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山河令登頂後に語る私の好きな場面5

前回は第10話とついに始動した老温の復讐の物語について語りました。
この頃から老温は、阿絮の前でも怒ったり、不安そうな顔をしたりと、様々な感情を見せるようになります。
老温の心の動きを感じながら、この先もまだまだ語っていきたいと思います。

ネタバレを含みますので、お嫌な方はここで読むのを止めてくださいね。

第11話生死を共に

第11話で私が特に好きなポイントは
阿絮のアクション
怒る老温
蠍王
老温の不安
の4つです。

阿絮のアクション

毒蠍が成嶺を拉致したことに気がついた阿絮は、救出に向かいます。
その時、阿絮が白衣剣を振り回し、毒蠍の2人のセクシー美女と戦う姿が、めちゃくちゃ格好いいのです。合間に静止して決めポーズ。剣を持っていない方の手が、印を結んでいるのが、完全に私の好みです。
この場面、全36話たくさんのアクションの中で、私は一番格好いい場面だと思っています。

格好よく戦っていた阿絮ですが、やはり内傷が痛み始めます。
で、吐血(中国ドラマのお約束)し、絶体絶命というタイミングで老温が現れます。

怒る老温

瀕死の阿絮を見て、ハッとした後に
「お前を傷つけた、切り刻んでやる!」と怒る老温がまた、格好いい。
阿絮への想いをストレートに表すところが、いいですね。

老温はこの後、薬人に取り囲まれた場面でも「お前と共に死ぬのも悪くないな」
と、素敵な台詞を吐きますが、阿絮の方は
「やなこった」
とツンデレです。

蠍王

そして…蠍王の登場。
今回もまた妖しい魅力たっぷりに琵琶をかき鳴らしながらの登場です。たまらん。
2人の会話を聞いていたのか、阿絮に「周首領」と呼びかけ
「そこにいる生死を共にする友人」について尋ねます。

私は、ここからの蠍王の台詞は、阿絮と老温を試したのではないか、と思います。
阿絮には
「老温の正体を知っているのか?」
老温には
「阿絮の前で自分の正体を明かすことができるのか?」
と。

蠍王は、阿絮たちが逃げた後に部下から問われ、2人は「天窗の首領と鬼谷の谷主だ」と答えています。

蠍王はこの時点で、2人の正体を知っているのです。

それなのに
「そこにいる生死を共にする友人を紹介してくれないか?」
「賭けをするか?負けた方が勝者に明かす。自分は一体何者なのか」
と煽る。

阿絮と老温がどんな関係なのか、探ったようにも思えます。
暗殺組織毒蠍の首領として、重要人物の動向を抑えておきたかったのか。
2人のただならぬ様子を見て、何かを感じとったのか。

柔らか囁きボイスの蠍王の真意は、ここではまだわかりません。

老温の不安

蠍王の元から無事に逃げ出した3人は、川辺で話し合います。
成嶺は、瑠璃甲の秘密を打ち明け、阿絮は自分の正体を明かし、ついに成嶺を弟子にします。

これで3人の絆はより深まる…のですが、なぜか老温はうかない顔で、阿絮が話している姿を不安そうに見上げます。

私は、この時の老温は、2人が秘密を打ち明けたのに、自分は正体を明かせない、と複雑な気持ちを抱えているのではないか、と感じました。

阿絮を追いかけ回していた時とは違い、この頃から、老温は不安そうな顔を見せることが多くなっていきます。

不安そうな顔で阿絮を見上げる老温は、温善人などと言ってスカしている時よりもずっと子どもっぽく可愛い顔をしていて、私のすごく好きな場面です。

まだまだ語ります

いかがでしたか?
ストーリーの解釈は、私の個人的な見解です。私とは違う読み方をした人とお話しできたら、嬉しいです。

次回は第12話からまた語っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。






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