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山河令登頂後に語る私の好きな場面2

前回の「山河令登頂後に語る私の好きな場面1」では第5話まで語りました。
今回は、その続きをまたダラダラと語っていきたいと思います。

ネタバレを含みますので、お嫌な方はここで読むのを止めてくださいね。

第6話 蠍王

ここで暗殺組織「毒蠍」の首領、蠍王が登場します。しかも、黒い琵琶を抱くようにして激しくかき鳴らしていらっしゃる。
第6話のこの場面ですっかり蠍王にハマった人は多いことでしょう。
無常鬼との会話中、琵琶をぎゅっと抱きしめている姿は、何かに縋りつきたい蠍王の心の不安定さをあらわしているのではないでしょうか?
暗殺組織の首領なのに、メンヘラ…最高です。たまらん。

この場面での無常鬼もいいですね。
「妬ましさでいっぱいです。」と話す時のニタリとした笑い顔が、最高に悪鬼でした。

蠍王と趙敬の物語

白い肌に黒いお衣装が、なんとも言えず色っぽい。蠍王は暗殺組織の首領という地位にありながら大変に美しく、そしてどこか寂しげで儚げ…、私の心を完全に魅了する人物でした。

蠍王が寂しげに見えるのは、趙敬のせいでしょう。
蠍王は、五湖盟の名門太湖派の掌門、趙敬の義理の息子となり、彼のために邪魔な人間の暗殺など危険な仕事を引き受けています。

蠍王は、趙敬から愛されたい認められたい、と強く願っています。
趙敬に「義父」と優しく呼びかけながら、全身で愛を懇願する蠍王の姿は、哀しく切なくて、本当に美しいのです。

しかし、趙敬の方は蠍王を単なる捨駒としか見ていません。趙敬は、他人を利用することしか考えられず、愛することができない人です。

哀しさのあまり蠍王は、趙敬に薬を飲ませます。それによって趙敬は、身体が麻痺し、立ち上がることも口をきくこともできなくなるのです。
そんな趙敬を優しく抱きしめ、「私がずっとお世話しますから…」と囁く蠍王。やっと自分の思い通りなったと安心し満ち足りた微笑みを浮かべる蠍王は、物語の最初から最後までずっと、美しくて哀しい人物でした。

これまでにも数々の物語で使用されてきた展開なのですが、蠍王の物語は、多くの邪魔者を抹殺しながらも、蠍王と趙敬の間には優しく穏やかな時間が流れ、なんともいえず、美しいのです。

阿絮と老温との愛の物語と同時に進められる蠍王と趙敬の物語もまた、山河令の見どころだと、私は思います。

山河令をもっと語りたい!

蠍王は、山河令ファンのなかでもかなり人気の高いキャラクターです。
あのお美しい見た目と憂いを含んだ瞳、優しいささやき声に完全にやられた、とネットで話題になるのも当然の結果でしょう。
私もついつい蠍王について1記事分語ってしまいました。

山河令の魅力はまだまだまだまだたくさんあります。私もまだまだ全然語りたりません。これからも時間をみつけて、私のこの熱い想いを語っていきますので、よかったら読んでやってください。Twitterにコメントをいただけると喜びます。



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