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山河令登頂後に語る私の好きな場面4

中国古装ドラマにハマって、そろそろ1年が経ちます。が、現実の生活では未だに中国古装ドラマの魅力を語り合う相手もおらず寂しいです。

なので、今回もまた、私の個人的な感想をダラダラと一方的に語っていきたいとおもいます。

ネタバレを含みますので、お嫌な方はここで読むのを止めてくださいね。

老温の物語

前回語った第9話では、老温の復讐劇が始まります。

老温は幼い頃に、瑠璃甲をめぐる争いによって父と母を鬼谷の鬼たちに殺され、自らは鬼谷で食うか食われるか、の過酷な環境で育ちました。

その原因を作った五湖盟、善人が不条理に命を奪われ、悪人がのうのうと生き延びる世の中を激しく憎み、いつか復讐してやろうと準備を整え、計画を進めようとしたところで…阿絮と出会います。

私は、老温の物語は、世を憎み復讐だけを心の糧としてきた老温が、阿絮との出会いで成長していく物語だと思いました。

物語が進むにつれて、戸惑い、悩み、涙を流し、時には子どものように無垢な顔、多彩な表情を見せる老温がたまらなく愛しく感じました。

第10話 狂気の果てまで

第9話で仲が拗れてしまった阿絮と老温は、別々にやけ酒です。
金にモノをいわせて綺麗な女の人を何人も酔い潰し、自分だけ涼しい顔でマイペースで酒を飲む老温と…ひとり寂しくグデングデンの阿絮😅
性格の違いを見せつけてくれますね。

私は、この時の老温と綺麗な女の人(酔い潰れ後)との会話がとても好きです。

老温「あるものを願って手に入れたが、失くしてしまった。見つからないと思ったが、何年も後になって、再び現れた。」

女の人「よかったですね。手元に戻りました。」

老温「だが時が移ろい、それをもはや得られない…」

これは阿絮のことでしょうか?
「時が移ろい、それを…」というのは、お互いに大人になってしまい、以前のような仲の良い師兄弟には戻れない、という意味だと、私は思いました。

この時の老温はとても悲しそうで、きっと、気がついてしまったのでしょう。

遠い昔、幸せな時間を共に過ごした師兄を見つけ、お互いを知己と認める関係になったものの…
離れていた時間、過ぎて去った時間は戻らない。既に鬼となった自分はもう、人と交わることはできない。

だから老温は、復讐の計画をとことんまで突き進む覚悟を決めたのでしょう。そして、次の阿湘との会話に繋がったのだと思います。

鬼谷版パワハラ会議

第10話の最後は、鬼谷版パワハラ会議でした。
この場面の老温は、深緑に赤のパイピングの衣装が、綺麗な顔によくお似合いで、とてもとても色っぽくて…私のお気に入りの場面です。

突如、激昂したかと思えば笑いだしたりと、綺麗なお顔でされると、凄みがありますね。
三千の悪鬼を従える谷主のお姿もまた、妖しさと凄惨さが加わり、とんでもない美しさでした。

まだまだ語りたい

いかがでしたか?
私にとって第10話は、老温の様々な顔が見え始め、その魅力に引き込まれる回でした。

そして、蠍王の物語、阿湘の物語など、ここからいくつもの物語がそれぞれの展開を見せ、山河令はますます面白くなっていきます。

まだまだ語っていきますので、どうかよろしくお願いいたします。
いつか山河令がお好きな方と語り合えたら嬉しいです。









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