幕のある作品が多くなって嬉しいですね。
この作品は、漫画原作というのは以前から知っていて、ずっと気になっていたのでアマプラに早く来てくれて、これもまた嬉しかったです。

感想は面白かったです。広瀬すずは安定してて
直達役の子は初めて見ましたが、ぎこちなさはありながらも、でも高校生ってこんな感じだよねというのを感じれました。出てくるキャラクターも皆よかったです。

そしてやっぱり私は、母からの呪縛や、世間や周りからずっと受けてきた抑圧のようなものから放たれる話が本当に好きで、感情移入してしまいがちです。

私が今、苦しんでいる気持ちに似た感情を物語の人物も持って生きていて、でも人と関わる中で呪いが解けてゆく、または自分で光を見つけて歩いてゆく。
生きづらい思いをしている人は沢山いるんだと
思えて安心できるから、好きなんです。

榊さんも母親が好きだったのに気持ちがずれて
決定的に嫌いになって、母親に対し怒ってる気持ちが消えなくて、モヤモヤして悩んで恋愛をしないと決めてしまうけど、直達くんにより母親からの呪いのようなずっと纏っていた負の感情を解かれてゆく。
直達くんは父親に対し怒りたいのに怒れない
いつもどこか冷たい自分に苛立っているけど、榊さんからの怒って良い、冷静なんだよという言葉で救われる。

私もいつかこうして慰め合って自分の嫌なとこも相手の駄目なところも認め合えるような
誰かに出会えたらいいなと思っていましたが、
最近になって「誰か」なんてフィクションでしか存在しないということに気付いてしまって
きっと誰かが私を見つけてくれると信じていたけどそんなのは夢の話でした。

だけど、だからこそ、自分を1番見ているのも自分を救えるのも自分だけで、1番大切にするべきなのは自分だということにも気付いて、誰かに期待をしても傷付くだけなので期待をせず生きようと思っています。


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