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マスターデュエル新制限の相剣について

みなさん初めまして
シンドと言います

マスターデュエルの新制限が発表され、烙印開幕準制限、謎の地図準制限と環境で暴れるデッキが規制されるなか、相剣から劉淵も規制されてしまいました

youtbeやtwitterでは巷では「相剣は暴れてなかったから規制する必要が無い」とか
「先バロネスで誘発ケアが出来なくなった」とか
「ニビルケアが難しくなった」とか言われています

実際の所この規制は相剣にどういう影響があるのか、つらつら書いていきたいと思います
※一応ランクマは相剣でダイヤ1を達成しましたが、特にCSなどの実績はありません
あくまで一個人の考えとして読んでもらえると幸いです

一応13連勝する程度には相剣を使い込んだ

先バロネスが出来ないから痛い…ではない


実は誘発受けの悪い先バロネス

先バロネスとは先に劉淵でバロネスを召喚してから、莫邪泰阿を召喚する展開です
はっきり言って、先バロネスは現マスターデュエル環境では誘発ケアとして弱い展開です
というのも、先バロネス展開はニビル対して強いものの、他のメジャーな誘発に対して弱いんです
例えば手札に劉淵、幻竜2枚、莫邪があり、先に劉淵の効果を使ってバロネスを出したとしましょう
相手に誘発が無ければ赤霄バロネス+暗転か後続を構えて終わりです
問題は相手が誘発を打ってきたときです

Gを打たれた場合

相手に3ドローを許してバロネス1妨害を立てるか1ドローのゼロ妨害で抑えるか選べます
相手の手札は6か8枚。こっちは3枚で誘発は多くて1枚。勝てねえ

莫邪から入っていれば、トークンSSと赤霄の2ドローで、こちらは1ドローしつつ赤霄暗転の2妨害を構えることが出来ました

泡ヴェーラーを打たれた場合

当然バロネスで無効にするしかありません。最終盤面はバロネス(使用済み)+赤霄+後続か暗転
妨害がなんでも無効→(バロネスで蘇生させるカードを割るとして)こちらの劉淵か莫邪を犠牲に相手のカードを2枚破壊に変わりました
しかし、現環境での暗転はあまり有効な妨害ではありません
デスピア対面なら打てるタイミングが無いか、打ってもミラジェイドが出てきます
ふわんに対しても地図初動を止められません
そもそも対面がわからないMDでは何でも無効が妨害として丸く、立てる価値が高い妨害です

先バロネスが弱いわけではない

一方先バロネスが強い場合もあります。
例えばニビルはバロネス以外でケアできませんし、うさぎやガンマも重く受けます
でもこいつらが飛んでくる確率って高くありません
何故なら烙印ふわん環境だから
ふわんも烙印も烙印もふわんも五回以内に基本展開が終わります
うさぎは地図初動のふわんにしか利きません。(一応ミラジェイドを破壊してガーキマ成立を防げたりはする)
そのためランクマでは泡ヴェーラーやドロバが流行し、ケアする価値があるのは明らかに泡ヴェーラーの方です

ちなみにガンマの重さは残りの手札で変わったりします。エクレシアやうららを持ってるなら莫邪先出しの方がマシ。そうでないなら劉淵先出しがマシ

じゃあ劉淵規制でダメージは無いのか?

規制によるダメージ

いいえ。規制によって相剣は確かに誘発に弱くなりました
しかし、規制のダメージはもっぱら劉淵による泡ヴェーラーケアが難しくなるという点に尽きます
手札に劉淵が(それと劉淵のコスト)あれば泡ヴェーラーをケアしつつバロネス赤霄を並べられます
それなりに知名度がある展開ですが一応書いておくと

莫邪効果→泡で無効→劉淵効果でトークン生成しつつSS→トークン莫邪で赤霄S召喚→暗転を除外してトークン生成→トークン劉淵でバロネス
この展開ではニビルケアこそできませんが、なんでも無効を構えられます

ゴードンのリスク増加

相剣はかねてから強欲で貪欲な壺(ゴードン)を採用するデッキでした
3積みしているカードなら10枚除外で3枚全部飛ぶ確率はたった1.2%で、2ドローするメリットが大きかったのです
しかし2枚しか積んでいない場合、5.7%に跳ね上がります。五倍だぞ五倍

もちろん確率は十分低いためゴードンの採用は続くでしょうが
これからはゴードンを後打ちし、ケアする動きをする方が丸いでしょう

劉淵ロスをどう乗り越えるか

ここからは泡ヴェーラーをケアできるカードを紹介していきます
挙げているカードは比較的実用的なものに絞りました

天幻の龍輪&天威龍-シュターナ

速攻魔法 このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):自分フィールドの幻竜族モンスター1体をリリースして発動できる。 デッキから幻竜族モンスター1体を手札に加える。 効果モンスター以外のモンスターをリリースしてこのカードを発動した場合、 手札に加えず効果を無効にして特殊召喚する事もできる。 (2):自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、 自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから「天威」カード1枚を手札に加える。

効果モンスター
星4/水属性/幻竜族/攻 400/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、手札・墓地のこのカードを除外し、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
その後、相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。

泡ヴェーラーにチェーンして莫邪をリリースすることで不発させ、場にトークンを出せます。天威龍-シュターナを採用しておくと、シュターナをサーチ、SSしてレベル合計が8になるので赤霄をシンクロ召喚出来ます

天威をサーチ出来るためアシュナをサーチして展開を伸ばしても良し、シュターナが(2)の効果で後手の手数になります
しかし、莫邪の1ドローを失う点や天威を引けなかった時、事故らなかったときの役割が無いのがマイナス

簡易融合&沼地のドロゴン、ミレニアムアイズサクリファイス、魔鍵召獣アンシャラボラス

通常魔法(制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):1000LPを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。

EXデッキからほぼノーコストで出せる壊れカード。エンドフェイズに破壊されるため、地味にエクレシアを墓地から回収できるシナジーも有り

融合・効果モンスター
星4/水属性/幻竜族/攻1900/守1600
同じ属性で種族が異なるモンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はこのカード及びこのカードと同じ属性を持つフィールドのモンスターを効果の対象にできない。
(2):1ターンに1度、属性を1つ宣言して発動できる。このカードはターン終了時まで宣言した属性になる。この効果は相手ターンでも発動できる。

沼地のドロゴンを出すと、相剣下級を対象に取れなくなります
幻竜族であるため泰阿の墓地コストにできたり、後手で対象を取る系の効果をある程度ケア出来ます
でも赤霄に泡食らって終わりでは?

融合・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+効果モンスター
(1):1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。
(3):このカードの効果で装備したモンスターと元々のカード名が同じモンスターは攻撃できず、その効果は無効化される。

ミレニアムアイズサクリファイスは相手の手札誘発モンスターで、発動時に墓地に送られるものを無効化できます。つまりヴェーラーのみケア
後手では非常に強く、単純に相手のモンスター1体を無効にし、赫の烙印を止められます

融合・チューナー・効果モンスター
星4/闇属性/獣族/攻2200/守2000
「魔鍵」モンスター+トークン以外の通常モンスター
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地から「魔鍵-マフテア」1枚を選んで手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の通常モンスターまたは「魔鍵」モンスターのいずれかと同じ属性を持つ、相手の攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示にし、その守備力を1000ダウンする。
(3):このカードが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。

魔鍵召獣アンシャラボラスは簡単に出せるレベル4チューナー。それだけ

古聖戴サウラヴィス

儀式・効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2600/守2800
「精霊の祝福」により降臨。
(1):自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
(2):相手がモンスターを特殊召喚する際に、フィールドのこのカードを持ち主の手札に戻して発動できる。その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを除外する。

対象を取る効果をすべて無効にできます。泡ヴェーラーをケアできるほか、ふわん対面のライザー、ミラーの赤霄を止めるなど、かなり汎用性が高いです。ただしデスピアには無力

緊急テレポート

速攻魔法(準制限カード)
(1):手札・デッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズに除外される。

緊急テレポートで幽鬼うさぎを呼び、ガイザーをS召喚します。単体では赤霄につながりませんが、後攻では相手のカードを割った上で泰阿をリクルートできます
後攻で非常に強力なうえ、先行で引いても伏せて相手ターンにうさぎをリクルート、妨害や壁として使う運用ができるため、上にあげたカード達と違って腐る状況がほぼありません。うさぎが環境的に強ければ採用しても良いでしょう
ちなみにふわんが流行る環境だとゴミ

禁じられた聖槍

速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、
このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

泡のみケア出来ます
後手では一滴もある程度ケアできるほか
烙印デスピア対面では、相手の場にモンスターが1体しかいない時、そのモンスターを対象にすることでガーキマを出せなくすることができます

レッドリブート

カウンター罠(制限カード)
このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。
(1):相手が罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。
その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。

泡のみ無効にできます
相手に泡+1枚を与えてしまうので、1枚をバロネスで割ったとしてもカードが残ってしまい、ジリ貧になります
後手では夢の町やエルド対面で強力ですが、コズサイで十分でしょう
エルド死滅したし

現環境での相剣の立ち位置

相剣はかなり美味しい位置に居ます
ニビルは死滅し、増gも減りました。当然トーコレなんて採用する奴は居ません
代わりに流行ったのがふわん対策のドロバや烙印対策の泡ヴェーラー
ところが相剣にドロバは効かず、泡ヴェーラーも4割程度で貫通出来ます

赤霄、バロネス、ドラガイトはどれもふわん烙印双方の対面に有効で、特にふわん対面にはファイナルシグマという特殊勝利カードがあります
たまにアクセス出されて負けるけど

こういった環境故、劉淵の規制は重いものの、Tier上位の地位は揺るがないでしょう

今回の規制について

個人的には良改定だったと思います。相剣は規制される程度にはパワーも使用率もあるデッキで、劉淵が規制されたことで多少誘発貫通力が落ちるでしょう

烙印融合は売り時も終わったから規制なのかな

地図については、ふわん使いの為に規制はもう少し先にして、フルパワーふわんを使わせて欲しかったなぁと思います







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